フランス・ドゥ・ヴァール

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サルとジェンダー 動物から考える人間の〈性差〉

フランス・ドゥ・ヴァール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784314012133
ISBN 10 : 4314012137
フォーマット
出版社
発行年月
2025年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

はたして「ジェンダーがあるのは人間だけ」か―霊長類の社会的知能研究の第一人者が、性をめぐる論争に風穴を開ける。

目次 : 序/ 第1章 おもちゃが私たちについて語ること:男の子と女の子と他の霊長類の遊び方/ 第2章 ジェンダー:アイデンティティと自己社会化/ 第3章 六人の男の子:オランダで姉妹を持たずに育つ/ 第4章 間違ったメタファー:霊長類の家父長制社会を誇張する/ 第5章 ボノボの女の連帯:忘れられた類人猿の再考/ 第6章 性的なシグナル:生殖器から顔、美しさまで/ 第7章 求愛ゲーム:慎み深い女という神話/ 第8章 暴力:レイプと謀殺と戦争の犬ども/ 第9章 アルファオスとアルファメス:優位性と権力との違い/ 第10章 平和の維持:同性どうしの競争と友情と協力/ 第11章 養育:母親による子育てと父親による子育て/ 第12章 同性間のセックス:虹色の旗(レインボーフラッグ)を掲げる動物たち/ 第13章 二元論の問題点:心と脳と体は一つ

【著者紹介】
フランス・ドゥ・ヴァール : 1948年オランダ生まれ。米国科学アカデミー会員。エモリー大学心理学部教授、ヤーキーズ国立霊長類研究センターのリヴィング・リンクス・センター所長、ユトレヒト大学特別教授を歴任。霊長類の社会的知能研究を牽引した世界的科学者であり、その著書は20以上の言語に翻訳されている。2007年に米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」、2019年に英「プロスペクト」誌の「世界のトップ思想家50人」の一人に選ばれた。2024年3月逝去

柴田裕之撮影 : 1959年生まれ。翻訳家。早稲田大学理工学部、アーラム大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いっこ さん

    類人猿と人間の性別を表わす場合、同じ単語を使うべしという著者の指示により、類人猿のオスは「男」、メスは「女」と訳されている。読んでいて、類人猿と人間とどちらのことを語っているのかわからなくなることが度々あり、それほどに似ているのだと感動すら覚えた。まるで鏡を見るがごとくの生態は、性差について客観的に考えるためのヒントになろう。ジェンダーについての考察も興味深く、自分の中の思い込みにも気づかされた。

  • Go Extreme さん

    社会化: ジェンダーアイデンティティ 自己社会化 文化的規範 性別役割 メディア影響 家族関係 教育環境 社会的期待 ジェンダー多様性 ノンバイナリー 霊長類と性差: チンパンジー ボノボ アルファオス・メス 霊長類社会構造 メスの連帯 求愛行動 性的シグナル 反射区行動 性的二形性 遊びと発達: おもちゃ選好 男児遊び 女児遊び 社会的スキル 模倣行動 競争的遊び 協調的遊び 教育的影響 社会的役割 進化的意義 暴力と性差: レイプ 戦争 性的暴力 家父長制 殺人 性差別 文化的偏見 トラウマ 社会構造

  • yoshiko さん

    ボノボって最近知った。人間に近い霊長類のひとつとしながらも、日本語のGoogle検索結果はぱっと見情報が少なくて驚く。性的なスキンシップを好むから、マスコミで取り上げにくい、とのことらしい。へー。母系なのがボノボだけど、本書、女子の連帯があまり美しくないことをきちんと触れるのに好感がもてる。サルを使ってのおもちゃの実験も面白かった。ジェンダーは社会により与えられたものであるが、生まれ持った性差もある。最後の同性愛のペンギンも面白く読んだ。BLってホントに原著で使ったのかしらw

  • げんさん さん

    メスこそ中心です。群れの要であり、核心です。オスは、やって来ては、また去っていきます

  • takao さん

    ふむ

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1948年オランダ生まれ。エモリー大学心理学部教授、ヤーキーズ国立霊長類研究センターのリヴィング・リンクス・センター所長、ユトレヒト大学特別教授。霊長類の社会的知能研究における第一人者であり、その著書は20以上の言語に翻訳されている。米国科学アカデミー会員。2007年には米「タイム」誌の「世界で最も

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