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【中古:盤質AB】 ホロヴィッツ・ライヴ&未編集!(2CD+特典DVD)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
AB
特記事項
:
なし
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
S2K93023
レーベル
USA
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

未編集3トラック・マスターにより真の姿で蘇る
1965年5月9日、カーネギー・ホール、伝説のホロヴィッツ復帰演奏会!
豪華四つ折りジャケット&19ページ・ブックレット

『1965年カーネギー・ホール ザ・ヒストリック・コンサート』は、当時、『ヒストリック・リターン(邦題)』というタイトルでリリースされています。
 しかし、ライヴ録音と謳ってはいたものの、レコード発売に際してはホロヴィッツの“完璧無比”であるという評判を支えるべく、一部のミスタッチなどに編集を施していました。当時大きな論議を呼んだこの編集問題に、今回のリリースは正面から取り組んでいます。
 ホロヴィッツの晩年においてそのマネージメントを担当し、現在は米ソニー・クラシカルの社長を務めるピーター・ゲルブ氏はこう語っています。
「ホロヴィッツ氏は常々私に、自分のライヴ・パフォーマンスは決して完璧ではなかったものの、レコーディングしたいかなる作品よりも、その芸術における純然たる即興性が表れていた、と語っていました。しかしながらこの作品を世に送り出す段になって、ほんのわずかでも完璧ではない商品を世に出すことにためらいをおぼえてしまったのも事実でした。今回、ホロヴィッツ・ファンのみなさまに、真実のパフォーマンスをお届けできることに大きな喜びを覚えます。」
 ホロヴィッツが1965年に行ったカーネギー・ホールでのリサイタルは当時における最もドラマティックなコンサートの一つでした。ここでこのピアニストは12年間に及ぶ不可思議な“空白”から聴衆の前に戻ってきたのです。
 その間、彼の評判と神秘性は高まる一方でした。公演日である1965年5月9日の2ヶ月足らずの前に突然発表されたこのコンサートのニュースは全世界を駆けめぐりました。
 チケット発売前夜、1000人を超えるファンが冷たい雨と強い風の中、カーネギー・ホールの回りの歩道に徹夜で並び、それを知ったホロヴィッツが、夫人のワンダに温かいコーヒーを手配させたというエピソードは、この日の公演がホロヴィッツの長い演奏家人生の中でも最も有名な日であることをさらに印象付けます。
 コンサートは期待以上の出来でした。そしてコロンビア・マスターワークス(現ソニー・クラシカル)はその数週間後、ホロヴィッツ復帰の興奮がまだ冷めやらぬうちに、“ライヴ”録音によるデラックス2枚組LPを緊急発売したのでした(このアルバムは1966年のグラミー賞で3部門を獲得しています)。
 この“ライヴ録音”と銘打たれたアルバムは、明記こそされていなかったものの、ホロヴィッツの生演奏における完璧さについての評判を守るべく、ミスや演奏上の欠点を訂正するためにいくつかの箇所で編集作業が行われていました。
 こういった編集作業は、実際のコンサートが聴衆に対して残した印象があまりに強烈だったこともあって、長年論議の的となっていたのです。

 今回リリースされるアルバムには、1965年5月9日の記念すべき午後におこなわれたホロヴィッツの演奏を、聴衆が実際に耳にしたままの姿で収録するべく、オリジナルの3トラック・アナログ・マスターを使用しています。
 当時、バックアップ用に回してあったこのテープは、コンサート後直ちに倉庫に保管され、ほぼ完璧な状態で保存されていました。これをもとに、最新のデジタル技術、そしてDSD技術を駆使してミックス・マスタリングを行った結果、ミスや欠点を含めた、しかし少しも素晴らしさが失われることのないホロヴィッツの奇跡的な演奏が、素晴らしいサウンド・クオリティで蘇ることになったのです。
 さらに特典として、未発表映像を収録したDVDが付属します。内容は、ホロヴィッツ晩年の映像作品『ザ・ラスト・ロマンティック』からの約10分間の未公開映像というもので、ホロヴィッツが自宅でインタヴューに答えて演奏するという体裁をとっています。

収録曲目
【DISC 1】
・バッハ(ブゾーニ編):トッカータ,アダージョとフーガ ハ長調BWV564
・シューマン:幻想曲ハ長調 OP.17
・スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番 OP.68『黒ミサ』
・スクリャービン:詩曲嬰ヘ長調 OP.32-1

【DISC 2】
・ショパン:マズルカ第21番嬰ハ短調 OP.30-4
・ショパン:エチュード第8番ヘ長調 OP.10-8
・ショパン:バラード第1番ト短調 OP.23
・ドビュッシー:『子供の領分』〜人形へのセレナード
・スクリャービン:エチュード嬰ハ短調 OP.2-1
・モシュコフスキ:エチュード変イ長調 OP.72-11
・シューマン:『子供の情景』 OP.15〜トロイメライ
 以上、1965年5月9日、カーネギー・ホールにてステレオ収録

以下、ボーナス
・シューマン:『子供の情景』 OP.15

【DVD】(約10分 カラー&ステレオ)
リヴィングルームでの演奏風景(1987年、ホロヴィッツ邸にて)
・リスト:『巡礼の年 第1年スイス』〜第4曲『泉のほとりで』から
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331(300i)〜第3楽章『トルコ行進曲』から
・ラフマニノフ:V.R.のポルカから
・ビゼー/ホロヴィッツ:カルメン変奏曲から
・ショパン:エチュード第5番変ト長調 OP.10-5『黒鍵』から
・モシュコフスキ:エチュードヘ長調 OP.72-6から

演奏:ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)

ユーザーレビュー

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冒頭、異常な興奮状態にある観客の万雷の拍...

投稿日:2015/04/17 (金)

冒頭、異常な興奮状態にある観客の万雷の拍手に迎えられたホロヴィッツ。何と、バッハのド頭からミスタッチ!それからもミスタッチの連発で、おまけに特有のアクの強いデフォルメに彩られる。勿論、技術の完璧さのみが音楽の全てではないし、いやむしろエモーショナルなものであることは百も承知である。長き封印を破ったホロヴィッツに去来するものが一入だっただろうことも、想像に難くない。だが、それを斟酌してもやはり、この演奏会は異質だったと言わざるを得ない。オリジナル・マスターテープからのDSDマスタリングが、ますます彼のミスや誇張を助長させる、皮肉な結果となった。これでは、“Historical Return”ならぬ“Hysterical Return”だ。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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下記評のネームの訂正と追筆:風じゃなく風...

投稿日:2003/11/03 (月)

下記評のネームの訂正と追筆:風じゃなく風雷暴です...付録の子供の情景全曲(’62stereo/studio)も音質改善情報量UP!DVD映像もレアなお宝で、あたかもHorowitz邸に招待されたかのよう。ワンダ夫人が優しく見守る(本当はコワソー)傍らでご機嫌に小品を軽〜くパラパラ弾き飛ばす老巨匠は好々爺そのもの...でも流石、脱帽!

風雷暴 さん | 横浜 | 不明

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未編集3TRマザーテープのリマスターで遂に...

投稿日:2003/11/02 (日)

未編集3TRマザーテープのリマスターで遂に真実のHorowitzが蘇った!旧盤のヒスノイズに埋もれギスギスした青白い異形の妖怪や悪魔的イメージは是正され、ミスタッチ多々ある人間臭さも歴然。が、音源情報量の圧倒的増大で、巨匠の強大なvirtuosityとカメレオン的色彩に富んだ繊細なタッチ再現の優位性はどんなに鈍い奴が聴いても一聴瞭然。これはHorowitz Renaissanceだ!さあ、貴方もカーネギーホールS席で眼前の巨匠と対峙して下さい。

風 さん | 横浜 | 不明

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