ピエール・ルメートル

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炎の色 上 ハヤカワ・ミステリ文庫

ピエール・ルメートル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151814532
ISBN 10 : 4151814531
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;16

内容詳細

1927年2月、パリ。一大帝国を築いた実業家の葬儀が粛々と進んでいた。しかし出棺のとき、思いがけない悲劇が起きる。故人の孫、七歳のポールが三階の窓から落ちたのだ。故人の長女マドレーヌは亡父の地位と財産を相続したものの、息子の看護に追われる日々を送る。しかし、そのあいだに、彼女を陥れる陰謀が着々と進んでいた…。ゴンクール賞および英国推理作家協会賞を受賞した『天国でまた会おう』待望の続篇登場!

【著者紹介】
ピエール・ルメートル : 1951年、パリ生まれの作家、脚本家。2006年にカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第一作となる『悲しみのイレーヌ』でデビュー。2011年に発表したシリーズ第二作『その女アレックス』は、英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞に輝いたほか、日本でミステリ・ランキング一位を独占し、ベストセラーとなった。2013年に発表した初の文芸作品である『天国でまた会おう』(早川書房/ハヤカワ・ミステリ文庫刊)は、フランスで最も権威ある文学賞であるゴンクール賞およびCWA賞インターナショナル・ダガー賞を受賞

平岡敦 : 1955年生、早稲田大学文学部卒、中央大学大学院修士課程修了、フランス文学翻訳家、中央大学講師。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    復讐劇…というあらすじを鵜呑みにしてはいけない。ギュスターヴがああいう行動に出たのも、アンドレにあんなことさせる環境を作ったのも、全部マドレーヌ自身に負うところが大きい。実際ギュスタ―ヴは、色々と仕掛けはしたけれども、嘘はいっておらず、マドレーヌの自業自得感が強すぎて、感情移入を阻む。戦後混乱期に、必死に生き抜こうと足掻く人間賛歌として読めば、展開の早さやリズム感が楽しい。そこに善悪の物差しはない(アンドレの行為だけ別)。ポールにキラリと光るものが見えたり、下巻でどういう風になるのか楽しみ。前作より好き。

  • ケイ さん

    「天国でまた会おう」は三部作らしく、これが第二部。とはいえ、これは第一部と比べれば文学的と言うよりモンテ・クリスト伯ばりの復讐劇ありきのように思える。それが成立するための残酷なお膳立てが最初に整うが、そうなった理由を誰も探さないというのがなんか興醒めで...。他人の気持ちを想像する人がいないのよね。みんな、自分、じぶん、ジブンで。マドレーヌが本気出すあたりから楽しくなってきた。

  • ゆのん さん

    『天国でまた会おう』の続編。何不自由なく暮らしていたマドレーヌ。実業家の父親の死、息子の大怪我、そして周囲の策略に呑まれ全てを失う。どのように反撃に出るのが続きが大いに気になる。早速下巻へ。

  • hiro さん

    初めて読んだルメートルの作品『その女アレックス』に衝撃を受けた。続けてヴェルーヴェン警部が活躍する他の作品も読み、ルメートルを追いかけることにした。しかし、先日読んだ『監禁面接』には失望した。気を取り直し復讐譚だということだけを知って、この作品を読みだした。上巻の三分の二は、不幸な出来事が次々に起こり、悪意を持った人たちの罠にはめられ、1929年の世界大恐慌で完全に身ぐるみを剥がされてしまった主人公マドレーヌが描かれている。そして4年後、マドレーヌの復讐が始まる。復讐は果たせるのだろうか。下巻へ進む。

  • のぶ さん

    「天国でまた会おう」の続編らしいが、この本単独で十分に楽しめると思った。主人公のマドレーヌは実業家。一大帝国を築いた実業家の葬儀が行われているところから物語は始まる。そんな最中に故人の孫7歳のポールが三階の窓から落ちる。その後のポールは車いすでの生活を強いられ、マドレーヌはポールの世話に人生を費やすことになる。上巻ではミステリーの要素はほとんどなく、石油のトレーディング等経済小説の印象を感じさせる。ただ、富豪ぞろいの登場人物に陰謀が蠢いている雰囲気が漂う。この先どんな展開が待っているのか?感想は下巻で。

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