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英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方

ブライアン・エヴンソン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784327453190
ISBN 10 : 4327453196
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"エッセイで指南し、
小説で実践してみせる。
当代一の書き手によるゴシック入門。

エドガー・アラン・ポー、ウィリアム・フォークナーから始まり、内田百閨A伊藤潤二、柴崎友香、『鬼滅の刃』までのゴシック、ホラーの作品世界を、現代アメリカの最重要ゴシック作家のひとりブライアン・エヴンソンが語り尽くす。書き下ろしを含むゴシック小説4篇(うち3篇は本邦初公開)と、柴田元幸との対談も収録。完全英日バイリンガル本。

<目次>
まえがき ブライアン・エヴンソン
Introduction by Brian Evenson

1
幼いころに難解な物語を 聴くことの効用
― たとえばポー ―
Having Poe Read to in Childhood

エッセイ ポーを読む(Reading Poe)
小説 ザ・パニッシュ(The Punish)

2
「よくわからない」が創作につながる
― 鬼滅の刃、内田百閨A伊藤潤二、柴崎友香 ―
Creativity of Not Knowing

エッセイ 何もかもわかってはいないことの効用(Not Quite Knowing What It All Means)
小説<1> 痕跡を残さぬ顔(A Face Leaving No Traces)
小説<2> 紫の野菜(Purple Vegetable)

3
ブライアン・エヴンソンはいかにして作られたか
The Making of Brian Evenson

ブライアン・エヴンソン、柴田元幸対談
A Conversation Between Brian Evenson and Motoyuki Shibata

4
総括篇
Conclusion

小説 ぐっすりお休み(Good Night, Sleep Tight)

訳者あとがき 柴田元幸
Translator's Afterword

装画 横尾忠則"

【著者紹介】
ブライアン・エヴンソン : 1966年アイオワ州エームズ生まれ。大学で文学を講じつつ、純文学、大衆小説を問わず精力的に執筆(B.K.Evenson名での大衆小説もある)。著作はAltmann’s Tongue(1994年)、The Open Curtain(2006年)、『遁走状態』(2009年)、Last Days(2009年)、『ウインドアイ』(2012年)、Immobility(2012年)、ノンフィクション「レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』」(2018年)など多数

柴田元幸 : 東京大学名誉教授。現代アメリカ文学の翻訳多数のほか、古典文学も翻訳。文芸誌『MONKEY』および英語文芸誌MONKEY New Writing from Japan責任編集。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Ecriture

    左に英語原文、右に邦訳が載っていて、創作論(ノンフィクション)と小説(フィクション)を英日二言語で楽しめる本。「狂っているのは世界か、自分か」という、よくある二者択一的な問いに対して、世界も自分も両方狂っているというムードを描ける作品がなホラー&ゴシックであり、エヴンソンはポーやフォークナーからその手法を学ぶ。エヴンソンが『鬼滅の刃』の映画を観て、自分の鑑賞は日本人やアニメファンとは違うはずだと思いながら、その違いや不足から自力で作品を組み立てるプロセスを楽しむ姿勢には、学ぶところがある。

  • ざじ

    創作についてのエッセイと短編小説が交互に収録されている。エッセイは明瞭で楽しく、小説はどれも不穏な昏さに満ちていて満足度が高い。「ザ・パニッシュ」という短編小説が読後いつまでも恐怖が持続し続けるような後味の悪さで特に素晴らしかった。エッセイ内で引用される日本作品で、百閨uサラサーテの盤」、柴崎友香『百年と一日』と並んで『「鬼滅の刃」無限列車編』が論じられているところが興味深い。

  • mi2

    英語が得意なわけではないですが、エヴンソンの小説が好きで購入しました。今回も緊張感のあるホラーで楽しめました。作家本人はいたって明るくて普通の人のようですが、なぜこんなにホラーが書けるのか不思議です。人間は誰もが心の底には暗い川が流れているのかもしれません

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