CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 交響曲第3番、第4番、第7番、第8番 アーノンクール&コンセルトヘボウ管、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル(4CD)

ブルックナー (1824-1896)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
AB
特記事項
:
なし
コメント
:
4CD-BOX/BOXすれ小/BOOKLET付
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
2564656263
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ブルックナー:交響曲第3・4・7・8番(4CD)
アーノンクール&RCO、VPO、BPO


「ブラームスのスコアに首っぴきになっていたとき、ブルックナーが巨人になって、私のライティング・デスクの横に立っているような気がした。それで、ブルックナーを演らなくては、と思ったんだ。」と語るアーノンクールが、ブラームスの交響曲に続いて取り組んだのがブルックナー・シリーズでした。
 アーノンクールはブルックナーについてこのようにも言っています。
「ブルックナーはアダージョひとつ書くにしても、遅すぎたり速すぎる演奏をされるのではと恐れていた。正しいテンポや正しいテンポの変化を見つけだすまでには、いくつもの試行錯誤があったに違いない。どの部分を強調したいかなど彼は無数の印を残している。だから思い切ってクリーニングをしてみることは良いことだと思う。」

 こうした考えに基づいておこなわれたアーノンクールのブルックナー解釈は、スローでラウドな伝統的(?)解釈からは遠いものとなりましたが、ブルックナーの時代の音を再現しようと、19世紀の楽器や奏法にこだわったものではないため、現代人にも馴染みやすい演奏に仕上がっているのがポイントともなっています。
 以下、参考までにそれぞれのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)


【収録情報】

Disc1
ブルックナー:交響曲第3番
コンセルトヘボウ管弦楽団


シリーズ第1弾となった第3番は、作品そのものに野趣に富む要素が多く含まれていることもあり、アーノンクールのワイルドな解釈との相性も良好なようです。ちなみにアーノンクールがここで使用している楽譜はいわゆる「第2稿」で、レオポルト・ノヴァークが校訂したヴァージョンです。この楽譜は基本的にはフリッツ・エーザー校訂による第2稿と同じですが、スケルツォの最後にコーダが追加されているという点で識別ができます。
 いろいろな要素を省きスッキリした第3稿に較べて、随所に野趣あふれる音楽が残され、味の濃い部分が多いこの第2稿は、ブルックナー・ファンには人気の高いヴァージョンでもあります。ベートーヴェンの「レオノーレ第2番」と「レオノーレ第3番」の位置づけに似た関係と言えるかも知れません。

・交響曲第3番ニ短調 WAB.103
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音時期:1994年12月
 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Disc2
ブルックナー:交響曲第4番
コンセルトヘボウ管弦楽団


交響曲第4番は、やや大きめの二管編成オーケストラのために書かれた作品ですが、現代では大幅増員して演奏されることが多く、作品の室内的な部分の魅力が薄くなりがちでした。アーノンクールの場合は、人員数はもとより、多様な表情に配慮することで、そうした部分の面白さを前面に出すことに成功しています。楽譜は通常のヴァージョンのノヴァーク版を使用。

・交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音時期:1997年4月
 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Disc3
ブルックナー:交響曲第7番
ウィーン・フィル


ブルックナー・オケとも言われるウィーン・フィルを指揮しての演奏。第4番と同じく、やや大きめの二管編成オーケストラのために書かれた作品ということで、個々の楽器の表情を大切にし、本来の美しさが追求されています。ハース版使用。

・交響曲第7番ホ長調 WAB.107
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1999年6月
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Disc4
ブルックナー:交響曲第8番
ベルリン・フィル


アーノンクールの解釈は、基本的に楽譜通りに三管編成で演奏することで、パート・バランスをはじめとしてブルックナーの意図を汲みとるべく、楽譜情報を最大限に活かす方向で取り組んだものと思われます。
 そのため、ライヴ・レコーディングにもかかわらず、ベルリン・フィルの響きが見事に調整され、リズム動機と音楽のテクスチュアが精緻かつ立体的に再現される様子は実に見事なものがありますし、スケルツォのトリオにおけるレントラー・リズム処理などもアーノンクールならではの面白い聴きものとなっていました。
 また、アダージョ楽章でもバロック的な階段状のダイナミクスの変化ともいうべき、まるでパイプオルガンのようなごつごつした音量調整によってブルックナーらしさが際立っていますし、迫力ある終楽章でも、テクスチュアの明晰さが終始維持され、コーダの高揚においてはベルリン・フィルの爆発力も遺憾なく発揮されるという具合に、アーノンクールの解釈だけでなく、それを具現化するベルリン・フィルの演奏能力の高さにはやはり凄いものがあるようです。両者の妥協のないパートナーシップが圧倒的な説得力を生み出したといえるかもしれません。1890年ノヴァーク版使用。(HMV)

・交響曲第8番ハ短調 WAB.108
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:2000年4月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphont No 3 in D minor "Wagner" : I Gema Igt, Mehr Bewegt, Misterioso
  • 02. Symphont No. 3 in D minor "Wagner" : II. Andante : Bewegt, Feierlich, Quasi Adagio
  • 03. Symphony No. 3 in D minor: III. Scherzo - Ziemlich Schnell (Excerpt)
  • 04. Symphont No. 3 in D minor "Wagner" : IV. Finale : Allegro

ディスク   2

  • 01. Bruckner : Symphony No.4 in E Flat Major, 'Romantic' : I Bewegt, Nicht So Schnell
  • 02. Bruckner : Symphony No.4 in E Flat Major, 'Romantic' : II Andante Quasi Allegretto
  • 03. Bruckner : Symphony No.4 in E Flat Major, 'Romantic' : III Scherzo - Bewegt
  • 04. Bruckner : Symphony No.4 in E Flat Major, 'Romantic' : IV Finale - Bewegt, Doch Nicht Zu Schnell

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素晴らしい音響です。普段あまり意識しない...

投稿日:2014/04/04 (金)

素晴らしい音響です。普段あまり意識しないフレーズや楽器が聞こえます。面白いです。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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このセットを買う気になったのは3番がエー...

投稿日:2013/01/16 (水)

このセットを買う気になったのは3番がエーザー版とほぼ同じなのと、7番がハース版だったから。8番は別に持っていたが、残りの3曲を2190円で買えるとは思わなかったことも理由の一つ。さて演奏は全部ライブということだが、あまりライブという感じはしなかった。つまり1発勝負ではなくて何回かの演奏の中でええとこ取りして作ってあるからだろう。最近はこういう作り方をする「ライブ盤」が増えましたなぁ。昔の、バレンボイムのサンサーンス3番のようにパリとシカゴでオケとオルガンの合わせ録りなんていうのもあったことを考えれば、まあ、一概に悪いとも言えないのだが、やはりフルヴェンのような緊張感に包まれた演奏にはなりにくい気がする。各曲については、7番はハース版でけっこう良かった。3番はノヴァーク版第2稿だったか?1877年版でエーザー版とは少し違っている気がするが、まあ、よろしい。4番は普通のノヴァーク版だが、やや忙しい感じの演奏、ゆとりがないような気がする。8番は前から持っていたが、速さはいいのだがやや音がうるさい感じがする。総合的にはまあ、甘めの★4つにしときますか?

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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