CD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲全集、ドイツ・レクィエム クレンペラー(4CD)

ブラームス(1833-1897)

中古情報

新品ジャケット
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:
A
特記事項
:
ブックレット付き,4枚組み,
コメント
:
BOXすれ
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
4043382
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ブラームス:交響曲全集、ほか(4CD)
クレンペラー&フィルハーモニア管


クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。クレンペラーが得意としたブラームスの交響曲と管弦楽曲、ドイツ・レクィエムを収録。
 交響曲と序曲は1956&57年のステレオ録音。『ドイツ・レクィエム』が1961年のステレオ録音、『アルト・ラプソディ』が1962年のステレオ録音。『ハイドンの主題による変奏曲』が1954年のモノラル録音。収録会場はすべてロンドンのキングズウェイ・ホールです。

【定評ある交響曲】
交響曲第1番は、フォルムのがっしりしたきわめて構築的な名演で、情緒に流されることなく各素材を組みあげています。第4楽章の有名な主題も、序奏終了後、間髪入れずに開始されますが、表情は気品高く美しく、端正な“形”への意識、バランス感覚の強さを感じさせます。
 交響曲第2番の謹厳実直さもいかにもクレンペラーらしいところ。
 交響曲第3番は、第1楽章冒頭から様々な動機をきっちりと確認させる構造的なアプローチで、力強くシンフォニックな部分はもちろん、中間楽章での、木管セクションの個性的な音色も実に魅力的。15年後の引退公演にも選んだ愛好作品だけに、隅から隅まで手のうちに入った演奏はどこをとっても魅力的です。
 交響曲第4番も名演です。この曲では、第1楽章冒頭からクレンペラーとしては不思議なほど豊かな情感の示される演奏を聴かせており、改めてこの作品の巧みな書法に思いが至ります。演奏もそうした書法を強調するかのように個性的で、リズミカルな第2楽章(!)や、スケルツォでの大パウゼなど、聴きどころ多数。もちろん、終楽章での千変万化する素材と様式感の融合も見事なものです。

【ドイツ・レクィエム】
クレンペラーは声楽大作も得意にしていましたが、そのアプローチは交響曲のときと基本的に同じで、晩年のものなどではときに肺が心配になるような演奏もおこなっていました。しかしこのドイツ・レクィエムではテンポはまっとうであり、各フレーズへの厳格な対応、形の維持によって、フーガの見事なさばきかた、及び拍節感の強い抽出は印象的な演奏に仕上がっており、全体構成のシンメトリーなど様式美も感じられ、ブラームスらしいシリアスな感触に満ちているのがポイントとなっています。

【アルト・ラプソディほか】
クリスタ・ルートヴィヒのほの暗い美声が映える『アルト・ラプソディ』と、厳しく立派な『悲劇的序曲』、堂々たる『大学祝典序曲』、各変奏が生き生きと描き分けられる『ハイドン変奏曲』と、組み合わせの作品もみごとな演奏水準です。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ブラームス:
・ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
 録音時期:1954年10月(モノラル)

・交響曲第1番ハ短調 op.68
 録音時期:1956年10月、1957年3月(ステレオ)

Disc2
・交響曲第2番ニ長調 op.73
 録音時期:1956年10月(ステレオ)

・交響曲第3番ヘ長調 op.90
 録音時期:1957年3月(ステレオ)

Disc3
・大学祝典序曲 op.80
 録音時期:1957年3月(ステレオ)

・悲劇的序曲 op.81
 録音時期:1957年3月(ステレオ)

・アルト・ラプソディ op.53
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 フィルハーモニア合唱団(男声合唱)(合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ)
 録音時期:1962年3月(ステレオ)

・交響曲第4番ホ短調 op.98
 録音時期:1956年11月、1957年3月(ステレオ)

Disc4
・ドイツ・レクィエム Op.45
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ラルフ・ダウンズ(オルガン)
 フィルハーモニア合唱団(合唱指揮:ラインハルト・シュミット)
 録音時期:1961年1月2日、3月21,23,25日、4月26日(ステレオ)

 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
 録音方式:セッション

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Thema: Chorale St. Antoni (Andante)
  • 02. Variation I: Poco Pi Animato
  • 03. Variation II: Pi Vivace
  • 04. Variation III: Con Moto
  • 05. Variation IV: Andante Con Moto
  • 06. Variation V: Vivace
  • 07. Variation VI: Vivace
  • 08. Variation VII: Grazioso
  • 09. Variation VIII: Presto Non Troppo
  • 10. Finale: Andante
  • 11. I. Un Poco Sostenuto - Allegro
  • 12. II. Andante Sostenuto
  • 13. III. Un Poco Allegretto E Grazioso
  • 14. IV. Adagio - Pi Andante - Allegro Non Troppo Ma Con Brio

ディスク   2

  • 01. I. Allegro Non Troppo
  • 02. II. Adagio Non Troppo
  • 03. III. Allegretto Grazioso (Quasi Andantino)
  • 04. IV. Allegro Con Spirito
  • 05. I. Allegro Con Brio - Un Poco Sostenuto - Tempo I
  • 06. II. Andante
  • 07. III. Poco Allegretto
  • 08. IV. Allegro - Un Poco Sostenuto

総合評価

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投稿日:2021/07/17 (土)

初めに、自分にとって一番馴染みのある第4番を聴きましたが、心だけ大海原に放り込まれたような体験でした。以後、Warnerの安いボックス・セット(…がさらに値引きされたセール品)でクレンペラーを買い漁ることになりました。クレンペラーのセッション録音は、どの曲のどの瞬間を切り取ってもつい聞き入ってしまいます。空や海で時々刻々と変化する雲や波のように、音の連なりの中に常に細部が存在し、飽きることがありません。基本的には堂々と進行していきますが、思いがけずテンポの速まる瞬間があり、終末が迫りくるような非日常の感覚を覚えます。

チキンラーメン さん | 不明 | 不明

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投稿日:2021/03/16 (火)

ブラームスの重厚長大な表現はまさにクレンペラー&フィルハーモニア管 の真骨頂! ブラームスのシンフォニーはワルター、セル、ベーム、チェリビダッケ、 カルロス・クライバーとこちらのクレンペラーで気分によって聴きわけているが、いづれも名演ではあるが、聴いていただくとわかるが、クレンペラーのブラームスは音楽としての純度が最も高いと感じる。 クレンペラーの指揮に一貫して云えるのは聴く側に媚びないので表現に変な色気やいやらしさがない。 ワルターもクライバーもチェリビダッケもエンターテイナーとして聴く側に向いているが、クレンペラーの演奏は音楽そのものに向いているので、聴き手が意識して真剣に聴きに行かないと突き放されてしまう。 聴き手は体力も消耗するがクレンペラーの世界に入り込めると他では味わえないカタルシスを体感することができる。 こんな演奏は聴けなくなってしまった時代だからこそ是非、クレンペラーのブラームスを聴いていただきたい。

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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投稿日:2020/09/20 (日)

ドイツ・レクイエムが素晴らしい。シュワルツコフとフィッシャーディスカウの2人を擁し、貫禄の名演。交響曲の中では4番が良い。リマスタリングで音質はかなり良くなっているものの古い録音だしオーケストラもそれほど凄いというわけでは無いが、過剰な情緒的な表現は避け、正攻法で演じきるクレンペラーは流石である。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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