CD 輸入盤

『サティと仲間たち〜ピアノ作品集〜ドビュッシー、ラヴェル、セヴラック、他』 ケフェレック

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MIR189
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ケフェレックが再び描くサティの世界!
20世紀初頭の香り立つパリの音楽
ドビュッシー、ラヴェル、セヴラック


フランスが誇る名女流ピアニスト、アンヌ・ケフェレックによる、サティを中心とした20世紀初頭のフランス、パリに咲いた作曲たちの珠玉の名品集。ケフェレックにとってフランス音楽はお手の物。サティのユーモア、ドビュッシーの詩的で彩り豊かな音楽、ラヴェルの美意識、プーランクのアイロニカルな響きなど、フランス・ピアノ音楽の魅力が凝縮されたアルバムです。
 ケフェレックのサティは20年以上前の録音がありますが、新録音でも軽妙洒脱な演奏で見事に聴かせてくれます。『風変わりな美女』などの連弾作品ではガスパール・ドゥアンヌと組んで鮮やかに表現しています。またケクラン、フローラン・シュミット、ピエール=オクターヴ・フェルーなどのあまり知られていない秘曲も収録されています。マスネの庇護を受け、美しく甘美な作品を多く作曲したレイナルド・アーン。『長椅子の夢見る人』はたゆたうような旋律の穏やかな曲。自身も優れたピアニストであり36歳の若さで夭折したガブリエル・デュポン。『日曜日の午後』は優れた描写力と色彩感、そして分散和音が美しく響く曲です。そして、パリでドビュッシーやラヴェルと共に活躍し、都会での生活になじめず10年で故郷である南フランスのラングドックに戻ったデオダ・ド・セヴラック。ここに収録されている『休暇の日々』は丁度その頃の作品。親しみやすい曲調が魅力的な曲集で、中でも『古いオルゴールが聞こえるとき』は、キラキラと光がこぼれるようなメロディーが特徴。ケフェレックの柔らかで色彩豊かな演奏がセヴラック独特のさりげない美しさを見事に表現しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
1. サティ:グノシェンヌ第1番
2. サティ:ピカデリー
3. サティ:ジムノペディ第1番
4. セヴラック:『休暇の日々から』第1集より『古いオルゴールが聞こえるとき』
5. プーランク:『ジャンヌの扇』より『田園』
6. ドビュッシー:夢
7. ラヴェル:ファンファーレ
8. サティ:ジムノペディ第3番
9. フェルー:『モンソー公園で』より『のんびりと』
10. サティ:『風変わりな美女』より『眼の中の意味ありげなキス』のワルツ
11. サティ:グノシェンヌ第3番
12. アーン:『当惑したナイチンゲール』より『長椅子の夢見る人』
13. サティ:グノシェンヌ第4番
14. サティ:ジムノペディ第2番
15. サティ:『ひからびた胎児』より『ナマコの胎児』
16. サティ:『風変わりな美女』より『上流階級用のカンカン』
17. サティ:ジムノペディ第2番
18. ラヴェル:シャブリエ風に
19. ドビュッシー:小さな黒人
20. アーン:口絵
21. デュポン:『憂鬱な時間』より『日曜日の午後』
22. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より『月の光』
23. サティ:グノシェンヌ第6番
24. サティ:梨の形をした3つの小品より第1番
25. サティ:梨の形をした3つの小品より第2番
26. サティ:グノシェンヌ第5番
27. ケクラン:『陸景と海景』より『漁夫の歌』
28. アーン:冬
29. フローラン・シュミット:秘められた音楽第2集より『グラス』

 アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
 ガスパール・ドゥアンヌ(ピアノ:7,10,16)

 録音時期:2012年6月
 録音場所:フランス、ポアチエ、TAP
 録音方式:ステレオ(デジタル)

ユーザーレビュー

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再びサティを弾くアンヌに出会おうとは思わ...

投稿日:2017/04/28 (金)

再びサティを弾くアンヌに出会おうとは思わなかった しかも同時代を生きた仲間の音楽とともに聞こうとは ならば20世紀初頭のフランス・ピアノ小品集なのかといえば然にあらず 29曲中15曲がサティで他に10人の曲が挟まる印象だ ドビュッシー3曲 ラヴェルとアーンが2曲ずつ 残る7人が1曲ずつ ではサティが”額縁”あるいは”プロムナード”の役割を担うのかといえばこれも当たらない あくまでサティが主役 それはサティの代名詞である六曲の”グノシェンヌ”と三曲の”ジムノペディ”全てが各所に散りばめられていることが証左だ 冒頭サティ三曲が続けて演奏されるとセヴラック〜ラヴェルの四曲へ移る 次はサティ フェルー サティ サティ アーンと目まぐるしく入れ替わる 四度サティへ戻ると五曲続く そして二度目のラヴェルからドビュッシーまで五曲サティから離れる 五度サティを四曲続け ケクラン〜シュミット三曲で結ぶと云う壮大なアンソロジーになっている CDの収録限界時間をフルに使った労作だ 分厚い単行本を読み終わった感覚が残る 小品集だからといって とてもBGMにできるような代物ではない 一曲一曲に刻まれた詩情と技巧の深さとその冴えに刺激されどうしても正面で向き合わざるを得なくなる ケフェレック渾身の傑作を一人でも多くの人が味わうことを願う ご一聴を   

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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