ピツェッティ：ヴァイオリン・ソナタ、カステルヌオーヴォ＝テデスコ：幻想曲風ソナタ、他　ハガイ・シャハム、エレツ

東欧ヴァイオリンの求道者ハガイ・シャハム

フバイ、ブロッホ、ヴェイネル、アクロンなど東欧作品を続々と取り上げてきたハガイ・シャハムとアーノン・エレツの最新作は、20世紀初期イタリアのレパートリー探求へと突入。日本では交響曲イ長調が「皇紀2600年奉祝曲」として知られる、イルデブランド・ピツェッティに、ピツェッティに師事したイタリア系ユダヤ人作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ＝テデスコ[1895-1968]のヴァイオリン・ソナタ。
　メニューインの愛したピツェッティのソナタと、ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、アディラ・ファキーリに献呈されたカステルヌオーヴォ＝テデスコのソナタは、東欧ヴァイオリン音楽の求道者ハガイ・シャハムにとっても得意のレパートリーでしょう。チェロとピアノ用に書かれ、作曲者自身によってヴァイオリン用へと編曲された『３つの歌』、マリオ・コルティによってヴァイオリン版が書かれた『３つのヴォカリーズ』も、情緒たっぷりに歌います。（東京エムプラス）

【収録情報】
・ピツェッティ：ヴァイオリン・ソナタ イ長調
・ピツェッティ：3つの歌
・カステルヌオーヴォ＝テデスコ：幻想曲風ソナタ
・カステルヌオーヴォ＝テデスコ：3つのヴォカリーズ

　ハガイ・シャハム（ヴァイオリン）
　アーノン・エレツ（ピアノ）

　録音時期：2010年6月20-23日
　録音場所：イスラエル、エルサレム音楽センター
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）