CD 輸入盤

交響曲第1番 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACC30274CD
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

アバドが愛奏するブル1!
ルツェルン祝祭管とのライヴ
注目はウィーン稿!


2012年ルツェルン音楽祭での、アバドによるブルックナー交響曲第1番の演奏。ブルックナーの交響曲は版の問題が複雑ですが、この第1番は大きく分けてリンツ稿とウィーン稿があります。ウィーン稿は作曲から25年後(第8番第2稿より後)に作曲者自身によって改訂されており、ウィーン稿の響きは初期の作品というより、後期ロマン派を感じさせるものとなっています。
 アバドのブルックナーは第1、4、5、7、9番と録音されていますが、ブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ないこの第1番を好んで取り上げています。これまでの録音ではリンツ稿を主に使用していますが、今回はウィーン稿。ウィーン稿でのブルックナーの第1番といえば、ヴァント&ケルン放響とシャイー&ベルリン放響などがありますが、今回のアバド&ルツェルン祝祭管の演奏は初期作品の活気ある雰囲気を残しつつも、後期の洗練されたオーケストレーションを堪能出来るウィーン稿の良さをより味わえる演奏となっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB101(ウィーン稿1891)

 ルツェルン祝祭管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:2012年8月
 録音場所:ルツェルン音楽祭
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. Allegro
  • 02. Adagio
  • 03. Scherzo: Schnell
  • 04. Finale: Bewegt, Feurig

総合評価

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第1番は最近よく聞くのですが、「ウィーン...

投稿日:2017/07/09 (日)

第1番は最近よく聞くのですが、「ウィーン稿」は初めて聴きました。改定時の熟練度にも思いを馳せ、異次元の名曲とその名演奏に感動しました。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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40年近くブルックナーを聴いてきて、第1番...

投稿日:2015/12/13 (日)

40年近くブルックナーを聴いてきて、第1番だけは良く分からなかったです。ヨッフムも、ハイティンクも、ヴァントも、朝比奈も、ほとんど聴いてきましたが、耳と頭に残りませんでした。一年くらい前にこの演奏を聴いて、「今まで何を聴いてきたんだろう」と衝撃でした。ブルックナーは、この曲だけでも三つのバージョンがありますが、「そんな暇があったら、第9番を完成していたらよかったのに」という思いも、この演奏の前では「やっぱりブルックナーは、この曲が好きだったんだ」という思いに変わります。アバドがブルックナー指揮者かどうか、そんなことはどうでも良いです。自然なテンポとリズム、楽譜が透き通るような明晰さでも分解的にならならない、でも音楽の野性味と推進力を失っていない奇跡的なバランスとパトスに身も心も奪われました。歴代のブルックナー指揮者のことをみんな私は大好きですが、第1番に関してはこれが最高、これ以上の演奏を想像もできないです。どの楽章も素晴らしいですが、特に4楽章、こんなにも課題対決型(ベートーヴェン的な)音楽で、でもやっぱりブルックナー的な音楽も無いでしょう。アバドは、無駄な力をすべて省いた、でも推進力のある演奏、本当に晩年にルツェルンで良い録音を残してくれました。合掌。

tedmatthew さん | 東京都 | 不明

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DGイタリア盤の「アバド・シンフォニーエ...

投稿日:2013/06/24 (月)

DGイタリア盤の「アバド・シンフォニーエディション」で収録されているのと同一演奏のようなので、それを前提に。 アバドは、ブルックナーの交響曲の中でも特にこの第1番を好んでおり、過去にも録音を数回行っていたが、それらが「リンツ稿」であったのに対し、今回のルツェルン盤は「ウィーン稿」を採用している。 ブルックナー晩年の「第2次改訂期」のさなか、第8番(第2稿)より後に改訂をしたこともあり、充実した響きが楽しめるのだが、「第1番は、若書きのイメージでなければ…」という理由でリンツ稿ばかり演奏されてきたことを不満に感じていた筆者にとって、今回のアバド/ルツェルン盤の登場は、何よりもありがたい。 アバドは、現在の手兵であるルツェルン祝祭管の性能を完全に活かしきっており、ハイパワーのエンジンを積み思い切りふかしながら、ふとした美しさに感銘する余裕を感じさせる演奏(変なたとえだが、それこそが「ウィーン稿」のポイントである…)で、「ウィーン稿」の素晴らしさを見事に音化させている。 近年のアバドは、生来の「旋律美」に加え、こうした構築の巧みさが感じられる真の巨匠になった、と感じることが多く、ここでも、彼の今のベストフォームの演奏が楽しめる。 過去に「ウィーン稿」の演奏は、 1. ヴァント/ケルン放送響 2. ロジェストヴェンスキー/ソ連文化省響 3. シャイー/ベルリン放送響 の3種が知られている。 「ウィーン稿」の最大のポイントとなるのが、第3楽章のトリオからスケルツォ主部への回帰だが、欄外の注意書きを参照してスケルツォ冒頭に戻ったヴァント(この点でヴァント盤は貴重!)と異なり、ロジェストヴェンスキーやシャイーと同様「ブリッジ」を経由して主部の主題に回帰する方を選択している。 その部分に関しても、「リンツ稿」との差異を十分に理解した処理がされており、この点だけでも「ブル1指揮者」としての、アバドの価値を十分に感じさせるものである。 筆者はアバドはあまり評価してこなかったが、この演奏に関しては、無条件に素晴らしく、万人にお薦めすべきものと評価したい。

フリッチャイマニア さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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