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【中古:盤質B】 交響曲第3番『ワーグナー』 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル(1960)

ブルックナー (1824-1896)

中古情報

新品ジャケット
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:
B
特記事項
:
帯なし,スリキズあり
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基本情報

ジャンル
カタログNo
ALT071
レーベル
International
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

有名なDECCAのスタジオ盤の6年後におこなわれた演奏。一連のクナッパーツブッシュのブルックナー録音と同じく、ここでも改訂版が用いられていますが、この作品の場合、小節数が最も一般的なノヴァーク第3稿と同じこともあり、さほどの違和感はありません。第8番と同様に原典版との差が比較的少ないため、安心してクナの音楽に浸ることが可能です。
 拍手嫌いのクナらしく、ここでも聴衆の拍手が鳴り止まないうちに演奏が開始されます。冒頭からリズムの良い実にクナらしい進行で、ウィーン・フィルの弾力ある弦と味のあるウィンナ・ホルンの絡みが絶妙。音質が生々しいため、荒々しく巨大な第1主題部と、気持ちのこもった美しい第2主題部のコントラストも強烈で、クナッパーツブッシュの第3が特別な存在であることをすでに十分過ぎるくらいに印象付けてくれます。
 第2楽章と第3楽章は、スタジオ盤に較べて少々テンポの速くなっている部分で、演奏に独特の勢いの良さがありますが、第2楽章第2主題部などの美しい旋律は徹底的に歌いこまれているため、ここでもやはり強いコントラストが感じられます。スケルツォ主部での豪快かつパワフルな演奏も見事。トリオも実に愉快です。
 第4楽章は、スタジオ盤に較べて、より柔軟なアゴーギクが印象的。しかもウィーン・フィルの豊麗なサウンドが非常に効果的に作用しており、第4楽章第2主題でのとろけるような美しさや、コーダの圧倒的なスケールなどこのコンビでなければ不可能な深い味わいがたまりません。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
 T.20:24 U.13:36 V.07:12 W.14:12 計:55:24
 ウィーン・フィルハーモニー
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音時期:1960年2月14日
 録音場所:ムジークフェライン大ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 音源提供:ORF(オーストリア放送協会)

CDは国内プレスとなります。

収録曲   

ブルックナー / 交響曲第3番 ニ短調

  • 01. Mehr Langsam. Misterioso
  • 02. Adagio, Bewegt, Quasi Andante
  • 03. Ziemlich Schnell
  • 04. Allegro

総合評価

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お決まりの儀式から開始される、所謂拍手が...

投稿日:2016/06/01 (水)

お決まりの儀式から開始される、所謂拍手が鳴り止まぬうちから曲が開始される、奏者も観客も分かりきっているからこその自然さが聴いていて気持ち良い。 1960年の放送用ライブ収録だが音質は十二分にとまではいかぬが鑑賞には特別に差し障りのないレベル。

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クナの3番はスタジオ盤54年も入れて54...

投稿日:2009/08/06 (木)

クナの3番はスタジオ盤54年も入れて54年、60年、62年、64年とライブを5枚持ってますけど、これはそのうちでは個人的には1番かな、と思いますわ。クナのは練習不足で合奏のずれているのが多いけど、そのずれてるのが一番好きな小生にとっては(ほとんどのクナファンもそうとちゃいますか?)変にきれいにそろっているスタジオ盤は論外で、特にフィナーレの最後の方で4発のティンパニが他楽器とずれているのを聴くと思わず微笑みたくなる。誰か書いてましたね、「ああ、おっさん、またやっとるわ」と。その通りですわ。その意味でも、ずれの多いこの盤は1〜2番手やないかな、と。もちろん★5つ進呈しますわ。でもこれが20世紀前半の改訂版全盛期のブル3の名残りだっせ。現代のあまりにきれいすぎる録音に比べると、よほど生きた音楽に接する気がしますわ。こんな、「へんなおっさん」絶対もう出えへんもんな。でも大好きやわぁ(ええ年して、あほかいな)。

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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まだこのような録音が残っていたのかと驚く...

投稿日:2007/03/25 (日)

まだこのような録音が残っていたのかと驚く。60年を境に大きく体力が衰えていったクナーではあるが、この頃が最高の仕上がりであったのではないかと思う。但し、もうリングは振れない状態だったらしい。実に立派な玄人好みの味わい深い高度の演奏で、他の指揮者と比べると全く格が違う。VPOの力も大きい。第3番は、ブルックナーの曲の中では、後年ほどの成熟は望めず、若い人達には物足りないが、クナーとVPOの重厚な歴史的解釈はそれを大きくカバーしている。実に素晴らしい企画だと思う。

黒熊怪 さん | 神戸 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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