SACD

ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲第3番 田部京子、カルミナ四重奏団

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COGQ63
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ブラームス:ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲第3番
田部京子、カルミナ四重奏団


シューベルト:『ます』五重奏曲などを収めた初の共演盤がレコードアカデミー賞(2008年度)を受賞するなど高い芸術的評価を得ている、田部×カルミナ四重奏団によるクラシック・ファン待望のニュー・ディスクです。
 スイス出身のカルミナ四重奏団は、鉄壁のアンサンブルによる職人的アプローチをとりながらも歌心豊かな音楽性が溶け合った見事なハーモニーを生み出す類稀なカルテットとして、いまや世界をリードする存在。一方の田部京子は、2013年2月号のレコード芸術誌のリーダースチョイスの高評価(総合2位&4位!)が象徴するように、クラシック・ファンにおいてはその評価を確固たるものとしています。
 今回、2度目の共演レコーディングで取り上げるブラームスの室内楽2曲はどちらも、その内省的な楽想や、隙のない書法により、安易な解釈をゆるさない峻厳さをたたえた傑作。田部&カルミナのアンサンブルはこれらの楽曲が内包する精緻さ、厳しさを研ぎ澄ませるだけでなく、その中にふと隠しきれず滲む感情の起伏をも余すとこなく汲み取っていきます。深遠な音の構築に裏打ちされながら、徹頭徹尾みずみずしい。21世紀、新たな進化を遂げたブラームス室内楽の解釈がここに提示されます。(COLUMBIA)

【田部京子】
東京芸術大学附属音楽高校在学中、日本音楽コンクールに最年少で第1位に輝き一躍注目を集めた。東京芸術大学に進学後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルリン芸術大学に留学。エピナール国際ピアノコンクール第1位、シュナーベルコンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位、ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞など輝かしい成績を収める。ベルリン芸術大学および同大学院を首席卒業。バイエルン放送響、モスクワ・フィル、ワルシャワ・フィル、ポーランド放送響、バンベルク響、リンツ・ブルックナー管、ローザンヌ室内管、マンチェスター・カメラータ室内管、フランツ・リスト室内管、ウイーン木管アンサンブル、ウイーン弦楽四重奏団、カルミナ四重奏団ほか多数共演。また、アルバン・ベルク四重奏団から共演者に指名されるなど、世界のトップアーティストからも厚い信頼を寄せられている。カーネギーホール主催によりワイル・リサイタルホールでニューヨークデビューを飾る。国内でのリサイタル、NHK交響楽団など主要オーケストラとの共演も数多い。
 レコーディング活動も活発で、シューベルト「ソナタ・シリーズ」、メンデルスゾーン、シベリウス、ドビュッシー、グリーグ、シューマンなどの各作品集が国内で特選盤等に選出されるほか、アメリカのステレオ・レビュー、イギリスのBBCミュージックマガジン、グラモフォン、ドイツのフォノフォルム各誌で高い評価を受けている。また、吉松隆「プレイアデス舞曲集」、田部京子に献呈された吉松隆のピアノ協奏曲「メモ・フローラ」などの録音も各方面から多くの話題を集めた。最近ではカルミナ四重奏団との「シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」/シューマン:ピアノ五重奏曲」が2008年度レコードアカデミー賞室内楽部門賞に選ばれるなど高い評価を得ている。
 シューベルト作品によるリサイタルシリーズ<シューベルト・チクルス>(2003−05年)、シューマンを中心としたロマン派作品によるリサイタルシリーズ<シューマン・プラス>(2007−10年)などでも大好評を博し、高い評価を得ている。これまでに、村松賞(音楽部門大賞)、新日鉄音楽賞などを受賞。2006年より上野学園大学教授(演奏家コース)も務め、辻井伸行など後進の指導にも当たっている。現在、日本を代表する実力派ピアニストの一人として、ますます人気を集めている。(Columbia)

【収録情報】
ブラームス:
・ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 op.60
・ピアノ五重奏曲へ短調 op.34

 田部京子(ピアノ)
 カルミナ四重奏団

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 4.0 SURROUND

内容詳細

田部京子とカルミナ四重奏団との付き合いが、どれほどの長さで、どれほどの録音を積み重ねてきたのか正確には知らない。だがこの演奏を聴けば、弦楽四重奏にピアノをトッピングしたようなものではなく、完全に一体のアンサンブルになっていることが分かる。それゆえの見事な意思疎通。(教)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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五重奏の録音の新しいものが欲しいなと思い...

投稿日:2013/09/26 (木)

五重奏の録音の新しいものが欲しいなと思いながら、ブラームスは「大御所」でなくちゃ・・・という思いにとらわれていましたが、このコンビのシューベルトとシューマンであまりにも感激したので、これも!と買いました。期待にたがわず素晴らしい演奏でした。弦楽器の艶、ピアノの音の粒立ちも申し分なく、それでいてこじんまりとまとまった室内楽というイメージでは全くなくて、実に「ブラームス的」です。音質も上々でCD層だけでもこの値段で良いと思います。

TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

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2ch SACDでの試聴。 流行のスマートでスタ...

投稿日:2013/07/05 (金)

2ch SACDでの試聴。 流行のスマートでスタイリッシュなブラームスとは一線を画す、渋みたっぷりのフルボディーのブラームスを満喫できます。こういうブラームスを楽しめるのは久しぶり。ピアノと弦もねっとりと絡み合い、スピーカーの間を隙間なくブラームスの音楽が満たします。ポリーニ+イタリアQよりもブラームスっぽく、ゼルキン+ブダペストQよりも録音が良い(当たり前ですが)。録音も極上で、矛盾した表現ですが、5つの楽器が分離しつつも、1つの楽器のように響きます。長いこと室内楽のデジタル録音を手がけてきたデノンレーベルの技術の賜物でしょうか。これはブラームスのピアノ付き室内楽の録音の久々の決定盤と確信します。これは大推薦です!

かくとしらじ さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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