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【中古:盤質A】 アレクシス・ワイセンベルク EMI録音集(10CD限定盤)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
なし
コメント
:
10枚組
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
6790862
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ワイセンベルクEMI録音集(10CD)
ジュリーニとのブラームスやモーツァルトも収録
ピアノ・ファン注目のボックスセット!


独特の硬質でクリスタルな響きと、胸のすくようなスピード感を実現する超絶技巧により、熱心なファンが多いことでも知られる名ピアニスト、アレクシス・ワイセンベルク。
 今回登場するボックスセットは、ワイセンベルク30代から50代にかけての非常に充実した時期にレコーディングされたEMI音源から集めたもので、ソロでもコンチェルトでもめざましいテクニックとスタイリッシュなフォルムを併せ持った見事な演奏が揃っています。
 特に注目されるのはジュリーニと共演した希有な名演として知られるブラームスのピアノ協奏曲第1番とモーツァルトのピアノ協奏曲第9番&第21番が含まれている点で、以前発売されていた国内盤がリマスターの失敗で音が悪かっただけに、今回のインターナショナル発売は期待されるところです。
 その他、定番として人気の高いバーンスタインとのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番や、カラヤンとのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番に、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、フランク:交響的変奏曲、小澤征爾とのラヴェル:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番にガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、スクロヴァチェフスキとのショパン:ピアノ協奏曲集といったコンチェルトの名演を数多く収録しているほか、ムソルグスキー、バッハ、シューマンにアンコール集まで収めた内容は実に豪華。ワイセンベルク全盛期の素晴らしい演奏をたっぷり味わうことができます。(HMV)

【ワイセンベルク】
1929年7月26日にブルガリアの首都ソフィアに生まれたワイセンベルクは、ピアニストだった母親に3歳からピアノを学び、その後、第二次世界大戦中にソフィアの音楽院で有名な作曲家でピアニストのヴラディゲロフにピアノと作曲を師事します。しかし、ブルガリアがナチス・ドイツの同盟国だったこともあって、ユダヤ系だったワイセンベルクは、1944年、強制収容所に送られてしまいますが、イギリス空軍の爆撃による混乱を機に、母親と共にトルコまで脱出することに成功、そのままイスラエルに逃れ、同年、テルアヴィヴでリサイタルを開いて成功を収めます。
 その後、1946年にはアメリカに渡ってジュリアード音楽院でサマロフ女史に師事し、さらにシュナーベルやランドフスカからも学んで腕を磨き、1947年にはフィラデルフィア管主催のユース・コンクールで優勝。さらに同年、レーヴェントリット国際コンクールでも優勝して一躍注目を集め、翌1948年にはジョージ・セル指揮するニューヨーク・フィルと共演してアメリカ・デビュー・コンサートを成功させます。
 しかし、その後のアメリカでのルーティンな演奏活動はワイセンベルクの意に沿うものとはいえなかったようで、そうした生活に嫌気の差した彼は、1956年、演奏活動を中止して自省と研鑽のための隠遁生活に入ります。
 4年後には彼はパリに渡り、さらに6年の沈黙後、1966年11月に開かれたパリでのリサイタルで奇跡的なカムバックを果たし、翌年にはカラヤンと共演して大成功を収め、以後、輝かしいキャリアを重ねることになります。

【収録情報】
CD1
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271(録音:1978年1月)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467(録音:1978年1月)
 ウィーン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

CD2
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11(録音:1967年12月)
・ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21(録音:1962年9月)
 パリ音楽院管弦楽団
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)

CD3
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調 op.15(録音:1972年1月)
 ロンドン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

・フランク:交響的変奏曲(録音:1972年9月)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

・フランク:前奏曲、フーガと変奏 Op.18(録音:1986年1月)

CD4
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11(録音:1970年2月)
 パリ管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 op.18(録音:1972年9月)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

CD5
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番二短調 op.30(録音:1979年9月)
 フランス国立管弦楽団
 レナード・バーンスタイン(指揮)

・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 op.26(録音:1970年1月)
 パリ管弦楽団
 小澤征爾(指揮)

CD6
・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(録音:1983年6月)
・ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム変奏曲(録音:1983年6月)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 小澤征爾(指揮)

・ラヴェル;ピアノ協奏曲ト長調(録音:1970年1月)
 パリ管弦楽団
 小澤征爾(指揮)

・ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(ピアノ版全曲)(録音:1971年1月)

CD7
・J.S.バッハ:ピアノ名曲集(録音:1972年、1973年1月)
 コラール『主よ、人の望みの喜びよ』(カンタータBWV.147より)
 コラール前奏曲『来たれ、異教徒の救いの主よ』
 前奏曲『いまぞ喜べ、愛するキリストの信者たちよ』
 シチリアーノ(フルート・ソナタ第2番 BWV.1031より)
 プレリュードとフーガ イ短調 BWV.543
 コラール前奏曲『われ汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ』 BWV.639
 シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より)
 トッカータとフーガ 二短調 BWV.565
 プレリュード ロ短調 BWV.855a
 半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV.903

・J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971(録音:1966年1月)

CD8
シューマン:
・子供の情景 op.15(録音:1968-70年)
・幻想曲 ハ長調 op.17(録音:1967年1月)
・ユモレスク op.20(録音:1977年1月)

CD9
・シューマン:子供のためのアルバム(録音:1973年1月)

CD10:アンコール集(録音:1976-79年)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 op.27-2『月光』より第1楽章
・ベートーヴェン:エリーゼのために
・ベートーヴェン:ロンド・カプリッチョ ト長調 op.129
・ショパン:エチュード op.10-3『別れの曲』
・ショパン:即興曲第1番 op.29
・シューマン:アラベスク ハ長調 op.18
・リスト:愛の夢 第3番 S.541
・リスト:即興円舞曲
・チャイコフスキー:ゆりかごの歌 op.16-1
・ドビュッシー:エチュード第11番『重複するアルペジオのために』
・ドビュッシー:月の光
・ドビュッシー:レントより遅く
・スクリャービン:夜想曲変ニ長調 op.9-2(左手のための小品より)
・スクリャービン:練習曲変ロ短調 op.8-11
・セヴラック:ロマンティックなワルツ
・ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 op.3-2
・ヴラディゲロフ:インプロヴィゼーション

 以上、アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Piano Concerto No.9 in E-Flat Major "Jeunehomme" K.271: I Allegro
  • 02. Piano Concerto No.9 in E-Flat Major "Jeunehomme" K.271: II Andantino
  • 03. Piano Concerto No.9 in E-Flat Major "Jeunehomme" K.271: III Rondeau : Presto
  • 04. Piano Concerto No.21 in C Major K467 : I. Allegro maestoso (cadenza: Weissenberg)
  • 05. Piano Concerto No.21 in C Major K467 : II. Andante (cadenza: Weissenberg)
  • 06. Piano Concerto No.21 in C Major K467 : III. Allegro vivace assai (cadenza: Weissenberg)

ディスク   2

  • 01. Piano Concerto No. 1 in E Minor, Op.11 (1992 Remastered Version): I. Allegro maestoso risoluto
  • 02. Piano Concerto No. 1 in E Minor, Op.11 (1992 Remastered Version): II. Romanze (Larghetto)
  • 03. Piano Concerto No. 1 in E Minor, Op.11 (1992 Remastered Version): III. Rondo (Vivace)
  • 04. Piano Concerto No. 2 in F Minor, Op.21 (1992 Remastered Version): I. Maestoso
  • 05. Piano Concerto No. 2 in F Minor, Op.21 (1992 Remastered Version): II. Larghetto
  • 06. Piano Concerto No. 2 in F Minor, Op.21 (1992 Remastered Version): III. Allegro vivace

総合評価

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投稿日:2019/12/08 (日)

プロコとラベルは、若き小沢の溢れんばかりの才気とワイセンベルクの切れまくる技が、実にスリリング!バーンスタインとのラフ3も第三楽章のクライマックスは感動的です。カラヤンとのチャイコフスキー、ラフ2はLP時代からの愛聴盤でしたが、今聞くと、ムード音楽です。滑らかなばかりで、歯応えを感じません。ワイセンベルクというピアニストは、共演相手に大きく影響されてしまうようで、かつて大阪で聞いたラフ3(指揮者はロストロポービチ)は、今回収録の内容と全く違うテンポでした。

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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投稿日:2018/01/23 (火)

クラシック音楽は、長年愛聴していますが、近年は、特に「ショパン」や「バッハ」のピアノ曲をよく聴くようになりました。「バッハ作品」は、必ずしも原曲がピアノという訳ではありませんが、すばらしい編曲もあり、たくさんの演奏があります。しかし、名演となるとどうでしょうか・・・。こちらの「ワイセンベルク」の演奏は、情緒過多にならず、かと言って、機械的なものでなく、緊張感と客観性を持った均衡の取れた秀演だと思います。特に、「バッハ」の作品は、わずかの揺れや情感に流されると、すぐに「作為的」に感じ、興覚めする結果になってしまいます。特に、「リスト」編曲版の「BWV543」は素晴らしい演奏でした。この他にも、9枚のディスクが入っていて、「シューマン/子供のためのアルバム」は、知名度の高いピアニストの音源が少なく、期待していました。こちらも、また「バッハ」とは違う表情が見られ、ワイセンベルクの多才さが窺えました。協奏曲も数曲収録され、指揮者&オケが変わると、繊細かつスケール感のある演奏を繰り広げ、作品によって表情が変わる、本当に素晴らしいピアニストだと思います。録音は、1970年代が中心で、少し旧くなった感もありますが、アナログ時代に聴き始めた私には、むしろ耳に馴染んで、自然な響きに聴こえます。まさに、ワイセンベルクの代表的な録音が集められています。良いアルバムを購入出来ました。長く、愛聴していきたいですね。

yumeno_ongaku2017 さん | 新潟県 | 不明

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投稿日:2014/09/08 (月)

「自分への御褒美」ということで、なんかかんか機会あるごとにクラシック音楽のCDをHMVで購入してきたのですが、いまではそれらが書斎の足元に散在していて、飯を食うために部屋を出ようとするたんびに蹴躓いて、お皿がそこいらに飛び出す始末です。  それにもめげずに、パソコンに向かって仕事をしながらせっせせっせと聞きまくってはいるのですが、テレビにどっさり録画したオペラやコンサートや映画も見なければならないし、この調子では死ぬまでに全部は聞ききれないかもしれないな、と思いつつ、今は亡きEMIのアレクシス・ワイセンベルクの10枚組セットを聞き終えました。  ワイセンベルクなんかカラヤンの言いなりになってる超絶技巧ロボットのような不感症ピアニストだ、と長らく思い込んでいたけれど、それはとんでもない誤解で、この人は華麗なテクニックに加えてチャイコフスキーでもブラームス、ラフマニノフ、ムソグルスキーでもバッハでもシューマンでも、いうべきことはちゃんと言っていることに気付きました。  特にいいのはジュリーニ、ウイーン響と入れたモザールの9番、21番、それと意外なことに小澤&パリ管と入れたプロコフィエフの3番で、小澤とプロコが大嫌いな私も思わず聞き入ってしまったのは、それだけワイセンベルクが凄腕だからでしょうか。  ちなみに小澤選手は晩年のサイトウキネンとかウイーン、往年のボストン響なんかより昔のトロントとサンフランシスコ響、それにパリのオーケストラとの相性がいちばん良かったように思います。         なにゆえに歳をとるほど退化する名のみ高くてつまらぬ指揮者 蝶人

あまでうす さん | 神奈川県 | 不明

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