【中古:盤質A】 ブラームス：クラリネット五重奏曲、シュルンプ：ファイブ・ポインツ、Ｍ．ミュラー：弦楽四重奏のための２３部　Ｍ．ミュラー、ガラテア四重奏団

ブラームス〜シュルンプ〜ミュラー

ブラームス後期作品の傑作、クラリネット五重奏曲と組み合わされるのは、さすがNEOSレーベルらしく同編成で書かれたマルティン・シュルンプ[1947-]の新作。作曲者によると、人種の坩堝の象徴であったニューヨークのファイブ・ポインツ地区、および作曲上のパラメーターがタイトルの由来だといいます。後半３楽章にはブラームス作品との共鳴する部分が用意されています。クラリネット奏者のマティアス・ミュラー[1966-]の弦楽四重奏作品も収録。異なる長さの休符で23部に分割され、ブラームスの形式観の自由さとベルクの卓抜な表現力へのオマージュとのこと。
　ガラテア四重奏団は、ヴァイオリニスト坪井悠佳が中心となって結成された、近年注目を浴びているスイスを拠点とする若いカルテット。ブラームスでは各声部が溶け合うような滑らかさが際立ちます。（TOBU）

【収録情報】
1.　ブラームス：クラリネット五重奏曲ロ短調 op.115 (1891)
2.　シュルンプ：ファイブ・ポインツ (2012)〜クラリネットと弦楽四重奏のための
3.　ミュラー：弦楽四重奏のための23部 (2012)

　マティアス・ミュラー（クラリネット）
　ガラテア四重奏団
　　Yuka Tsuboi, violin - Sarah Kilchenmann, violin
　　David Schneebeli, viola - Julien Kilchenmann, cello

　録音時期：2013年2月
　録音場所：ボスヴィル・アルテ教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）