『ブラームス・ザ・プログレッシヴ〜ブラームス、ヴェーベルン、ベルク：ピアノ作品集』　ピナ・ナポリターノ

新ウィーン楽派を得意とするピナ・ナポリターノの
ブラームス、ヴェーベルン、ベルク作品集！

シェーンベルクを始めとする新ウィーン楽派は無調様式の可能性を示したワーグナーばかりを崇拝していたわけではなく、自らの様式を確立するためむしろブラームスの作品からより多くを学んでいます。ここにはベルクの作品1のソナタとヴェーベルンの初期と12音技法確立後の作品とブラームスの晩年の傑作作品118、119が収められ、併せて聴くと互いが照射しあい、ベルク、ヴェーベルンに内在するロマンティシズムとブラームスに内在する先進性が改めて浮かび上がってきます。
　ピアノのピノ・ナポリターノはイタリアの若手でミケランジェリの弟子ブルーノ・メゼーナに師事、ロマン派から現代音楽を得意としており、ODRADEKからは「シェーンベルク：ピアノ作品全集」、「シェーンベルク、バルトーク：ピアノ協奏曲、他」が発売になっています。イタリア人らしい伸びやかなカンタービレがヴェーベルン、ベルクの作品にロマンの香りを与えています。（輸入元情報）

【収録情報】
● ブラームス：ピアノのための6つの小品 Op.118
● ヴェーベルン：こどものための小品
● ヴェーベルン：ピアノのための楽章
● ベルク：ピアノ・ソナタ Op.1
● ヴェーベルン：ピアノのための変奏曲 Op.27
● ブラームス：ピアノのための4つの小品 Op.119

　ピナ・ナポリターノ（ピアノ）

　録音時期：2017年10月
　録音方式：ステレオ（デジタル）
　日本語オビ解説付き