ピョートル・パヴロヴィチ・エルショーフ

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せむしの小馬

ピョートル・パヴロヴィチ・エルショーフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846004446
ISBN 10 : 4846004449
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「馬鹿」と蔑まれる主人公が醜い魔法の小馬に助けられて、地上から大海原へ、はたまた天空へと奇想天外の大冒険を繰り広げる。ロシア民話を手がかりにして書かれた、ロシアで最も人気の高い物語詩を新訳で。

【著者紹介】
P・エルショフ : 1815‐69。ロシアの作家。西シベリアに生まれ、伝承文学の世界に深く接して育った。ペテルブルク大学在学中に発表した、ロシア民話のテーマにもとづく物語詩『せむしの小馬』(1834)は、今日にいたるまでロシアで最もよく読まれる古典作品の一つである

田辺佐保子 : 早稲田大学文学部大学院修了。ロシア文学専攻。津田塾大学、成蹊大学等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Miyoshi Hirotaka

    わが国で児童文学として読まれていても最初からそうであった訳ではない。19世紀前半に書かれた「せむしの小馬」は、できの悪い主人公が助けられるところは「ドラえもん」に同じだが、美しいお姫様をもらい、悪しき老皇帝に代わり、新しい王様になるところは、明らかに社会風刺と救世主待望。この頃のロシアは下り坂とはいえ、ナポレオンの大軍を撃破し、対外的には自信満々。ところが、足元は病んでおり、庶民の不満は鬱屈していた。21世紀の今でも権力者のやっていることはあまり変わらないが、庶民の発言の自由は約2世紀で飛躍的に拡大した。

  • ツキノ

    図書館の1月の展示本。なるほど、こういう話だったのね。話の構成が巧み。おもわず引き込まれる。

  • さんご

    挿絵にバスネツォフのリトグラフを使用しているので購入。 最初に読んだ角川文庫の稲田定雄・訳とコチェルギンの挿絵が好きで、次にコチェルギンのカラーの大きな挿絵が見たくなり新読書社の福井研介・訳を探していたら、社長の伊集院俊隆氏がわざわざ探してくださった。 次はバスネツォフの絵の表紙のエルショーフ「イワンとふしぎなこうま」浦 雅春・訳(岩波文庫)を読んでみたい。

  • りんご

    寓意的なようなそうでもないような…せむしの子馬がなんだってそんなに親切にするのか、実はよく分からない。なんてったってイワンは馬鹿で、その上さして勤勉でもマメでもないのだ。母馬がイワンを振り落とせなかったというのが余程のことだったんだろう。 と、なんやかや言っても好きなお話。どうかつまらん言葉狩りに逢いませんように。

  • ほしいもアボカド

    めげない強さとやさしき弱さ。〜ドラえもんとのび太が思い浮かぶ。

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