CD 輸入盤

アニー・フィッシャー EMI録音集(8CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564634123
組み枚数
:
8
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

アニー・フィッシャー/EMIレコーディングズ(8CD)

ハンガリーの名ピアニスト、アニー・フィッシャー[1914-1995]は、幼少からピアノの才能をあらわし、8歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏、翌年、9歳でフランツ・リスト音楽院に入学しています。音楽院では、リストの流れを汲むアルノルド・セーケイやエルンスト・フォン・ドホナーニらに師事しており、その後、19歳でリスト・ピアノ・コンクールに優勝、以後はヨーロッパ各地で活躍するようになります。
 戦時中はスウェーデンに戦禍を逃れていましたが、戦後ブダペストに戻ると、夫のアラダール・トートがブダペスト歌劇場芸術監督に就任、トートがオットー・クレンペラーを音楽監督に招いた繋がりもあって、アニー・フィッシャーはクレンペラーと親交をもつようになり、クレンペラーがブダペストを離れた後も、ロンドンやアムステルダムで共演していました。
 リスト・コンクールに優勝したアニー・フィッシャーは、リストのほか、モーツァルトやシューマン、ベートーヴェン、バルトークの演奏でも高い評価を受けており、その演奏はリヒテルなども称賛、ショルティはハンガリー最高のピアニストと称えていました。
 アニー・フィッシャーは、生涯ブダペストを拠点として活動していたため、遺されたレコーディングは少ないのですが、ここでは彼女がEMIでおこなったレコーディングを集めています。
 ボールト、サヴァリッシュ、クルツと録音したモーツァルトのピアノ協奏曲は昔から定評がありますし、クレンペラーと録音したリストとシューマンのピアノ協奏曲でのロマンティックで堂々とした味わいも魅力的で、マルケヴィチとのバルトークのピアノ協奏曲第3番も美しい仕上がりとなっていました。
 独奏曲では、アビーロード・スタジオで録音したベートーヴェン、シューベルト、シューマンが収められており、アニー・フィッシャーの詩情豊かな演奏を味わうことができます。(HMV)

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
・ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488

 フィルハーモニア管弦楽団
 サー・エードリアン・ボールト(指揮)
 録音:1959年

Disc2
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
・ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482

 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
 録音:1958年

Disc3
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
・ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 エフレム・クルツ(指揮)
 録音:1966年

Disc4-5
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
・第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
・第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
・第18番変ホ長調 Op.31-3
・第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』
・第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
・第30番ホ長調 Op.109
・第32番ハ短調 Op.111

 録音:1957-1961年

Disc6
シューベルト:
・即興曲集 D.935〜第2番
・即興曲集 D.935〜第4番
・ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
 録音:1960年

・シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
 録音:1958年

Disc7
シューマン:
・謝肉祭 Op.9
・子供の情景 Op.15
・クライスレリアーナ Op.16

 録音:1957年、1964年

Disc8
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
・リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124, R.455
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)
 録音:1960-1962年

・バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 Sz.119
 ロンドン交響楽団
 イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
 録音:1955年

 アニー・フィッシャー(ピアノ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Piano Concerto No. 20 in D minor K466: I. Allegro
  • 02. Piano Concerto No. 20 in D minor K466: II. Romanze
  • 03. Piano Concerto No. 20 in D minor K466: III. Rondo: Allegro Assai (Cadenza: Beethoven)
  • 04. Piano Concerto No. 23 in a Major K488: I. Allegro - Sir Adrian Boult
  • 05. Piano Concerto No. 23 in a Major K488: II. Adagio - Philharmonia Orchestra
  • 06. Piano Concerto No. 23 in a Major K488: III. Allegro Assai - Sir Adrian Boult

ディスク   2

  • 01. Piano Concerto No. 21 in C K467 (2004 Remastered Version): I. Allegro Maestoso - Annie Fischer/Philharmonia Orchestra/Wolfgang Sawallisch
  • 02. Piano Concerto No. 21 in C K467 (2004 Remastered Version): II. Andante - Annie Fischer/Philharmonia Orchestra/Wolfgang Sawallisch
  • 03. Piano Concerto No. 21 in C K467 (2004 Remastered Version): III. Allegro Vivace Assai - Annie Fischer/Philharmonia Orchestra/Wolfgang Sawallisch
  • 04. Piano Concerto No. 22 in E Flat K482 (2004 Remastered Version): I. Allegro - Annie Fischer/Philharmonia Orchestra/Wolfgang Sawallisch
  • 05. Piano Concerto No. 22 in E Flat K482 (2004 Remastered Version): II. Andante - Annie Fischer/Philharmonia Orchestra/Wolfgang Sawallisch
  • 06. Piano Concerto No. 22 in E Flat K482 (2004 Remastered Version): III. Rondo (Allegro) - Annie Fischer/Philharmonia Orchestra/Wolfgang Sawallisch

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総合評価

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実のところ、クレンペラー指揮のピアノ協奏...

投稿日:2021/07/25 (日)

実のところ、クレンペラー指揮のピアノ協奏曲(シューマン、リスト)が目当てだったのですが、どの録音も素晴らしく、最初から最後まで堪能しました。特に、モーツァルトのピアノ協奏曲、ベートーヴェンやシューマンの独奏曲が良かったです。独奏曲の場合、演奏者の解釈が見えすぎると時に拒否感を覚えることがあるのですが、フィッシャーのピアノは、流れる川のように時に激しく時に静かな表情を見せながら、すっと心に入ってくる演奏でした。収録されている独奏曲は録音年代に開きがあり、ワルトシュタインや謝肉祭などは他の録音に比べクリアさで若干劣りますが、演奏は素晴らしいです。

チキンラーメン さん | 不明 | 不明

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前から気になっていたので入荷したので購入...

投稿日:2016/06/25 (土)

前から気になっていたので入荷したので購入した。アニー・フィッシャーは初めて聞いたが、素晴らしい演奏だ。力強く確信に満ちているが繊細な表現も素晴らしい。ジャケットの写真、経歴と合わせて人柄が良く表れているように思える。モノラル録音もいくつかあるが音質は良好だ。他の曲も聞いてみたいが、録音は少ないようだ。フンガロトンのベートーベンも聞いてみたいが、もう少し安くならないかな。とにかく素晴らしいピアニストをまた一人知り得た。感謝。

Dinkelbrot さん | 群馬県 | 不明

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 アニー・フィッシャーを知ったのは、彼女...

投稿日:2015/01/13 (火)

 アニー・フィッシャーを知ったのは、彼女の演奏を聴いたグレン・グールドが 感動し、目標としていたと音楽雑誌で読み、一度聴いてみたいと思っていた時に この録音集をHMVで発見し、値段も安かったので購入したものであり、初めての体験でした。  CD1〜3に収められているモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いて「ああ、この演奏だ」と思いました。ヘブラーやブレンデル、内田光子 その他多くの演奏家の演奏を聞いていますが、アニー・フィッシャーの演奏は「ほぼ完璧でありながら身体にしっくりと入って来た」のです。今までの多くの演奏家(みんな立派な演奏をしています)の演奏では満足できなかったものが、アニー・フィッシャーの演奏では 満足できたのです。  この8枚組のCDがこの値段で手に入るのは非常に幸運だと思います。もっと多くの人に聴いてもらいたいと思います。音楽評論家の下手な批評に惑わされること無く、アニー・フィッシャーは日本でももっと聞いて欲しい演奏家です。  先日、購入依頼した「ベートーヴェンのピアノソナタ全集」と「N響との来日記念盤」が着くのが楽しみです。

快傑ハリマオ さん | 宮城県 | 不明

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