ブラウンフェルス:管弦楽伴奏による歌曲集 第2集
カミッラ・ニールンド、ゲニア・キューマイアー、リカルダ・メルベート
ハンスイェルク・アルブレヒト&ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
後期ロマン派の末裔、ヴァルター・ブラウンフェルス。大戦中は「退廃作曲家」として冷遇されるも、戦後はドイツの音楽復興に尽くした功績のためか、現代のドイツにおいてその作品への注目は高まる一方です。OEHMSレーベルにも幾つかの作品の録音があり、とりわけ『管弦楽伴奏による歌曲』の第1集には、代表作である歌劇『鳥たち』からの抜粋が収録されるなど、ブラウンフェルスを紹介するための良い手がかりともなっています。
この第2集の作品は、不穏な時代の空気が反映された曲もありますが、やはり根本的にはロマンティックな風合いを持っており、また作品によっては、ハンス・ベトゲの詩が用いられた東洋的な雰囲気を漂わせているものもあります。ニールンド、キューマイアー、メルベート、この3人の名ソプラノの声の違いにも注目。指揮は前作同様、ハンスイェルク・アルブレヒトが担っています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブラウンフェルス:管弦楽伴奏による歌曲集 第2集
1. 3つの中国の歌 Op.19(1914)〜ハンス・ベトゲの詩「中国の笛」によるソプラノと管弦楽のための
ただひとり
愛について考える若者
戦士の愛する人
2. ロマンティックな歌 Op.58 (1918-1942)〜クレメンス・ブレンターノとヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩によるソプラノと管弦楽のための
夕べのセレナード
夜
病
命の帯は痛みを溶かし
飛行士
3. 神の愛の精神 Op.53 (1935-1936)〜マクデブルクのメヒティルトの詩によるソプラノと管弦楽のための
神よ、注ぎたまえ
おお主よ、わが慰め
主よ、私はあなたの宝を持つ
悲しいかな、陽気な見通し
4. クレオパトラの死 Op.59 (1944)〜ウィリアム・シェイクスピアの情景によるソプラノと管弦楽のための
私は衣装をつけ、王冠を頂き
5. 日本の歌 Op.62 (1944-1945)〜ハンス・ベトゲの詩「甘き夢と苦い果実」によるソプラノと管弦楽のための
待ち人
すばやい別れ、そして愛の悲しみ
別れと行動
少女が語る神と8千本の槍の話
カミッラ・ニールンド(ソプラノ:1,2)
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ:3)
リカルダ・メルベート(ソプラノ:4,5)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
ハンスイェルク・アルブレヒト(指揮)
録音時期:2015年11月16-20日
録音場所:ベルリン放送
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Recording Producer: Florian B. Schmidt
Balance Engineer: Aki Matusch