ロックに目覚めた中学時代にFMから流れてきた「リーブ・ミー・ウーマン」のライブが忘れられず、ずっと探していました。廃盤になっていたこのアルバムが再発されていたと知り、飛びつきました。ライブの音は良いとは言えませんが当時の雰囲気、ブリティッシュロック傾倒がガンガン伝わってきます。

’72年作。Strawberry Psthの成毛滋とつのだひろが、ﾍﾞｰｽ(笑)に当時ｴｽｹｰﾌﾟの高中正義を迎えつくったFlied Eggの唯一ｱﾙﾊﾞﾑ。過去の海外ﾛｯｸ名作曲を皮肉ったかのようなﾊﾟﾛﾃﾞｨｰ満載。普通ｱﾙﾊﾞﾑにしますか？(笑）。どの曲が何の曲をﾊﾟﾛってるのか探しながら聴くと楽しさ倍増。ｼﾞｬｹｯﾄﾃﾞｻﾞｲﾝにも赤塚不二夫や梅図和夫の人気ｷｬﾗも！ここまでやられるとただただ敬服するのみ。が、しかし、それはｱﾌﾟﾛｰﾁの方法論であって、本人達はいたって真面目にﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭﾛｯｸしていて、これもまた日本ﾛｯｸ史に残る重要ｱﾙﾊﾞﾑに違いはなし。1300円！お買い得！

つのだひろ・・・メリージェーンだけではありません。 ７０’初頭の日本ロック創世記の立役者だったんですよね。 Flied　Eggの２枚は聴き応えがありますよ。 高中もBassだし。 この盤は前半のライブが最高です!

ブリティッシュロックの王道だ。トリオでやっているのも注目。トリオのドラムの迫力はすげぇ。今ライブを聴いてみたいが、ギターの人はなくなったんだっけ。

ビートルズあり、ユーライア・ヒープあり、Zeppelinあり、シカゴあり、ELPあり、クリムゾンあり、のなんでもあり。本当に楽しめます。

気合が違うな。フレーズが誰それのパクリだとかそんな次元ではない。音が鬼の形相で立っていて前のめりに斬り込んでくる。たぶん後ろは絶壁だったんだろう。35年前といえばキャロルやファニカンが出てきた過渡期の頃か。確かにこの音は時代錯誤だったかもしれない。しかし凛としていて媚へつらいがない。こっちも正座してよそ見せずに聴いてしまう。何を支えにここまでがむしゃらな音が出せるのか。それを考えただけで涙してしまう。ずっと生きていて欲しかった。

Cool album. Especially the first song!

成毛滋・つのだ☆ひろ・高中正義という70年代初頭を飾るトップレベルのミュージシャンで結成された本格的なロックバンドで、高校生でロック駆け出しの私にとってまさにカルチャーショックでした！日本人で英語の歌詞、ひときわ高い音楽性は現在に於いてもフライドエッグを超えるバンドは無いと思います。