CD 輸入盤

『1950年ジュネーヴでのスタジオ録音集〜ショパン、モーツァルト、バッハ』 リパッティ(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OPK7054
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

オーパス蔵10周年記念盤発売

オーパス蔵の初回発売は2000年秋、6枚のヴァイオリン小品集でした。最初に海外で注目してくれたのは、英Classic Record Collector誌の編集長であったTully Potter氏で‘Realistic Transfer’と評してくれました。それから10年。SPレコードの復刻だけでなく、初期LPレコードの復刻を行なうようになり、マイナーレーベルによるフルトヴェングラー板起こし合戦のきっかけを作ったと考えています。昨年は新録音にも挑戦し、ホミリウスの『ヨハネ受難曲』がレコード芸術で特選盤に選ばれました。国内ではほとんどが推薦盤に選ばれていますが、国外でもメルケルの《サンサーンス:ヴァイオリン協奏曲他》、《リパッティ:グリーク、シューマン:ピアノ協奏曲》がアメリカ、台湾で受賞、トスカニーニの《ヴェルディ・ライヴ集》が英Gramophone誌今月の復刻盤に選ばれたほか、フランスでは「ディアパソン・ドール(推薦盤)」に選ばれています。オーパス蔵の特長をまとめると「生々しい実在感のある復刻音」「海外でもっともレヴューの出る日本のレーベル」と言えるでしょう。

リパッティ:ジュネーヴ〜1950年7月、スタジオ録音
日本語解説付

リパッティのCDは曲目や作曲者を中心にまとめられることが多く、そこでは1947年録音と1950年の録音が同列に組合せられています。しかし47年は純粋にSP録音であり、50年録音はSPマスタの介在もありますが、テープ録音です。初期LPを聴くと違いは明瞭です。初期盤の音は明瞭ですが、やや割れ気味の音が散見します。またマスタに用いたSP(といっても39回転周期か?)を思わせる周期ノイズが聴かれます。LPでも後のものはノイズも取られますが、音も角がなくなり低音も甘くなってきます。打楽器としてのピアノにとっては大きな損傷といえます。そこで初期盤を用いて50年録音をまとめました。多分既存CDとは印象が変わるであろうと期待しています。なおこれらはすべてSPも発売されています。中で音に魅力のある3曲をSP復刻し付録としてつけました。(オーパス蔵)

【収録情報】
CD1
・バッハ:パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
・バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲『来たれ、異教徒の救いの主よ』
・バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲『イエス、わたしは主の名を呼ぶ』
・バッハ/ケンプ編曲:シシリアーナ
・バッハ/へス編曲:『主よ、人の望みの喜びよ』

付録:SPの音 (UK Columbia)
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
・バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲『来たれ、異教徒の救いの主よ』
・バッハ/ブゾーニ編曲:コラール前奏曲『イエス、わたしは主の名を呼ぶ』

CD2
・ショパン:ワルツ集(全14曲)
・ショパン:マズルカ op.50-3

 ディヌ・リパッティ(ピアノ)

 録音時期:1950年7月
 録音場所:スイス、ジュネーヴ放送
 録音方式:モノラル(セッション)
 音源:F-Columbia(ワルツ)、US-Columbia LP(その他)

CDは国内プレスとなります。

内容詳細

33歳の若さで亡くなった、リパッティが死の年である1950年にジュネーヴでスタジオ録音した演奏が、オーパス蔵によってLP盤から復刻された。一部の曲はSP盤からの復刻も併収するこだわり。バッハ、モーツァルト、ショパンなど、その気品にあふれた演奏は心にしみる。(治)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

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リパッティの1950年ジュネ−ヴでのスタ...

投稿日:2010/10/24 (日)

リパッティの1950年ジュネ−ヴでのスタジオ録音のうち、ショパンのワルツ集は亡父の所有していた日本コロンビア(当時)のLPを、盤がすり切れるほど聴いた。後に東芝(EMI)から出たLP、CDとずっとこの名盤を聴き続けてきたが、今回の初期LPの復刻は、とりわけピアノの高音部の輝かしさがよみがえり、現役盤の音質よりはかなり良いと思う。反対にバッハやモ−ツァルトは、東芝(EMI)のLPで聴き初めたので、ショパンのワルツ集のように、初期LP盤と比較できないのが残念である。ところでこのCD演奏評についてはもう多くを語らない。リパッティのスタジオ録音の全てが、我々人類最高の文化遺産の1つだということ、ワルタ−・レッゲが云うように、「リパッティのようなピアニストはもう二度と出ないだろう」それとあと一言、「彼の悲劇的な生涯に対しての憐憫等はそろそろやめようではないか。彼の残した名演奏そのものに注目することが、もっとも大事なことではないのだろうか」これは師の一人であるナディア・ブ−ランジェの言葉です。 

ニシヤン さん | 和歌山県 | 不明

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『ワルツ』の方はEMIより良いです。バッ...

投稿日:2010/10/06 (水)

『ワルツ』の方はEMIより良いです。バッハはひどい・・・モーツァルトは付録でつけられたSPからの復刻の方が音に覇気があり,逆にLPからの復刻は音が鈍くややピッチも低い。演奏そのものは文句なしの名演。

珈琲好き さん | 鹿児島県 | 不明

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