CD

ブラームス:交響曲第2番、メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟 朝比奈隆&大阪フィル

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALCD8032
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

大フィル サンデーコンサート Vol.1
ブラームス:交響曲第2番
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)

朝比奈隆生誕100年記念!
1970-80年代の朝日放送「大フィル サンデーコンサート」の放送音源を初CD化

朝比奈の演奏は、同一曲でも取り上げるたびに新たな視点で見直すため、まるで様相を変えることがある。それでいて、どれにも一聴して朝比奈の演奏と判る個性が鮮烈だ。78年盤のブラームス第2交響曲は、爽快な推進力と円滑な流れが清々しい。自ら切り拓いた時間を、確かに積み重ねた芸術家のみが達する境地だ。(響敏也/作家・音楽評論家)

・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
 I. Allegro non troppo
 II. Adagio non troppo
 III. Allegretto grazioso (Quasi andantino)
 IV. Allegro con spirito
・メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟(ヘブリディーズ諸島)』作品26
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 録音:
 ブラームス:1978年10月26日、フェスティバルホール(大阪フィルハーモニー交響楽団第151回定期演奏会)
 メンデルスゾーン:1980年9月17日、フェスティバルホール
 音源提供:朝日放送(朝日放送「大フィル サンデーコンサート」)

収録曲   

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
6
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
■ブラームス 交響曲第2番。 1978年10...

投稿日:2010/09/03 (金)

■ブラームス 交響曲第2番。 1978年10月26日録音。放送用音源だ。オーケストラは手兵の大阪フィル。 ライブ録音のCD化という朝比奈ファンのためのCDである。第1楽章は思い入れが有り、男泣きに泣いている。前半のスケールはあまり大きくなく意外にさっぱりとしている。この楽章のリピートは果たして必要なのだろうか。この振り出しにもどる感が私はあまり好きでない。曲が退屈なだけになおさらだ。後半からラストにかけては朝比奈ならではの表現が随所に聴かれ心を打つ。 第2楽章。打って変わって、出だしから超一流の演奏だ。この粘り、そして絶妙な間。相変わらずオケの下手さが目立つが、音楽がすばらしい。まるでメンゲルベルクでも聴いているようだ。後半はパンチは効いているが落ち着きがなくなる。どうしたことだろう。こうテンポを揺らしてはかえってスケールが小さくなってしまう。とても残念だ。 第3楽章。抑制の効いたいい演奏だ。 第4楽章。武骨で渋い演奏だ。主部でのテンポは快速、オケは必死に食らいつくがついていけない。細部も磨かれておらず、響きが薄い。展開部からラストにかけての組み立てはすばらしく、一つの理想の形と言えよう。これだけ考え抜かれた表現ができる指揮者が他にいるだろうか。終わりよければ全てよし!? ■メンデルスゾーン 序曲 フィンガルの洞窟。 交響曲第3番のように曇った感じの曲調が全体を支配している。 そっと入る出だしから感情豊かだ。録音は焦点が合わず、かなりぼんやりしている。1980年9月17日のライブの放送用録音だ。主部に入ってからの活力はここぞと言わんばかり。手兵の大阪フィルも必死の名演を繰り広げている。このスピード感、激しいティンパニーの打ち込み。( ̄□ ̄;)!! こんな演奏は前代未聞だ。主題との対比が強調され、執拗なまでにスローとアグレッシブが繰り返される。・・・んん、ちょっと聴き疲れがしないでもないな。異常な気迫に聴衆もあっけにとられ、終演後の拍手もまばらだ。(  ゚ ▽ ゚ ;)  それにしても、大阪フィルは上手いな。( ̄ー ̄)

いわごろう さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
(続く)朴訥な2章も陶酔美より精神美の極致...

投稿日:2008/09/01 (月)

(続く)朴訥な2章も陶酔美より精神美の極致!中間部の暗雲垂れ込める中の激烈な落雷では心身を清めるがよい。ためらいつつ始まる終章、が、主題が強奏で戻ると巨匠は絶対的自信で驀進開始!膨大なエナジーは歓喜を堪え切れず一気に放射され、聴衆を歓喜の渦に呑込んでいく。そして最高潮を迎え荒れ狂う大伽藍コーダは朝比奈の独逸芸術の極み!王座フルヴェンVPO’45L、ベームBPO’56、山田/新日’78L(奇しくも同年同胞!)に躊躇せず加えたい。音は’78LだがFingalよりonぎみでシャープ&マッシヴ、分離見通し良く優秀。

風雷暴 さん | 横浜 | 不明

1
★
★
★
★
★
朝比奈に無知な僕は正直ブラ2に期待せず......

投稿日:2008/09/01 (月)

朝比奈に無知な僕は正直ブラ2に期待せず...が、開始早々彼の実力を目の当りに!これは紛いなく独逸伝統の重厚な語りと響き。爽やかで瑞々しい田園抒情はないが、Brahmsの偉大な魂は確かにここに宿り、語り歌い叫ぶ。1章の歩みは全く弛緩せずも重く図太い。要所ではrit&sfzをタップリ使い、更に大見得斬ったタメは峻厳かつ仰ぎ見るスケールを叩き出す!そして後髪を引く如き惜別の情を満々と湛えた無類のコーダ!我が眼も満々と涙...(続く)

風雷暴 さん | 横浜 | 不明

1

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

プロフィール詳細へ

ブラームス(1833-1897)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品