ピエール・バイヤール

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アクロイドを殺したのはだれか

ピエール・バイヤール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480837110
ISBN 10 : 4480837116
フォーマット
出版社
発行年月
2001年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;20

内容詳細

クリスティーの『アクロイド殺人事件』の真犯人はほかにいた。フランス気鋭の文学理論家が、名探偵ポワロの妄想を暴き出し、驚くべき合理的な真犯人を明らかにする。スリリングなミステリー仕立てのミステリー論。

【著者紹介】
ピエール・バイヤール : 1954年、パリ生まれ。パリ第八大学教授。文学を精神分析に応用する「応用文学」の提唱者であると同時に分析療法の実践家でもある

大浦康介 : 1951年、長崎県生まれ。京都大学助教授。専門は文学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 本木英朗 さん

    『アクロイド』読書会用に再読。著者はフランスの文学者で精神分析療法の実践家でもある。かいつまんでいうとポアロの推理は妄想の産物で、真犯人は別にいるという独自の推理を、シェークスピア作品の読解を応用しつつ開陳している。『アクロイド殺し』という作品が持つ「ある二重性」を弱点としてそれを根拠に着実な思弁を重ねていくわけだけど、この思弁そのものが専門知識とレトリックに飾られた恣意性を持ってしまう、ようにも読める。テキストの読解としては秀逸だけど、ミステリ作品の楽しみ方としては凡庸だな、と再読して感じました。

  • masabi さん

    【要旨】クリスティ「アクロイド殺人事件」にて探偵ポアロが名指しした犯人とは別の真犯人を探偵役バイヤールが推理する。【感想】精神分析の知見、他のクリスティ諸作のネタバレを交えつつ、意外な真犯人を推理するスリリングな一冊。ただバイヤールの紐解いた真相だったら「アクロイド殺人事件」はミステリ史にその名を刻まなかっただろうなというのが正直な感想だ。登場人物の探偵が主張する真相以外にも真相はあり得ることを知ることができたのは収穫だ。

  • rinakko さん

    すこぶる面白かった! うん10年ぶりに『アクロイド殺し』を読み返し懐かしく感じ入ったことが目の前で突き崩されていったけれど、不思議と快感でもあり堪能した。ミステリ作品では、最後に真犯人を指すことで幾つも存在する解釈を1つに収斂させなければならない、そこが他の文学テクストとは大きく違う。でももし、名探偵がたどり着いた解釈さえ彼の妄想の産物だったとしたら…(で、妄想には妄想を)。『終わりなき夜』や『カーテン』への言及も多く、妄想とは何ぞや…という考察(妄想と理論の相互浸透の問題など)には読み応えがありよかった

  • ♠利用停止♠ナイスご無用。詳しくは自己紹介欄で さん

    『アクロイド殺し』での読友さんとのコメントのやりとりに刺激され再読。初めて読んだときとほとんど感想は変わりませんでした(^^; ポアロさんの推理を「妄想」と断定する論法には、やはり違和感を覚えますが、こういう見方もあるんだなーと思えば面白いかもしれません。 http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9223987

  • 蜂蜜 さん

    再読(初読時の感想はhttp://j.mp/QZz2Vs)。意味を分散させ不明瞭にするように構築されたテクストの解釈可能性に極限まで挑み、テクストと読者のあいだの中間的世界に逃げ込んだ真犯人に迫ろうとする野心作。非常にスリリングで面白い本です。本著において焦点化される読者の介入の問題は『アクロイド…』に限ったものではなく、例えば本著でもたびたび言及されるプルースト論におけるテクストの流動性でも重視されているらしいので、ナラトロジーに関心のある方に広くお勧めできます。

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ピエール・バイヤール

1954年生。パリ第八大学教授。精神分析家。文学をめぐる様々なパラドックスに着目し、創造的批評論を展開する。20タイトルに及ぶその著書は、各国語に翻訳されている

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