CD

ピアノ協奏曲第1番 ルービンシュタイン、ラインスドルフ&ボストン響(XRCD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
JMXR24060
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
Xrcd

商品説明

さよならRCA。XRCD新譜発売はこれで最期(4タイトル)!
圧倒的風格!
繊細にして豪快なルービンシュタインと
60年代全盛のラインスドルフとの最強タッグによるブラームス!


ルービンシュタインの十八番、交響曲とも思わせる壮大な構成のブラームスのピアコン1番。人間業とは思えないオクターブ・トリルやアルペッジョなど超難曲が巨匠ルービンシュタインの手にかかると音楽のみが存在しているかのようにごく自然と奏でられます。第3楽章の終結部は圧巻です! ルービンシュタインのあおるような興奮が伝わってきます。また、ラインスドルフの切れ味よい迫力のオーケストラが、XRCDの超リアルサウンドでお楽しみいただけます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
 アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 ボストン交響楽団
 エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)

 録音時期:1964年4月21、22日
 録音場所:ボストン、シンフォニー・ホール
 録音方式:ステレオ(セッション)

 日本語解説・帯付

内容詳細

巨匠的演奏のひとつの典型として語られる録音のひとつ。ルービンシュタインの圧倒的なテクニックと豊かな音楽性が、壮大無比のスケール感で表われている。ラインスドルフとボストン響の全盛時の演奏も素晴らしい。(CDジャーナル データベースより)

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ルービンシュタインによるブラームスのピア...

投稿日:2011/07/10 (日)

ルービンシュタインによるブラームスのピアノ協奏曲第1番の演奏としては、本盤以外にもライナー&シカゴ交響楽団をバックとした1954年盤とメータ&イスラエル・フィルをバックとした1976年盤が存在している。それだけルービンシュタインが同曲に私淑していたとも言えるが、一般的に最も名演の誉れ高いのは1976年盤ということになるのではないか。当該演奏は、最晩年を迎えたルービンシュタイン(89歳)の大人(たいじん)ならではの滋味あふれる至芸を味わうことが可能であり、メータ&イスラエル・フィルの好サポートも相まって、スケール雄大な名演に仕上がっていた。本演奏は、その12年前のスタジオ録音ということになるが、この時点でも既にルービンシュタインは77歳となっており、1976年盤にも肉薄する素晴らしい名演を展開していると高く評価したい。少なくとも、技量においては1976年盤よりも衰えが見られない分だけ上と言えるところであり、本演奏でもとても人間業とは思えないような超絶的な技量を披露してくれている。もっとも、超絶的な技量であれば、同時代に活躍したホロヴィッツも同様であると言えるが、ホロヴィッツの場合は、自らの感性の赴くままにピアノを弾いていたと言える側面があり、超絶的な技量がそのまま芸術たり得た稀有のピアニストであったと言えるだろう。これに対して、ルービンシュタインは、私見ではあるが、音楽の本質への希求が第一であり、技量は二の次と考えていたのではあるまいか。それ故に、1976年盤において、多少技量が衰えても至高の名演を成し遂げることが可能であったと考えられるからである。本演奏においても、技量一辺倒にはいささかも陥らず、強靭な打鍵から繊細な抒情に至るまで表現の幅は桁外れに幅広く、青雲の志を描いたとされる同曲に込められた若きブラームスの心の葛藤を、ルービンシュタインは豊かな表現力を駆使して、情感豊かに描き出しているのが素晴らしい、同曲は、ピアノ演奏付きの交響曲と称されるだけあって、オーケストラ演奏が薄味だとどうにもならないが、ラインスドルフ&ボストン交響楽団は、いかにもドイツ風の重厚な演奏を展開しており、ルービンシュタインの至高のピアノとの相性も抜群であると言える。そして、本盤で素晴らしいのはXRCDによる超高音質録音であると言える。XRCD化によって、ルービンシュタインのピアノタッチが鮮明に再現されるなど、今から50年近くも前の録音とは思えないような鮮明な音質に生まれ変わっており、本盤の価値を高めるのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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リアルなピアノの響き!広い音域をカバーする楽器...

投稿日:2011/06/22 (水)

リアルなピアノの響き!広い音域をカバーする楽器なだけに、普通の録音では必ずといっていいほどダマになっている部分があるのだが、さすがXRCD!杉本一家氏渾身のリマスタリングによって、見事に解れ、ルービンシュタインの指の動きまで目に映るほどの圧倒的なリアリティを獲得している。もっとも、オケの音響バランスはもう少し上を望む。明くる日のセッションである《火の鳥》および《金鷄》の録音では非常に安定していた定位や残響が、当盤ではやや癖のあるものとなっており、L⇔CおよびC⇔Rの拡がりが今一歩である。とはいえ、厚みや分離はとてもよく、一つ一つの音をばらして聴き取れるほどである。演奏はさすが円熟のルービンシュタインというべきものだ。無論、キレ味を取るのならライナー盤の方であろう。しかしその分、何とも言えない味わい深さを獲得しており、淡々とした中に曲に肉薄するエネルギーを宿すような表現はルービンシュタインならではといえよう。後年には望むべくもない粒だちの良さも健在であり、XRCDの抜群の解像力も相俟って、その至芸を十二分に味わうことが出来る。もっとも個人的には、カーゾン&セルの切れば血が出るような壮絶な演奏をより好み、ESOTERICあたりで復刻盤が出ないかと思っているほどなのだが、当盤も勿論ポイントは高い。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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まず音質のよさに驚いた。今のデジタル録音...

投稿日:2009/10/26 (月)

まず音質のよさに驚いた。今のデジタル録音にはかなわないが、広がりと分離の良い良質のアナログ録音の音だ。やや値段が高いのが難点だが、それを補って余りある音だ。ライナー盤やメータ盤やライヴも含めて何種類も聴いてきたのに、不思議とこの演奏は今まで聴いてこなかったが、ボストン交響楽団のい音色と、ラインスドルフのオーケストラドライヴには感心させられた。ルービンシュタインは、ライナー盤のころに比べ、キレがなくなっているが、このころはまだ技巧の衰えは大きく目だたず、メータ盤のような老醜をさらすような堕演とは一線を画している。

eroicka さん | 不明 | 不明

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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