CD 輸入盤

スヴィヤトスラフ・リヒテル テルデック録音集(3CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564662270
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

リヒテル/テルデック録音集(3CD)
バッハ、モーツァルト、シューマン


スヴィヤトスラフ・リヒテル[1915-1997]が晩年にテルデック・レーベルで制作した3枚のアルバムをまとめたセット。以下、参考までに元々のアルバムのジャケット画像を掲載しておきます。


【CD1 バッハ&モーツァルト協奏曲集】
リヒテルはバッハのピアノ協奏曲のレコーディングをあまり残しておらず、若い頃におこなった第1番のソ連での録音のほかは、1983年の第3番&第7番と、当アルバムの録音があったくらい。しかも第3番と第7番の2曲については、コンサートで弾き始めたのも晩年になってからということなので、リヒテルにとっては新たに関心を持って取り組んだレパートリーだったのかも知れません。
 組み合わせはモーツァルトのピアノ協奏曲第25番。リヒテルはモーツァルトのピアノ協奏曲を比較的多く録音していますが、第25番については意外にもこれのみとなっています。
 演奏はどれも良い具合に肩の力の抜けた美しいもので、作品の様式に則したシンプルな佇まいの中に適度なロマンティシズムが湛えられていて実に見事。実演録音ならではの自由な感興、流れの自然さも魅力的で、バシュメットのサポートも万全なものとなっています。(HMV)

【収録情報】
・J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
・J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第7番ト短調 BWV.1058
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
 ユーリ・バシュメット(指揮)

 録音時期:1993年10月
 録音場所:パルマ、テアトロ・レージョ
 録音方式:デジタル(ライヴ)
【CD2 モーツァルト/グリーグ編曲集】
モーツァルトが大好きだったグリーグによる珍曲(?)として知られる、モーツァルトのピアノ曲を4手ピアノ用に編曲したヴァージョンを3曲収録。これはモーツァルトのピアノ曲をそのまま第1ピアノが演奏し、それを「伴奏する」というスタイルで第2ピアノが加わるというもので、この第2ピアノの部分をグリーグが作曲しています。つまり「モーツァルトとグリーグのデュオ・ピアノ」といった趣のユニークな音楽です。
 リヒテルは晩年になってグリーグの抒情小曲集をとりあげるようになっていますが、その際に関心を持ったのか、このデュオ・レコーディングは、リヒテル自身の希望によって実現しています。
 お相手は、当時コンサートでも共演していた30才年下のソ連出身のピアニスト、エリーザベト・レオンスカヤ。モーツァルトとグリーグが共存するおもしろい音楽が楽しめます。(HMV)

【収録情報】
モーツァルト/グリーグ編曲:
・ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545(2台ピアノ版)
・幻想曲 ハ短調 K.475(2台ピアノ版)
・ピアノ・ソナタ第18番ヘ長調 K.533+494(2台ピアノ版)

 エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ)
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 録音時期:1993年
 録音方式:デジタル(セッション)

【CD3 シューマン:ピアノ五重奏曲】
長年の仲間であるボロディン四重奏団と共演したシューマンの傑作、ピアノ五重奏曲の素晴らしい演奏。リヒテルは晩年になってこの作品に取り組み始めましたが、バッハやベートーヴェンの世界をも彷彿とさせるような音楽の魅力を雄弁に表出、輝かしい力強さから沈潜する音楽まで自在に描きあげます。作品の山場でもある終盤の対位法表現も、実演ならではの高揚で抜群の聴き応え。組み合わせのボロディン四重奏団によるシューベルトの『死と乙女』も豊かな情感を織り込んだ名演です。(HMV)

【収録情報】
・シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』

 ボロディン四重奏団

 録音時期:1995年10月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)

・シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 op.44

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 ボロディン四重奏団

 録音時期:1994年6月16,18日
 録音場所:ナント
 録音方式:デジタル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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リヒテル晩年期の特徴がよく撮らえられた録...

投稿日:2015/12/04 (金)

リヒテル晩年期の特徴がよく撮らえられた録音集といえる。晩年のリヒテルは外面的な効果を厳しく抑制し曲想を深く深く掘り下げる内省的な演奏を披露していたが、この録音集に聴く演奏はまさにそれである。陰影の濃い、渋いいぶし銀の味わいだが聴き応えは十分。音質も良好。

金山寺味噌 さん | 愛知県 | 不明

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