いつわり

フィリップ・ロス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087731736
ISBN 10 : 4087731731
フォーマット
発行年月
1993年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,228p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 8123 さん

    女性との会話を寄せ集めただけの構成。話しているのはザッカーマンシリーズでお馴染みの浮気相手たちで、内容も「ユダヤ人への民族的抑圧」「創作倫理」「肉欲と愛情の峻別」等これまでロスがあつかってきたモチーフなので新味はない。また相手の名前を明示しないため、今話しているのが誰なのか判然とせず混乱する。しかし混乱したことでそれこそが作者の狙いだったのだと気づくのだ。個々の女性と話してる形式をとりながら「女性一般」もしくは「抽象としての女性」と会話してるかのような錯覚を抱かせるつもりなのだ。やはりただ者じゃなかった。

  • ja^2 さん

    章立てもなければ、ストーリーもない。延々と続く女性たちとの一対一の会話。いわゆる地の文がないから(叙述も描写も全くないのだ)、会話の主が誰で、誰とどういう関係にあるのかも判然としない。▼おそらく作者は、創作のネタとなる日常のメモ書きをそのまま本にしたのだろう。残念ながら、私はこれを面白いとは思えなかった。他人の意味脈絡のない会話──しかもそのほとんどがピロートークとなれば、馬鹿馬鹿しくて読んでられない。▼確かに創作とは、現実の会話の断片との間を行き来する作業なのだろうけれど。

  • MOTO さん

    フィリップ・ロスは本当に面白い。ロスの作品ではほぼ必ず人種問題の話題が出てくるのだけれど、毎回全く退屈せずに読めるのがすごい。男女の性を巡る話題もクンデラ並みに面白い。会話だけで書かれているので誰と誰が話をしているのかイマイチわからないところが少し読みづらいかな。

  • 勉誠出版営業部 さん

    フィリップ・ロスの『いつわり』を読了。99%が会話文で進行する物語。最初は同じ男女の会話かと思いきや、実は女性は入れ替わっていることに気づくと、それまでに読んできた会話もタイトルどおり偽りに満ちたものではないかと思い始め・・・。

  • theぼう さん

    ニコルソン・ベイカーの「もしもし」みたいな話かと思ったらぜんぜん違った。ユダヤ人でいることの面倒くささとか、考え方とか、大変そうだ。これはたぶん空想の場面だが、主人公が書いたものが猥褻だとかの理由で裁判にかけられているときに、女検事に向かってセクハラを始めるのが馬鹿馬鹿しくて良い。

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フィリップ・ロス

1933年3月19日、米国ニュージャージー州ニューアーク市で、移民2世のベス・ロスとハーマン・ロスの第2子として生まれる。のちに作品で繰り返し登場する、同市内ウィークアヒック地区のユダヤ人コミュニティで育つ。1950年にウィークアヒック高校を卒業後、ペンシルバニア州のバネックネル大学へ進学。シカゴ大

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