SACD

【中古:盤質A】 後期ピアノ作品集 田部京子

ブラームス(1833-1897)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
帯付
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
COGQ58
レーベル
日本
フォーマット
SACD

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

田部京子/ブラームス:後期ピアノ作品集

ブラームスのなかでも後期作品は、音数が極端に少なくなり、ひとつひとつの音符の読み解き・表現を極限まで研き澄ませることが要求される難曲ですが、まさにこの点こそが田部の最大の美質であり、それを生かした素晴らしい演奏が繰り広げられています。その特徴は、これらの作品が持つ寂寥感や内省感を十二分に表現しつつ、そこに溺れるようなことのない表現で、純音楽的な美しさをも湛えた実に見事なものです。
 また、アルバムの最後に置かれた『主題と変奏』は、名高いメロディーで知られる弦楽六重奏曲第1番第2楽章をブラームス自身がピアノ曲に編曲したもの。録音の少ないこの佳品の決定盤となることは間違いありません。
 田部は、日本音楽コンクールで最年少一位となった際もブラームスを弾いたように、従来よりブラームスを得意としてきましたが、これまでまとまった形での演奏や録音には恵まれてきませんでした。まさにファン待望のアルバムであり、田部の新たなスタートとして大きな注目をあつめることでしょう。2013年のCDデビュー20周年にむけて田部の活動から目が離せません。(Columbia)

【収録情報】
ブラームス
・3つの間奏曲 Op.117
・6つのピアノ小品 Op.118
・4つのピアノ小品 Op.119
・主題と変奏 Op.18

 田部京子(ピアノ)

 録音時期:2011年8月22-25日
 録音場所:東京、上野学園石橋メモリアルホール
 録音方式:DSDレコーディング(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 4.0 SURROUND

【田部京子】
東京芸術大学附属音楽高校在学中、日本音楽コンクールに最年少で第1位に輝き一躍注目を集めた。東京芸術大学に進学後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルリン芸術大学に留学。エピナール国際ピアノコンクール第1位、シュナーベルコンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位、ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞など輝かしい成績を収める。ベルリン芸術大学および同大学院を首席卒業。バイエルン放送響、モスクワ・フィル、ワルシャワ・フィル、ポーランド放送響、バンベルク響、リンツ・ブルックナー管、ローザンヌ室内管、マンチェスター・カメラータ室内管、フランツ・リスト室内管、ウイーン木管アンサンブル、ウイーン弦楽四重奏団、カルミナ四重奏団ほか多数共演。また、アルバン・ベルク四重奏団から共演者に指名されるなど、世界のトップアーティストからも厚い信頼を寄せられている。カーネギーホール主催によりワイル・リサイタルホールでニューヨークデビューを飾る。国内でのリサイタル、NHK交響楽団など主要オーケストラとの共演も数多い。
 レコーディング活動も活発で、シューベルト「ソナタ・シリーズ」、メンデルスゾーン、シベリウス、ドビュッシー、グリーグ、シューマンなどの各作品集が国内で特選盤等に選出されるほか、アメリカのステレオ・レビュー、イギリスのBBCミュージックマガジン、グラモフォン、ドイツのフォノフォルム各誌で高い評価を受けている。また、吉松隆「プレイアデス舞曲集」、田部京子に献呈された吉松隆のピアノ協奏曲「メモ・フローラ」などの録音も各方面から多くの話題を集めた。最近ではカルミナ四重奏団との「シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」/シューマン:ピアノ五重奏曲」が2008年度レコードアカデミー賞室内楽部門賞に選ばれるなど高い評価を得ている。
 シューベルト作品によるリサイタルシリーズ<シューベルト・チクルス>(2003−05年)、シューマンを中心としたロマン派作品によるリサイタルシリーズ<シューマン・プラス>(2007−10年)などでも大好評を博し、高い評価を得ている。これまでに、村松賞(音楽部門大賞)、新日鉄音楽賞などを受賞。2006年より上野学園大学教授(演奏家コース)も務め、辻井伸行など後進の指導にも当たっている。現在、日本を代表する実力派ピアニストの一人として、ますます人気を集めている。(Columbia)

収録曲   

  • 01. 6つのピアノ小品 作品118 第1曲 間奏曲 イ短調
  • 02. 6つのピアノ小品 作品118 第2曲 間奏曲 イ長調
  • 03. 6つのピアノ小品 作品118 第3曲 バラード ト短調
  • 04. 6つのピアノ小品 作品118 第4曲 間奏曲 へ短調
  • 05. 6つのピアノ小品 作品118 第5曲 ロマンス ヘ長調
  • 06. 6つのピアノ小品 作品118 第6曲 間奏曲 変ホ短調
  • 07. 3つの間奏曲 作品117 第1曲 変ホ長調
  • 08. 3つの間奏曲 作品117 第2曲 変ロ短調
  • 09. 3つの間奏曲 作品117 第3曲 嬰ハ短調
  • 10. 4つのピアノ小品 作品119 第1曲 間奏曲 ロ短調
  • 11. 4つのピアノ小品 作品119 第2曲 間奏曲 ホ短調
  • 12. 4つのピアノ小品 作品119 第3曲 間奏曲 ハ長調
  • 13. 4つのピアノ小品 作品119 第4曲 ラプソディー 変ホ長調
  • 14. 主題と変奏 作品18 (原曲:弦楽六重奏曲第1番より第2楽章)

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
5
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
日本人でブラームスのこれらの作品をCDに...

投稿日:2016/04/13 (水)

日本人でブラームスのこれらの作品をCDに刻み込める事の出来る稀有の人。否、唯一の人か。ロマンティックで深い。コンサートでもよく取り上げてくれるOp:118−2や117−1の美しさ、寂寥感と言ったら・・・。ポゴレリッチや、グールド、グリモ―さんや、ルプーの演奏に匹敵すると、思う。あまり取り上げられないピアノ版Op.18も、じっくりと弾き籠んだ演奏で、素晴らしい、嬉しい。北欧の詩的な作品を音楽を良く取り上げてくれるのも、有り難い。もちろん、メンデルスゾーンも、シューベルトも。そして、このブラームス。やっぱり、愛だ。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

1
★
★
★
★
★
このプログラムでの録音、いまどきなかなか...

投稿日:2015/03/24 (火)

このプログラムでの録音、いまどきなかなか作れないんじゃないかと思います。それだけこの田部京子という人、ブラームスの音楽への共感があるのでしょう。音楽への共感、というと何だか得体のしれない評論めいたものになってしまいますが、五線譜にしたがってピアノを弾いてみるとでてくるそのメロディから感じるままに、メロディーに寄り添った表現、強弱とかタッチとか、緩急とか、そういう物理的な動きのことですが、それをしてるんだなあって思いました。 プロですからたしかに楽譜も読みこむでしょうし、色んな研究もするかもしれませんけど、弾き手が音楽に共感してるから聴き手も共感できるんだな、と今さらながらそういうことを思ったりしました。 カルミナ四重奏団とのシューベルトやブラームスですっかり田部京子のファンになってしまっていたところへこのCDを見つけて一も二もなく買いましたが、やはりいいですね。田部京子のブラームス。 ただ・・・録音はどうなんでしょう。私のメインのステレオではSACD層でも「最高」という感じではなくて、安価なサブのステレオの方が抜けが良くていい感じでした。それでも二三十年前の映画の中で聴くような音、という印象があって、イエルク・デムスを思わせるようなレトロな感じも悪くないのですが、それを狙って録ったのだとしたらもったいないなと思います。録音も考慮すると★4つ半かなと悩ましいところです。

TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

0
★
★
★
★
★
作品118-2を是非聴いてください。最初の2...

投稿日:2014/03/22 (土)

作品118-2を是非聴いてください。最初の2フレーズから音が心に染み透ってきて、思わず目頭がジワッときます。オピッツ、グールドしか聴いたことはないが、ブラームスの小品集の中では、田部さんがベストです。録音も素晴らしい。残響が適度にあってピアノの音に湿り気があり、ブラームスにぴったりです。

トムキャット さん | 東京都 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

プロフィール詳細へ

関連するトピックス

音楽 に関連する商品情報

おすすめの商品