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Nocturnes for Piano (11CD)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BRL97480
Number of Discs
:
11
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


43人の作曲家によるさまざまな夜想曲

ピアノのための夜想曲(11CD)
フィールド、ショパン、フォーレ、スクリャービン、アルカン、他


ピアノのための夜想曲は、創始者ジョン・フィールドのときにすでに人気があり、ツアーでパリを訪れた際に出演したサロン興行でも注目度が高く、ショパンに大きな影響を与えてもいます。
  そしてショパンは夜想曲をより静謐で性格的な音楽に変貌させ、パリの貴族やブルジョワのサロン興行にも大きく貢献。そしてショパンは複数の出版社とも契約を結ぶなど楽譜出版でも成功したことで、出版社側にも夜想曲には需要があると認知され、それがさまざまな作曲家への国境を越えた委嘱にも繋がり、やがて、夜想曲は定番曲種としての地位を確立することになります。
  このセットでは43人の作曲家の作品を収録しており、さまざまな作風の夜想曲を手軽に楽しむことができます。
  ブックレット(英語・8ページ)には、Gramophone誌やStrad誌でもおなじみのピーター・クァントリルによる書き下ろし解説が掲載。トラックリストなどの情報はそれぞれの紙ジャケット裏側に記載されています。

Brilliant ClassicsPiano ClassicsBerlin ClassicsNeue Meister

 トラックリスト (収録作品と演奏者)

CD1 42'41
ジョン・フィールド(1782-1837)
1. 夜想曲 第1番 変ホ長調 H24 (1812)  3'22
2. 夜想曲 第2番 ハ短調 H25 (1812)  3'43
3. 夜想曲 第3番 変イ長調 H26 (1812)  3'47
4. 夜想曲 第4番 イ長調 H36 (1817)   6'24
5. 夜想曲 第5番 変ロ長調 H37 (1817)   2'30
6. 夜想曲 第6番 ヘ長調 H40「ゆりかごの歌」 (1817)   4'30
7. 夜想曲 第7番 ハ長調 H45 (1821)   6'09
8. 夜想曲 第8番 イ長調 H14E「パストラーレ」   4'32
9. 夜想曲 第9番 変ホ長調 H30A 「ロマンス」(1816)  3'53
10. 夜想曲 第10番 ホ短調 H46 (1821)   3'48
CD2 43'50
1. 夜想曲 第11番 変ホ長調 H56 (1832)   4'58
2. 夜想曲 第12番 ト長調 H58D (1822)   2'07
3. 夜想曲 第13番 ニ短調 H59 「無言歌」(1834)   4'02
4. 夜想曲 第14番 ハ長調 H60 (1835)   8'29
5. 夜想曲 第15番 ハ長調 H61 (1836)   4'01
6. 夜想曲 第16番 ヘ長調 H62 (1836)   4'22
7. 夜想曲 第17番 ホ長調 H54「グランデ・パストラーレ」  10'51
8. 夜想曲 第18番 ホ長調 H13K「正午(12時)」(1810〜1832)  4'56

タイラー・ヘイ(ピアノ)
録音:2023年4月11〜12日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会

元祖ピアノの夜想曲は、サンクトペテルブルクの長い夜のサロンに響いた音楽でした。作者はイギリス人のジョン・フィールド。アイルランド生まれですが、フィールドが18歳の時にアイルランド議会は解散し、グレート・ブリテン王国に吸収されていたので、イギリス人ということになります。
  夜想曲は一気に書かれたものではなく、平均して年に1曲くらいのゆったりしたペースで作曲されており、ロシアで見聞きした歌(ロマンス)や馬車の音なども反映されています。
  ジョン・フィールドの54年の生涯のうち、アイルランド拠点期は幼少時代の10年、イギリス拠点期は修業時代の10年で、ロシア拠点期は34年に及んでおり、1837年に亡くなったのもモスクワです。要するにプロの音楽家になってからはずっとロシア拠点で働いていたことになり、有力な弟子もミハイル・グリンカら何人もいたことから、ロシアの作曲家のあいだで夜想曲が浸透し、ロシアは夜想曲の発祥の地ともなっていたのです。
  そしてそのフィールドの名声は死後も続き、トルストイの小説「幼年時代」[1852]、「戦争と平和」[1869]にもフィールドの名が登場するほどでした。




CD3 51'10
ショパン(1810-1849)
1. 夜想曲 第1番 変ロ短調 Op.9-1  5'09
2. 夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2  4'45
3. 夜想曲 第3番 ロ短調 Op.9-3  6'53
4. 夜想曲 第4番 ヘ長調 Op.15-1  4'27
5. 夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2  3'46
6. 夜想曲 第6番 ト短調 Op.15-3  5'43
7. 夜想曲 第7番 嬰ハ短調 Op.27-1  5'02
8. 夜想曲 第8番 変ニ短調 Op.27-2  5'14
9. 夜想曲 第9番 ロ短調 Op.32-1  5'09
10. 夜想曲 第10番 変イ長調 Op.32-2  5'37
CD4 59'07
1. 夜想曲 第11番 ト短調 Op.37-1  6'22
2. 夜想曲 第12番 ト短調 Op.37-2  5'22
3. 夜想曲 第13番 ハ短調 Op.48-1  6'31
4. 夜想曲 第14番 嬰ヘ短調 Op.48-2  6'04
5. 夜想曲 第15番 ヘ短調 Op.55-1  4'59
6. 夜想曲 第16番 変ホ長調 Op.55-2  4'56
7. 夜想曲 第17番 ロ短調 Op.62-1  7'34
8. 夜想曲 第18番 ホ長調 Op.62-2  6'33
9. 夜想曲 第19番 ホ短調 Op.72-1(遺作)  3'49
10. 夜想曲 嬰ハ短調(遺作)  3'58
11. 夜想曲 ハ短調(遺作)  2'33

ヴィンチェンツォ・マルテンポ(ピアノ/スタインウェイ 1888)
録音:2023年12月3日、イタリア、キアヴァリ、マルコ・バルレッタ・スタジオ

フィールドの28年後、激動期のポーランドに生まれたショパンは、物心ついた時には祖国がロシア帝国領という環境で、21歳の時に父の故郷フランスに移住、パリに居を定めています。夜想曲を最初に書いたのはポーランド時代の1829年で、以後、1846年まで書き続けてピアノのための人気レパートリーとして定着させています。




CD5 74'36
ガブリエル・フォーレ (1845-1924)
1. 夜想曲 第1番 変ホ短調 Op.33-1  6'31
2. 夜想曲 第2番 ロ短調 Op.33-2  5'48
3. 夜想曲 第3番 変イ長調 Op.33-3  3'58
4. 夜想曲 第4番 変ホ長調 Op.36  6'09
5. 夜想曲 第5番 変ロ長調 Op.37  7'46
6. 夜想曲 第6番 変ニ長調 Op.63  8'38
7. 夜想曲 第7番 嬰ハ短調 Op.74  8'07
8. 夜想曲 第8番 変ニ短調 Op.84-8  2'34
9. 夜想曲 第9番 ロ短調 Op.97  3'41
10. 夜想曲 第10番 ホ短調 Op.99  4'48
11. 夜想曲 第11番 嬰ヘ短調 Op.104-1  3'57
12. 夜想曲 第12番 ホ短調 Op.107  5'59
13. 夜想曲 第13番 ロ短調 Op.119  6'32

フランソワ・デュモン (ピアノ/ガヴォー 1922)
録音:2020年5月29日、30日、フランス、フュメル




CD6 64'44
ミハイル・グリンカ (1804-1857)
1. 夜想曲 ヘ短調「別れ」(1839)  4'34
2. 夜想曲 変ホ長調 (1828)  4'57

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール


カルル・ハルトクノフ (1796-1834)
3. 夜想曲 ロ短調 Op.8-2 (c.1833)  3'03

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール


アントン・ルビンシテイン (1829-1894)
4. 夜想曲 変ト長調 Op.28-1(「2つの小品」より)(1856)  5'04
5. 夜想曲 ト長調 Op.69-2(「5つの小品」より)(1867)  3'24
6. 夜想曲 変イ長調 Op.71-1(「3つの小品」より)(1867)  5'01


ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
7. 夜想曲 ヘ長調 Op.10-1(「2つの小品」より)(1871-72)  3'51
8. 夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4(「6つの小品」より)(1873)  2'56

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール


アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915)
9. 夜想曲 変イ長調 WoO 3 (1886)  2'45
10. 夜想曲 ヘ短調 Op.5-1 (1890)  3'42
11. 夜想曲 イ長調 Op.5-2 (1890)  2'52
12. 夜想曲 変ニ長調 Op.9-2(左手のための)(1894)  4'48

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール


コンスタンチン・アンチーポフ (1859-1927)
13. 夜想曲 嬰ヘ短調 Op.6 No.2(「4つの小品」より)(1890)  3'17
14. 夜想曲 変イ長調 Op.12 (1892)  3'46

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール


アレクサンドル・グラズノフ (1865-1936)
15. 夜想曲 変ニ長調 Op.37 (1889)  6'56

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール


ヴァシーリー・カリンニコフ ([1866-1901)
16. 夜想曲 嬰ヘ短調 第3番(「4つのコンポジション」より」)(1896)  3'39

バルト・ファン・オールト(ピアノ/スタインウェイ 1875)
録音:2022年7月2〜4日、ベルギー、ルイセレーデ、クリス・マーネ・コンサートホール




CD7 66'58
シャルル・ヴァランタン・アルカン (1813-1888)
1. 夜想曲第1番 Op.22  6'24

アラン・ワイス (ピアノ)
録音:1989年12月20〜21日。オランダ、ナイメーヘン、コンセルトヘボウ・デ・フェレーニヒング


クロード・ドビュッシー (1862-1918)
2. 夜想曲  6'43

アレッサンドラ・アンマーラ(ピアノ)
録音:2015年11月30日〜12月2日。イタリア、サチーレ、ファツィオーリ・コンサート・ホール


ルイ・ヴィエルヌ (1870-1937)
3. 夜想曲 Op.35-3  8'10

ムーザ・ルバツキテ(ピアノ)
録音:2014年6月11〜13日。イタリア、サチーレ、ファツィオーリ・コンサート・ホール


レイナルド・アーン (1874-1947)
4. イタリア風夜想曲  1'58
5. 悲しい夜想曲、夜の鳥  1'32
6. ボスポラス海峡の夜の夢(組曲「とり乱したナイチンゲール」より)  3'00

アレッサンドロ・デリアヴァン(ピアノ)
録音:2015年8月19日。イタリア、ヴィチェンツァ

アーンはベネズエラで生まれ、後にパリで活躍。14歳の時に書いた作品で注目されてからフランスで名声を得ています。アーンは声楽曲を中心に多作な作曲家で、劇音楽、映画音楽など付随音楽も多数残しました。ここでは幻想的で詩的、ノスタルジックなピアノ曲を収録。


フランシス・プーランク (1899-1963)
8つの夜想曲 FP 56
7. 第1曲  3'19
8. 第2曲「若い娘たちの舞踏会」 1'16
9. 第3曲「マリーヌの鐘」 3'21
10. 第4曲「幻の舞踏会」 1'35
11. 第5曲「しゃくとり虫」 1'25
12. 第6曲  3'28
13. 第7曲  2'13
14. 第8曲「終曲にかえて」  2'26

キアーラ・チペッリ(ピアノ)
録音:2023年4月4〜5日。イタリア、ペルージャ

プーランクが30代だった1930年頃から1938年にかけて作曲され、1932年から1939年にかけて個別に出版。バッハやシューマン、ショパン、ストラヴィンスキー、プロコフィエフなどの影響も感じさせる戦間期の作品。


エリック・サティ (1866-1924)
5つの夜想曲(1919)
15. 第1曲 やさしく、しずかに  3'07
16. 第2曲 単純に  2'04
17. 第3曲 やや動きをもって  3'01
18. 第4曲 神秘的に  2'27
19. 第5曲  2'05

ホーコン・アウストボ(ピアノ)
録音:1999年5月10日、11日、6月30日、7月1日。オランダ、デフェンター、レモンストラント派再洗礼派教会

サティの夜想曲集は、1919年に作曲。当時のサティは、「パラード」のスキャンダラスな初演の影響で批評家を侮辱して訴えられ有罪判決を受けたり、ドビュッシーと仲違いして疎遠になったり、音楽グループ「ヌーヴォー・ジュヌ(6人組の前身)」と関係を断ったり、マスコミを敵にまわして収入が減り鬱になったりもしていましたが、そうした状態からの回復直後に書かれたのがこの夜想曲集。突飛な題名や音楽のパロディなどがなく、真剣な装いなのは上記の事情を考えれば納得です。


ルイ・オベール (1877-1968)
20. 第2曲 夜想曲(「3つの素描」Op.7より)  3'38

クリスティーナ・アリアーニョ(ピアノ)
録音:2005年。イタリア、イヴレア


ジェルメーヌ・タイユフェール (1892-1983)
21. 夜想曲(「ピアノ・パルティータ」より)  2'53

クリスティーナ・アリアーニョ(ピアノ)
録音:2001年6月。イタリア、ヴェネツィア、カンポノガーラ




CD8 64'09

セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
1. 夜想曲 ヘ長調  3'24
2. 夜想曲 嬰ヘ短調  4'03
3. 夜想曲 ハ短調  4'03

エリーザ・トメッリーニ(ピアノ)
録音:2016年2月21〜22日。イタリア、ブレーシャ、カヴァッリ音楽録音スタジオ


アントン・ルビンシテイン (1829-1894)
4. 水上の夜想曲(3つの性格的小品 Op.9より)  4'43
5. 夜想曲(6つの性格的小品 Op.50より)  4'01

デュオ・ピアニスティコ・ディ・フィレンツェ(ピアノ連弾)
└ サラ・バルトルッチ
└ ロドルフォ・アレッサンドリーニ
録音:2013年6月。イタリア、フィレンツェ、、アカデミア・バルトロメオ・クリストフォリ


ミリー・バラキレフ (1837-1910)
6. 夜想曲 第1番 変ロ短調  6'47
7. 夜想曲 第2番 ロ短調  9'55
8. 夜想曲 第3番 ニ短調  6'58

アレクサンドル・パレイ(ピアノ)
録音:1992年。ニューヨーク州立大学、パフォーミング・アーツ・センター、シアターC


アレクサンドル・ボロディン (1833-1887)
9. 夜想曲(小組曲より) (1885)  3'02

マルコ・ラペッティ(ピアノ)
録音:2008年9月3〜5日。フィレンツェ、ヴィラ・ヴェスプッチ

エドヴァルド・グリーグ (1842-1907)
10. 夜想曲 Op.54-4  6'00

マチュー・イドムタール(ピアノ)
録音:2020年7月7〜8日、ベルギー、モンス、アルソニック


ドーラ・ペヤチェヴィチ (1885-1923)
11. 夜想曲 Op.50-1  2'33
12. 夜想曲 Op.50-2  2'10

エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
録音:2020年10月29〜30日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会

ペヤチェヴィチは1885年、オーストリア=ハンガリー帝国のブダペストに誕生。本名はマリア・テオドーラ・ペヤチェヴィチ。父はハンガリー系クロアチア伯爵、母はハンガリー男爵の娘なので、オーストリア=ハンガリー帝国クロアチア貴族の一員ということになります。
  ドーラの音楽的才能は、ピアニスト兼歌手だった母親によって幼い頃から認められて育まれ、1903年に一家でザグレブに転居した際には、クロアチア音楽学校の教授のもとで音楽を学んでいます。その頃の彼女の作風は、メンデルスゾーン、シューマン、グリーグなどロマン派の作曲家の影響を受けたものでした。
  その後、彼女はドレスデンとミュンヘンで学び、楽器演奏、作曲、ヴァイオリンのレッスンを受けています。
  ペヤチェヴィチはやがてフランス印象派の影響を受けながらも、ロマン派の伝統に根ざした作曲をおこなうようになり、独自の個性を確立して行きますが、1923年1月にミュンヘンで息子のテオを出産した際に合併症を患い、2か月後に腎不全により37歳で亡くなっています。


ジョルジェ・エネスク ( 1881-1955)
13. カリヨン夜想曲(組曲 Op.18より)  5'56

サスキア・ジョルジーニ(ピアノ))
録音:2018年9月21〜22日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会

エネスクは天才的な記憶力に恵まれ、ヴァイオリニスト、作曲家、ピアニスト、指揮者、教師、さらにはオルガニスト、チェリストとして活躍。彼の作曲は非常に個性的な形式をとっており、しばしば母国ルーマニアの民俗音楽だけでなく、不思議で独創的な倍音列を持つ鐘の音も想起させます。その完璧な例が、この「カリヨン夜想曲」です。




CD9 56'39
ファニー・メンデルスゾーン (1805-1847)
1. 夜想曲 ト短調 H.337 (1838)  3'45
2. ナポリ夜想曲 ロ短調 (1839-40)  3'03

マルティナ・フレッツォッティ(ピアノ)
録音:2019年9月2〜3日。オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


クララ・ヴィーク・シューマン (1819-1896)
3. 夜想曲(「ソワレ・ミュジカル」Op.6より)  4'46

ドメニコ・コディスポーティ(ピアノ)
録音:2019年3月13〜14日。オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


ジョヴァンニ・ズガンバーティ (1841-1914)
4. 夜想曲 第1番 ロ短調 Op.20-1 4'01
5. 夜想曲 第2番 ト短調 Op.20-2 2'34
6. 夜想曲 第3番 ハ短調 Op.20-3 5'44
7. 夜想曲 ロ長調「ベッリーニのアルバムに寄せて」  5'18
8. 夜想曲 変ニ短調 Op.31  4'18
9. 夜想曲 ホ長調 Op.33  4'15
10. 夜想曲 ト短調  3'57

ガイア・フェデリカ・カポリッチョ(ピアノ)
録音:2021年7月。イタリア、プラート、ソノリア・スタジオ

リストのローマでの音楽学校として自宅を使わせていたズガンバーティは、自作の出版に際してリストに支援されており、リストを通じて知り合ったワーグナーからも賛意を呈されるなど親しく交流していました。オペラ全盛のイタリアで器楽復興に尽力したズガンバーティの代表作はなんといってもピアノ曲。しかし生前に出版されなかった未発表楽譜についてはいろいろと問題もあったため、この録音では、手稿譜の写真を入手して参照し、可能な限り正しい姿で作品を再現しています。


ジュゼッペ・マルトゥッチ (1856-1909)
11. 夜想曲 変ト長調 Op.70-1  5'14
12. 夜想曲 嬰ヘ短調 Op.70-2  5'37

アルベルト・ミオディーニ(ピアノ)
録音:2014年11月16〜18日。イタリア、ベルナレッジョ、バルトークストゥーディオ

作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者として活躍したジュゼッペ・マルトゥッチ[1856-1909]は、イタリア・オペラが強大な勢力をもっていた当時のイタリアにあって、器楽作品や他国作品の紹介に熱心に取り組んでいた人物。レスピーギの師でもあったマルトゥッチは熱烈なワグネリアンでもあり、その作品は19世紀のロマン主義に根差した親しみやすいものとなっています。マルトゥッチは指揮者としてブラームスの交響曲第2番をイタリア初演していたこともあって、「イタリアのブラームス」などと呼ばれたりもしますが、実際にはワーグナーの影響のほうが強く、歌曲集「思い出の歌」など濃密なオーケストレーションが素晴らしく、60年後に書かれた「4つの最後の歌」にも通じる美を堪能することができます。今回のセットでは、「思い出の歌」のピアノ伴奏ヴァージョンも収録し、より歌曲的な雰囲気を味わうこともできます。


アミルカーレ・ポンキエッリ (1834-1886)
13. 夜想曲 変イ長調 Op.93  3'38

エステル・フーザル・ポーリ(ピアノ)
録音:2021年6月29日〜7月1日。イタリア、クレモナ、ポンキエッリ劇場

オペラ「ラ・ジョコンダ」で知られる作曲家ポンキエッリが遺したピアノ曲は、オペラティックな表情に満ちています。愛の旋律も葬送の旋律も、思わず舞台を想像してしまうような音楽で、聴き手にパートごとの役柄まで考えさせてしまうようなポンキエッリの劇場感覚にはやはり凄いものがあります。純粋にロマン派ピアノ曲集として聴いても美しい音楽ですが、ここはやはりピアノによるオペラとして聴いた方が面白いかもしれません。




CD10 55'20
エイミー・ビーチ (1867-1944)
1. 夜想曲 Op.107 (1924)  3'45

マルティーナ・フレッツォッティ(ピアノ)
録音:2023年1月。オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


チャールズ・トムリンソン・グリフス (1884-1920)
2. 夜想曲(「幻想小曲集」Op.6より)  6'02

エマヌエーレ・トルクアーティ(ピアノ)
録音:2016年6月。イタリア、セニガッリア、アウディトリウム・サン・ロッコ


フランチェスコ・チレア (1866-1950)
3. 夜想曲 Op.22  3'34

ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(ピアノ)
録音:2016年4月。イタリア、ベルナレッジョ、バルトークスタジオ


オットリーノ・レスピーギ (1879-1936)
4. 夜想曲(「6つの小品」P044より)  5'02

ミケーレ・ダンブロージオ(ピアノ)
録音:2014年7月、2015年7月。イタリア、ローマ、ヴァチカン放送、サローネ・アッスンタ


セルゲイ・ボルトキエヴィチ (1877-1952)
5. 夜想曲(「3つの小品」Op.24より)  4'33

クラース・トラップマン(ピアノ)
録音:2002年8月。オランダ、ロッテルダム


セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
6. 夜想曲(「サロン」Op.10より)  4'47

エリーザ・トメリーニ(ピアノ)
録音:2016年2月。イタリア、カストレッツァート、カヴァッリ・ミュージック・レコーディング・スタジオ


フランツ・リスト (1811-1886)
7. 夢の中に(夜想曲)S.207 R.87  1'52

フィリップ・コパチェフスキー(ピアノ)
録音:2015年10月。オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


フランツ・リスト (1811-1886)
8. 愛の夢 第3番(「愛の夢」−3つの夜想曲 S.541 R.211より)  4'20

クラーラ・ヴュルツ (ピアノ)
録音:2003年6月、7月。オランダ、ローン、改革派教会


フランツ・リスト (1811-1886)
9. ジュネーヴの鐘(夜想曲)(巡礼の年第1年「スイス」より)  6'00

エンリコ・パーチェ(ピアノ)
録音:2011年8月。イタリア、ペザーロ、ロッシーニ音楽院、アウディトリウム・ペドロッティ


シャルル・ヴァランタン・アルカン (1813-1888)
10. 夜想曲 第2番 ロ短調 Op.57-2 (1859)  6'58
11. 夜想曲 第3番 嬰ヘ短調 Op.57-3 (1859)  3'33

コスタンティーノ・マストロプリミアーノ (ピアノ)
録音:2014年4月。イタリア、パレルモ、レッド・スタジオ


ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951)
12. 夜想曲(「左手のための2つの小品」Op.142より)  4'25

パトリシア・グッドソン(ピアノ)
録音:2010〜2013年。プラハ、HAMUサウンド・スタジオ




CD11 66'56
カミーユ・プレイエル (1788-1855)
1. フィールド風夜想曲 変ロ長調  4'36

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


フレデリック・カルクブレンナー (1785-1849)
2. 夜想曲 変イ長調 Op.121-1(「エオリアン・ハープの溜息」より)  4'06
3. 夜想曲 ヘ長調 Op.121-2(「エオリアン・ハープの溜息」より)  3'58

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
アグニェシュカ・ハボフスカ(連弾)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


クララ・シューマン (1819-1896)
4. 夜想曲 ヘ長調 Op.6-2(「ソワレ・ミュジカル」より)  5'04

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


ルイ・ルフェビュール=ヴェリー (1817-1870)
5. 夜想曲 変ニ長調「僧院の鐘」 Op. 54  5'10

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


エドムント・ヴェーバー (1766-1830)
6. 夜想曲 変ニ長調「最初の思想」Op.1  3'43

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


シャルル・ヴァランタン・アルカン (1813-1888)
7. 夜想曲 ロ長調 Op.22  5'36
8. 小夜想曲 嬰ヘ短調 Op.63-43「魅惑」  2'05

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


ミハイル・グリンカ (1804-1857)
9. 夜想曲 変ホ長調  5'41

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


マリア・シマノフスカ (1789-1831)
10. 夜想曲 変イ長調「ささやき」  2'59

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ (1807-1867)
11. 夜想曲 ト短調 Op.21-1  4'50
12. 夜想曲 変ホ長調 Op.21-2  6'04
13. 夜想曲 ヘ短調 Op.24-1  4'05
14. 夜想曲 変ニ短調 Op.24-  5'21
15. 夜想曲 ト短調「別れ」  2'38

バルト・ファン・オールト (ピアノ/エラール 1837)
録音:2003年1月、6月。オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノール教会


 演奏者情報

タイラー・ヘイ(CD1〜2:フィールド)
イギリス人ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、タイラー・ヘイは1994年に誕生。11歳でリストのメフィストワルツ第1番の演奏でケント州のデニス・ラブランド賞を受賞。2007年にパーセル・スクールに入学し、テッサ・ニコルソンに師事。続いて王立ノーザン音楽大学で学んだのち、王立音楽大学で修士号を取得するためにゴードン・ファーガス・トンプソンらに師事して研究を継続。2016年、ロイヤル・オーバーシーズ・リーグ・コンクールのキーボード部門で優勝し、RNCMの金メダルコンクールで優勝したほか、リスト協会コンクールでも優勝。2022年11月、ダドリー国際ピアノコンクールで優勝。


ヴィンチェンツォ・マルテンポ(CD3〜4:ショパン)
マルテンポはこれまで、リャプノフ:12の超絶技巧練習曲、スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集、デュカス:ピアノ作品全集、リスト:ハンガリー狂詩曲集、ブラームス:ピアノ協奏曲集、そして一連のアルカン作品集などヴィルトゥオーゾ系の作品を数多くレコーディングしており、高評価を受けてきましたが、ここでは別な一面が示されています。
  マルテンポは、プーニョ、コルトー、ローゼンタール、パハマン、コチャルスキら往年のピアニストについてこう述べています。
  「彼らの録音に共通するのは、現在ではより厳格に扱われている楽譜の要素を比較的自由に寛容に解釈している点である。ルバートの適用はより繊細で、ペダル技法は音を曇らせることなく、メロディーとハーモニーを明瞭にしている。録音自体の技術的制限にもかかわらず、それらはマンネリズムや感傷性に陥ることなく、幅広く無限に変化するダイナミクスと、透き通るような温かみのあるフレージングを伝えている。彼らはこれを、技術の絶対的な熟達、音楽家としての才能、そしてショパンのスタイルを徹底的に理解しているおかげで実現しているのだ。」
  また、夜想曲が、実際には親密な環境で伝えられるべきもので、レコーディングは、少なくとも理論上は、その伝達に理想的な媒体になるとも述べています。マルテンポが用いた1888年製スタインウェイ・コンサートグランドは、現代のピアノよりもソフトで丸みのある音色と、明瞭なアーティキュレーションは際立つ見事な楽器で、加えて、往年の名匠たちの時代によく使用されていたという点でもその響きが注目されるところです。


フランソワ・デュモン(CD5:フォーレ)

バルト・ファン・オールト(CD6:ロシアの作曲家たち、CD11:フランスの作曲家たち)

アラン・ワイス(CD7:アルカン)

アレッサンドラ・アンマーラ (CD7:ドビュッシー)
フィレンツェに誕生。いくつかのコンクール入賞を経て、ソロや室内楽によって世界各国で演奏。1999年からは夫のロベルト・プロッセーダとピアノ・デュオでも演奏。また、ロヴィーゴ音楽院などで教えてもいます。

ムーザ・ルバツキテ(CD7:ヴィエルヌ)
ルバツキテはリトアニア生まれ。モスクワ音楽院で学び、フリエール、ダヴィドヴィチ、ヴォスクレセンスキーらに師事。CDは、Piano Classics、LYRINX、Brilliant Classics、Melodiya、Naxos、Marco Polo、Doron、LNF、Hungarotonなどから発売。


アレッサンドロ・デリアヴァン(CD7:アーン)
デリアヴァンは、1987年にイタリア中部アドリア海沿岸のジュリアノーヴァに誕生。2歳になる前にピアノを習い始め、3歳でコンサート・デビュー。4歳からはペスカーラのヴァレンティーナ・キオラらに師事。11歳から16歳までミラノのジュゼッペ・ヴェルディ国立音楽院、16歳から18歳までフェルモのペルゴレージ音楽院で学び、20歳のときにブラーガ音楽大学大学院で学位を取得。早くからソロと室内楽の両方で演奏活動を開始しているほか、ジョルダーノ音楽院でピアノ科教授を務めるなど教育にも取り組んでいます。


キアーラ・チペッリ(CD7:プーランク)
ピアチェンツァ音楽院、フライブルク音楽大学、パリのエコールノルマル音楽院で学び、そこでルーセル財団奨学金を授与され、ピアノ高等ディプロムを取得。数多くの国内外のコンクールで受賞歴を誇る彼女は、イタリア国内外のコンサートホールで演奏し、ピアチェンツァのファルネーゼ宮殿の市立劇場、パルマのオーディトリアム・デル・カルミネ、ミラノのピッコロ劇場、ダルムシュタット劇場、スタインウェイ・ハウスなどで優れた評価を得ています。また、ピアチェンツァ音楽院で教えてもいます。


ホーコン・アウストボ(CD7:サティ)
アウストボは、1971年、第1回オリヴィエ・メシアン国際コンクールで審査員たち全員一致という高い評価を得て優勝したノルウェーのピアニスト。パリ音楽院とエコール=ノルマル、ジュリアードなどで学び、1974年にオランダに定住。2005年にノルウェーに戻り、オスロを拠点に世界各地で活動しています。


クリスティーナ・アリアーニョ(CD7:オベール、タイユフェール)

エリーザ・トメッリーニ(CD8、CD10:ラフマニノフ)

デュオ・ピアニスティコ・ディ・フィレンツェ(CD8:ルビンシテイン)
イタリア人ピアニストのサラ・バルトルッチとロドルフォ・アレッサンドリーニの2人によって1990年に結成されたデュオ。2人は通常のピアノ演奏を学んだのち、デュオ・モレノ=カペリとダリオ・デ・ローザの学校でデュオとして訓練を受けて腕を磨き、その後イモラ・アカデミーでフォルテピアノとロマンティック・ピアノを専門として修士号を取得したという学識派でもあります。彼らの精度の高い技術と音楽様式への配慮は高い評価を受け、ローマやストレーザなどの重要な国際ピアノコンクールで優勝し、イタリア、フランス、スイス、ドイツ、ポーランド、ロシア、日本、アメリカなどでも演奏活動を展開。レパートリーは150を超え、うち50作品以上は未知の作品の初演だったというのも凄い実績です。彼らは、クリティカル・エディションにも熱心に取り組み、カリッシュ社とショット社などから出版もおこなっています。


アレクサンドル・パレイ(CD8:バラキレフ)
パレイ(英語ではアレグザンダー・ペイリー)は、1956年にモルドヴァのキシニョフ(ルーマニア語ではキシナウ)に生まれ、モスクワ音楽院と大学院でベラ・ダヴィドヴィチとヴェラ・ゴルノスタエワに師事。1984年にライプツィヒ国際バッハ・コンクールで優勝してからは活動範囲は国際的になり、1988年にはニューヨークでヤング・アーティスト・デビュー・グランプリを獲得、そのまま亡命しています(ソ連は3年後に崩壊)。


マルコ・ラペッティ(CD8:ボロディン)

マチュー・イドムタル(CD8:グリーグ)

エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(CD8:ペヤチェヴィチ)
カムチャツカに近い港湾都市マガダンに誕生。4歳の時にピアノの勉強を開始。1994年、マガダン(北緯59度33分)の北東約1500kmでほぼ北極圏に位置し、オーロラがさらに美しいチュクチ自治管区の都市アナディリ(北緯64度44分)に転居し、同地の音楽学校で勉強。ロシア最北東端都市の厳しくも豊かな自然の中で過ごしたのち、2001年、15歳のときに一家はモスクワに転居。2002年、モスクワ国立ショパン音楽学校に入学し、イリーナ・ガブリエロヴァに師事。卒業後、2006年にマイモニデス・クラシック・ピアノ・アカデミーに入学し、ヴィクトール・デレヴィアンコ、アレクサンダー・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィーナらに師事、卒業後、2011年にドイツに移住し、ケルン音楽舞踊大学で学び、2013年に修士号を取得して卒業後、ヴュルツブルク音楽大学でも学んでいます。
  以後、ベルリンのコンツェルトハウス、シュトゥットガルトのリーダーハレ、ボンのベートーヴェンハレ、ニュルンベルクにあるマイスタージンガーハレ、ハノーファーのNDRフンクハウス、ハンブルクのムジークハレといったドイツの有名な会場などで演奏。


サスキア・ジョルジーニ(CD8:エネスク)
トリノで生まれたオランダ系イタリア人。4歳でピアノを始め、トリノ音楽院を卒業すると、ピネローロ音楽院でエンリコ・パーチェに師事し、ザルツブルクのモーツァルテウムではパーヴェル・ギリロフに師事。2016年、ザルツブルクで開催された国際モーツァルト・コンクールで優勝し、委嘱作品の解釈で特別賞を受賞。翌年にはオール・モーツァルトのリサイタルでウィーン楽友協会デビュー。以来、世界各国でソロや室内楽で演奏しています。


マルティナ・フレッツォッティ(CD9:ファニー・メンデルスゾーン、CD10:ビーチ)
北イタリアのウーディネに誕生。イモラのピアノ・アカデミーでラーザリ・ベルマンに師事した後、モスクワ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼに師事。ヨーロッパ、ロシア、アメリカ、アジアでソロ・リサイタルをおこない、2012年にはカーネギーホール・デビューも果たしています。


ドメニコ・コディスポーティ(CD9:クララ・シューマン)
1975年にイタリア南部のカタンツァーロに誕生。ペスカレーゼ音楽院でブルーノ・メッツェーナに師事した後、アメリカに渡り、ダラスの南メソジスト大学でホアキン・アチュカロの指導のもとアーティスト・ディプロマを取得。ソロと室内楽で活動するほか、イタリアのノヴァーラにあるグイド・カンテッリ音楽院でピアノ教授を務めています。



ガイア・フェデリカ・カポリッチョ(CD9:ズガンバーティ)
フィレンツェ生まれ。5歳でピアノのレッスンを開始。ケルビーニ音楽院で学士号を取得した後、音楽演奏の分野で満点を獲得し修士号を取得。その後数年間、ピエトロ・デ・マリア、マリアン・ミカ、ヴォフカ・アシュケナージのクラスを受講し、多くのコンサートに出演。同時に、デュオから室内アンサンブルまで、さまざまなアンサンブルでも演奏。2017年、サンタ・クローチェ音楽祭の芸術監督に就任。2019年にはLes Concerts Vaudois協会を設立し、スイスのヴォー州でコンサートを開催。19歳以来、ガイアは指導にも多くの時間を割いており、2015年には音楽教育学の修士課程で賞を受賞。ピアニスト兼指揮者のジャン=フランソワ・アントニオーリとの出会いをきっかけにスイスのローザンヌに移り、2017年、音楽解釈とコンサート演奏のさらなる修士号を取得。以後、ヴォドワ音楽院でピアノを教えています。


アルベルト・ミオディーニ(CD9:マルトゥッチ)
北イタリアのパルマに誕生。パルマ音楽院で学んだのち、シエナのキジアーナ音楽院、およびフィエーゾレ音楽院でも研究を継続。1990年からトリオ・ディ・パルマのピアニストを務めていますが、ソリストとしても活動。


エステル・フーザル・ポーリ(CD9:ポンキエッリ)

エマヌエーレ・トルクアーティ(CD10:グリフス)

ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(CD10:チレア)

ミケーレ・ダンブロージオ(CD10:レスピーギ)

クラース・トラップマン(CD10:ボルトキエヴィチ)

フィリップ・コパチェフスキー(CD10:リスト)

クラーラ・ヴュルツ (CD10:リスト)
5歳からイレン・サライ・マギャルネ夫人にピアノを習い始め、6歳から14歳まではハンガリー放送児童合唱団に所属してツアー・メンバー兼器楽ソリストとして各国でのコンサートに出演し、歌だけでなくピアノで間奏曲も演奏。10歳の時には72公演の日本ツアーに参加してもいます(日本での名前はハンガリー少年少女合唱団でした)。17歳からは、リスト・フェレンツ音楽大学で学び、1985年にミラノのエットーレ・ポッツォーリ・ピアノ・コンクールで優勝。以後、国際的に活動。


エンリコ・パーチェ(CD10:リスト)

コスタンティーノ・マストロプリミアーノ(CD10:アルカン )
イタリアのフォルテピアノ奏者で音楽学者。ピリオド様式のアプローチならではの大胆な踏み込みが面白いです。


パトリシア・グッドソン(CD10:フェルステル)

 Track list

Nocturnes for Piano

CD1
JOHN FIELD 1782-1837
1. Nocturne No.1 in E-flat H 24 3'22
2. Nocturne No.2 in C minor H 25 3'43
3. Nocturne No.3 in A-flat H 26 3'47
4. Nocturne No.4 in A H 36 6'24
5. Nocturne No.5 in B-flat H 37 2'30
6. Nocturne No.6 in F H 40 4'30
7. Nocturne No.7 in C H 45 6'09
8. Nocturne No.8 in A H 14E 4'32
9. Nocturne No.9 in E-flat H 30A 3'53
10. Nocturne No.10 in E H 46 3'48

Tyler Hay piano

Total time: 42'41
Recording: 11/12 April 2023, Westvest Church, Schiedam, The Netherlands

CD2
JOHN FIELD 1782-1837
1. Nocturne No.11 in E-flat H 56 4'58
2. Nocturne No.12 in G H 58D 2'07
3. Nocturne No.13 in D minor H 59 4'02
4. Nocturne No.14 in C H 60 8'29
5. Nocturne No.15 in C H 61 4'01
6. Nocturne No.16 in F H 62 4'22
7. Nocturne No.17 in E H 54 10'51
8. Nocturne No.18 “Midi” in E H 13K 4'56

Tyler Hay piano

Total time: 43'50
Recording: 11/12 April 2023, Westvest Church, Schiedam, The Netherlands

CD3
FRÉDÉRIC CHOPIN 1810-1849
1. Nocturne No.1 in B-flat minor Op.9 No.1 5'09
2. Nocturne No.2 in E-flat Op.9 No.2 4'45
3. Nocturne No.3 in B Op.9 No.3 6'53
4. Nocturne No.4 in F Op.15 No.1 4'27
5. Nocturne No.5 in F-sharp Op.15 No.2 3'46
6. Nocturne No.6 in G minor Op.15 No.3 5'43
7. Nocturne No.7 in C-sharp minor Op.27 No.1 5'02
8. Nocturne No.8 in D-flat Op.27 No.2 5'14
9. Nocturne No.9 in B Op.32 No.1 5'09
10. Nocturne No.10 in A-flat Op.32 No.2 5'37

Vincenzo Maltempo piano
Steinway Concert Grand, 1888, from the collection of Marco Barletta

Total time: 51'10
Recording: 3-4 December 2023, Studio Marco Barletta, Chiavari, Italy

CD4
FRÉDÉRIC CHOPIN 1810-1849
1. Nocturne No.11 in G minor Op.37 No.1 6'22
2. Nocturne No.12 in G Op.37 No.2 5'22
3. Nocturne No.13 in C minor Op.48 No.1 6'31
4. Nocturne No.14 in F-sharp minor Op.48 No.2 6'04
5. Nocturne No.15 in F minor Op.55 No.1 4'59
6. Nocturne No.16 in E-flat Op.55 No.2 4'56
7. Nocturne No.17 in B Op.62 No.1 7'34
8. Nocturne No.18 in E Op.62 No.2 6'33
9. Nocturne No.19 in E minor Op.72 No.1 (posthumous) 3'49
10. Nocturne in C-sharp minor Op. posthumous 3'58
11. Nocturne in C minor (1837, pub 1938) 2'33

Vincenzo Maltempo piano
Steinway Concert Grand, 1888, from the collection of Marco Barletta

Total time: 59'07
Recording: 3-4 December 2023, Studio Marco Barletta, Chiavari, Italy

CD5
GABRIEL FAURÉ 1845-1924
1. Nocturne No.1 in E-flat minor Op.33 No.1 6'31
2. Nocturne No.2 in B Op.33 No.2 5'48
3. Nocturne No.3 in A-flat Op.33 No.3 3'58
4. Nocturne No.4 in E-flat Op.36 6'09
5. Nocturne No.5 in B-flat Op.37 7'46
6. Nocturne No.6 in D-flat Op.63 8'38
7. Nocturne No.7 in C-sharp minor Op.74 8'07
8. Nocturne No.8 in D-flat Op.84 No.8 2'34
9. Nocturne No.9 in B minor Op.97 3'41
10. Nocturne No.10 in E minor Op.99 4'48
11. Nocturne No.11 in F-sharp minor Op.104 No.1 3'57
12. Nocturne No.12 in E minor Op.107 5'59
13. Nocturne No.13 in B minor Op.119 6'32

François Dumont piano
Piano Gaveau 1922

Total time: 74'36
Recording: May 29, 30 May 2020, Fumel, France

CD6
MICHAEL GLINKA 1804-1857
1. Nocturne in F minor La Séparation 4'34
2. Nocturne in E-flat 4'57

KARL EDUARD HARTKNOCH 1796-1834
3. Nocturne in B minor Op.8 No.2 3'03

ANTON RUBINSTEIN 1829-1894
4. Nocturne in G-flat Op.28 No.1 from Deux Morceaux 5'04
5. Nocturne in G Op.69 No.2 from Cinq Morceaux 3'24
6. Nocturne in A-flat Op.71 No.1 from Trois Morceaux 5'01

PIOTR ILYICH TCHAIKOVSKY 1840-1893
7. Nocturne in F Op.10 No.1 from Deux Morceaux 3'51
8. Nocturne in C-sharp minor Op.19 No.4 from Six Morceaux 2'56

ALEXANDER SCRIABIN 1872-1915
9. Nocturne in A-flat WoO 3 2'45
10. Nocturne in F minor Op.5 No.1 3'42
11. Nocturne in A Op.5 No.2 2'52
12. Nocturne in D-flat Op.9 No.2 for the left hand 4'48

KONSTANTIN ANTIPOV 1859-1927
13. Nocturne in F-sharp minor Op.6 No.2 from Quatre Morceaux 3'17
14. Nocturne in A-flat Op.12 3'46

ALEXANDER GLAZUNOV 1865-1936
15. Nocturne in D-flat Op.37 6'56

VASILY KALINNIKOV 1866-1901
16. Nocturne in F-sharp minor No.3 from Quatre Compositions 3'39

Bart van Oort piano
Steinway 1875

Total time: 64'44
Recording: 2-4 July 2022, Concert Hall Chris Maene, Ruiselede, Belgium

CD7
CHARLES-VALENTIN ALKAN 1813-1888
1. Nocturne No.1 Op.22 6'24

Alan Weiss piano

CLAUDE DEBUSSY 1862-1918
2. Nocturne 6'43

Alessandra Ammara piano

LOUIS VIERNE 1870-1937
3. Nocturne Op.35 No.3 8'10

Mūza Rubackytė piano

REYNALDO HAHN 1874-1947
4. Notturno alla italiana 1'58
5. Tristesse nocturne, l'oiseau de nuit 1'32
6. Rêverie nocturne sur le Bosphore 3'00

Alessandro Deljavan piano

FRANCIS POULENC 1899-1963
Huit Nocturnes FP 56
7. I. Sans traîner 3'19
8. II. Très animé
“Bal des jeunes filles” 1'16
9. III. Modéré mais sans lenteur
“Les cloches de Malines” 3'21
10. IV. Lent, très las et piano
“Bal fantôme” 1'35
11. V. Presto misterioso “Phalènes” 1'25
12. VI. Très calme mais sans traîner 3'28
13. VII. Assez allant 2'13
14. VIII. Très modéré
“Pour servir de coda au cycle” 2'26

Chiara Cipelli piano

ERIK SATIE 1866-1924
Nocturnes (1919)
15. Doux et calme 3'07
16. Simplement 2'04
17. Un peu mouvementé 3'01
18. No.4 2'27
19. No.5 2'05

Håkon Austbø piano
LOUIS AUBERT 1877-1968
20. II. Nocturne
from Trois Esquisses Op.7 3'38
GERMAINE TAILLEFERRE 1892-1983
21. Notturno (Andantino)
from Partita pour piano 2'53

Cristina Ariagno piano

Total time: 66'58
Recordings: Tr.1: 1989; Tr.3: 11-13 June 2014 & Tr.2: 30 November-2 December 2015, Fazioli
Concert Hall, Sacile, Italy; Tr.4-6: 19 August 2015, Saletta Acustica ‘Eric James', Pove del
Grappa, Vicenza (VI), Italy; Tr.7-14: 4-5 April 2023 , Classical Recording Studio, Perugia,
Italy; Tr.15-19: 10-11 May, 30 June, 1 July 1999, Remonstrantse Gemeente, Deventer, the
Netherlands; Tr.20: 2005, Ivrea; Tr.21: June 2001, Camponogara, Venice, Italy

CD8
SERGEI RACHMANINOFF 1873-1943
Nocturnes (1887/88)
1. Nocturne in F 3'24
2. Nocturne in F-sharp minor 4'03
3. Nocturne in C minor 4'03

Elisa Tomellini piano

ANTON RUBINSTEIN 1829-1894
4. Nocturne sur l'eau (Moderato)
from 3 Characteristic Pices Op.9 4'43
5. Nocturne (Moderato assai) from
Six Characteristic Pieces Op.50 4'01

Duo Pianistico di Firenze
Sara Bartolucci, Rodolfo Alessandrini
piano four hands

MILY BALAKIREV 1837-1910
6. Nocturne No.1 in B-flat minor 6'47
7. Nocturne No.2 in B minor 9'55
8. Nocturne No.3 in D minor 6'58

Alexander Paley piano

ALEXANDER BORODIN 1833-1887
9. VII. Nocturne: Andantino
from Petite Suite (1885) 3'02

Marco Rapetti piano

EDVARD GRIEG 1842-1907
10. Nocturne Op.54 No.4 6'00

Matthieu Idmtal piano

DORA PEJAČEVIĆ 1885-1923
Two Nocturnes
11. Sehr ruhig 2'33
12. Leicht bewegt 2'10

Ekaterina Litvintseva piano

GEORGE ENESCU 1881-1955
13. VII. Carillon nocturne from Suite Op.18 5'56

Saskia Giorgini piano

Total time: 64'09
Recording: Tr.1-3: 21-22 February 2016, Cavalli Music Recording Studio, Castrezzato/Brescia, Italy;
Tr.4-5: June 2013, Accademia Bartolomeo Cristofori, Florence, Italy; Tr.6-8: 1992, Performing Arts
Center, Theatre C, State University of New York; Tr.9: 3-5 September, 2008, Villa Vespucci, San Felice
a Ema, Florence, Italy; Tr.10: 7 & 8 July 2020, Arsonic, Mons, Belgium; Tr.11-12: 29-30 October 2020,
& Tr.13: 21-22 September 2018, Westvestkerk, Schiedam, The Netherlands

CD9
FANNY MENDELSSOHN 1805-1847
1. Nocturne in G minor H.337 (1838) 3'45
2. Nocturne Napolitano in B minor (1839-40) 3'03

Martina Frezzotti piano

CLARA WIECK SCHUMANN 1819-1896
3. II. Notturno
from Soirées Musicales Op.6 4'46

Domenico Codispoti piano

GIOVANNI SGAMBATI 1841-1914
Nocturnes Op.20
4. No.1 in B minor 4'01
5. No.2 in G 2'34
6. No.3 in C minor 5'44
7. Nocturne in B “Per l'album di Bellini” 5'18
8. Nocturne in D-flat Op.31 4'18
9. Nocturne in E Op.33 4'15
10. Nocturne in G 3'57

Gaia Federica Caporiccio piano

GIUSEPPE MARTUCCI 1856-1909
2 Notturni Op.70
11. No.1 in G flat. Moderato 5'14
12. No.2 in F sharp minor. Andantino 5'37

Alberto Miodini piano

AMILCARE PONCHIELLI 1834-1886
13. Notturno in A-flat Op.93 – Andantino 3'38

Ester Fusar Poli piano

Total time: 56'39
Recordings: tr.1-2: 2-3 September 2019 & tr.3: 13/14 March, Westvest Church
Schiedam, The Netherlands; tr.4-10: July 2021, Sonoria Studios, Prato, Italy;
Tr.11-12: 16-18 November 2014, Bartók Studio, Bernareggio, Italy;
Tr.13: 29 June - 1 July 2021, Teatro Ponchielli, Cremona, Italy

CD10
AMY BEACH 1867-1944
1. Nocturne Op.107 (1924) 3'45

Martina Frezzotti piano

CHARLES TOMLINSON GRIFFES 1884-1920
2. Notturno from Fantasy Pieces Op.6 6'02

Emanuele Torquati piano
FRANCESCO CILEA 1866-1950
3. Notturno Op.22 3'34

Pier Paolo Vincenzi piano

OTTORINO RESPIGHI 1879-1936
4. III. Notturno from Sei pezzi P044 5'02

Michele D'Ambrosio piano

SERGEI BORTKIEWICZ 1877-1952
5. Nocturne (Diana) from Trois Morceaux Op.24 4'33

Klaas Trapman piano

SERGEI RACHMANINOFF 1873-1943
6. Nocturne from Morceaux de salon Op.10 4'47

Elisa Tomellini piano

FRANZ LISZT 1811-1886
7. En rêve, nocturne 1'52

Philipp Kopachevsky piano

8. Nocturne No.3
– Liebestraum in A flat 4'20

Klára Würtz piano

9. Les cloches de Genève (Nocturne) 6'00

Enrico Pace piano

CHARLES-VALENTIN ALKAN 1813-1888
Nocturnes Nos. 2 & 3 Op.57 (1859)
10. No.2 in B minor 6'58
11. No.3 in F sharp 3'33

Costantino Mastroprimiano piano

JOSEF BOHUSLAV FOERSTER 1859–1951
12. I. Notturno from Two pieces for the left hand Dvě skladby pro klavír levou rukou Op.142 4'25

Patricia Goodson piano

Total time: 55'20
Recordings: Tr.1: 10-11 January 2023 & Tr.7: 14-15 October 2015, Westvest Church, Schiedam, The Netherlands;
Tr.2: 10-12 June 2016, Auditorium San Rocco, Senigallia, Italy; Tr.3: 17-20 April 2016, Bartokstudio, Bernareggio,
Italy; Tr.4: 2-4 July 2014 & 3-4 July 2015, Salone Assunta, Radio Vaticana, Rome, Italy; Tr.5: 11 August 2002,
Rotterdam; Tr.6: 21-22 February 2016, Cavalli Music Recording Studio, Castrezzato, Italy; Tr.10-11: April–May
2014, Red Studio, Palermo, Italy; Tr.12: 2010–2013, Sound Studio HAMU, Prague

CD11
CAMILLE PLEYEL 1788-1855
1. Nocturne Alla Field in B flat 4'36

FREDERIC KALKBRENNER 1785-1849
2. Les Soupirs de la Harpe Eolienne
Nocturne in A-flat Op.121 No.1 4'06
3. Nocturne in F Op.121 No.2
(A trois mains) * 3'58

CLARA SCHUMANN 1819-1896
4. Nocturne in F Op.6 No.2
from Soireés Musicales 5'04

LOUIS LEFEBURE-WELY 1817-1870
5. Les Cloches du Monestère
Nocturne in D-flat Op.54 5'10

EDMOND WEBER 1766-1830
6. Première Pensée
Nocturne in D-flat Op.1 3'43

CHARLES-VALENTIN ALKAN 1813-1888
7. Nocturne in B Op.22 5'36
8. Notturnino Innamorato in F-sharp
minor Op.63 No.43 2'05

MIKHAIL GLINKA 1804-1857
9. Nocturne in E-flat 5'41

MARIA SZYMANOWSKA 1789-1831
10. La Murmure Nocturne in A-flat 2'59

IGNACY FELIKS DOBRZYNSKI 1807-1867
11. Nocturne in G minor Op.21 No.1 4'50
12. Nocturne in E-flat Op.21 No.2 6'04
13. Nocturne in F minor Op.24 No.1 4'05
14. Nocturne in D-flat Op.24 No.2 5'21
15. Pozegnanie Nocturne in G minor 2'38

Bart van Oort piano
*with Agnieszka Chabowska

Total time: 66'56

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