CD 輸入盤

ブラームス:交響曲第4番、ヴォーン・ウィリアムズ:タリス幻想曲、他 ストコフスキー

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BBCL4205
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

...クレンペラーのワルツが演奏されているのが目を引く。もちろんストコフスキーだから、いかにも屈託なく楽しげだ。辛辣なクレンペラーはこの演奏を聴いたら、何と言ったのだろう? クレンペラー没後一年の記念コンサートの記録らしい。
 ラヴェルの「スペイン狂詩曲」は、繊細でキラキラした響きというよりは、量感や厚みがある響きのマスで組み立てられているのが普通と違う。この演奏の最大の魅力は、ミステリアスな雰囲気。隠微な弱音のパレットを駆使して聴かせるあたり、さすがだ。90歳以上とは思えない丁寧な仕事ぶりである。なんだかアラビアみたいな匂いもしておもしろい。あるいは怪奇映画か。近頃は子供も夜更かしするようになったし、終夜営業のコンビニなどで道も明るくなってしまったが、そんなのではなくて、もっと暗くて得体の知れない、昔の深夜の匂いがする。久しぶりでアダルトな気配が漂う音楽を聴いた。
 それと、ヴォーン・ウィリアムスの「タリスの主題による幻想曲」がいい。ストコフスキーらしい、耽美的、神秘的な弦楽器の響きがすばらしい。私はストコフスキーの熱心な聴き手ではないけれど、これはたいへん好感がもてる1枚である。

(きょみつとし 音楽評論家、慶応大学教授) 


@クレンペラー:メリー・ワルツ
Aヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲
Bラヴェル:スペイン狂詩曲
Cブラームス:交響曲第4番ホ短調
Dノヴァーチェク:常動曲
@〜Cニュー・フィルハーモニア管弦楽団
Dロンドン交響楽団
 レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音:
@〜C1974年5月14日D1964年9月21日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)

収録曲   

  • 01. 1. Prelude A la Nuit
  • 02. 2. Malaguena
  • 03. 3. Habanera
  • 04. 4. Feria
  • 05. 1. Allegro Non Troppo
  • 06. 2. Andante Moderato
  • 07. 3. Allegro Giocoso - Poco Meno Presto - Tempo 1
  • 08. 4. Allegro Energico e Passionato - Piu Allegro
  • 09. Stokowski Conducts Klemperer, Vaughan Williams, Ravel, Brahms, Nov當ek
  • 10. Stokowski Conducts Klemperer, Vaughan Williams, Ravel, Brahms, Nov當ek
  • 11. Stokowski Conducts Klemperer, Vaughan Williams, Ravel, Brahms, Nov當ek

総合評価

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同じ時期のスタジオ録音の『4番』を聴いて...

投稿日:2020/10/19 (月)

同じ時期のスタジオ録音の『4番』を聴いて、こちらのディスクのことを知り購入しました。 とても素晴らしい演奏ですね。 オーケストラがストコフスキーに敬意だけでなく、こう演奏することに共感をもって演奏しているように感じられることも、私には魅力的です。 皆さんも触れておられる第1楽章のコーダの加速……を聴いていて私は『ハンガリー舞曲』の第1番や第5番を思い出しました。アッチェレランド (テンポを加速) することに戸惑うオーケストラ団員に対して、ストコフスキーが「ハンガリー舞曲を演るときのように」と指示したのではないか? と考えてみたりしました。 第3楽章の中間部のテンポを落としての、心のこもった演奏……終楽章の変化するテンポにも、オーケストラは音色を変化させ、また熱を帯びてきても少しも乱暴にならず美しく聴かせてくれます。 ストコフスキーからの最高の贈り物をいただいた気持ちになりました。ありがとうございます。

あさかぜ下関行 さん | 東京都 | 不明

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諸氏のレビューにある通り、このブラームス...

投稿日:2010/01/14 (木)

諸氏のレビューにある通り、このブラームスは秀逸である。このネクラな曲がそうも聴こえないのだから、ストコフスキーの解釈は賞賛に余りあろう。彫りが浅いとか、評論家は高く評価しないとか、いろいろな見方もあるだろうが、何より90歳を過ぎた老巨匠の棒が実に生き生きとしていることが感動的である。渋いブラームスもそれはそれで良いが、聴いていてワクワクするブラームスもまた素晴らしいと思う。

よかろうもん さん | 福岡県 | 不明

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ストコフスキーに対し辛辣な山崎浩太郎氏が...

投稿日:2009/02/28 (土)

ストコフスキーに対し辛辣な山崎浩太郎氏が「怪気炎的な演奏」と皮肉っていたが、的を射た評だと思う。どちらかというと渋い印象のこの曲に対しても、まったく遠慮せずに自分の色に染め上げる。例えば第1楽章ラストの猛烈なまでのやりたい放題など思わず笑ってしまう人も多いのでは?それを90過ぎた大巨匠がやっているというのだからまさに怪気炎だ。良くも悪くも若々しいブラ4。タリスやスペイン狂詩曲は丁寧で格調高い名演だと思う。生前結構仲の良かったらしいクレンペラーの曲を取り上げているけど、後半部を例によってカットしているのは残念。

まさのり さん | 東京 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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