CD 輸入盤

ロザリオ・ソナタ ホロウェイ、モロニー、ローレンス=キング、スタッブス、他(2CD)

ビーバー(1644-1704)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5620622
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ビーバー:ロザリオ・ソナタ
ジョン・ホロウェイの名録音
モロニー、スタッブス、ローレンス=キングら豪華共演陣


1948年生まれのイギリスのバロック・ヴァイオリニスト、ジョン・ホロウェイは1977年から1991年までタヴァナー・プレイヤーズ、1978年から1992年はロンドン・クラシカル・プレイヤーズのコンサートマスターを兼任してイギリスの古楽運動の盛り上がりに貢献した人物。このロザリオ・ソナタは、ホロウェイがコンマスとしてパロットやノリントンと共に活躍していた時期のセッション・レコーディングで、神秘のソナタにふさわしい美しさの印象的な仕上がりとなっています。

【オーストリア・バロックの作曲家ビーバー】
1994年、生誕350周年を機に注目を集め始め、没後300周年の2004年に人気に火がついたハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー[1644-1704]は、ヴァイオリンの名手として名を成し、やがて、ザルツブルク大司教のもとで、宮廷楽長の地位にまで登りつめたオーストリア・バロックを代表する作曲家。
 宮廷作曲家として教会音楽を書くときのビーバーは、荘厳な美に彩られた作風が特徴的でしたが、器楽作曲家としてのビーバーの作風は、ときに大胆で過激なまでの手法を駆使することもあったという革新的な存在でもありました。

【代表作、ロザリオ・ソナタ】
後者の代表作としては、当時のヴァイオリン演奏技法を集大成したと言われる『ロザリオ・ソナタ』がなんといっても有名。
 『ロザリオ・ソナタ』は『ミステリー・ソナタ』とも呼ばれ、聖母マリアとイエス・キリストの生涯を、受胎告知からキリストの受難・復活、聖母マリアの戴冠までのストーリーに沿った標題を持つ15の場面に分け、15のソナタと「守護天使」を表す無伴奏のパッサカリアから構成された作品です。
 このソナタは、実際、神秘と謎に満ちています。もっとも特徴的なのがその調弦で、通常の調弦がおこなわれるのは第1曲「受胎告知」と「パッサカリア」のみで、ほかのすべての曲は、異なる調弦のヴァイオリンを用いて演奏されるという「スコルダトゥーラ(変則調弦)」の技法が採用されており、第11番『復活』に至っては、2弦と3弦をクロスさせて張り替えるという独特の手法でユニークな響きを獲得しています。

【豪華な通奏低音】
シンプルな編成で演奏されることも多いロザリオ・ソナタですが、ここではヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、オルガン、バロック・リュート、ハープを用いており、各楽器の奏者にはデイヴィット・モロニー、スティーヴン・スタッブス、アンドリュー・ローレンス=キングといった有名奏者も参加しています。(HMV)

【収録情報】
ビーバー:ロザリオのソナタ
Disc1 (74:52)
● 第1番ニ短調『受胎告知』
● 第2番イ長調『訪問』
● 第3番ロ短調『降誕』
● 第4番ニ短調『拝謁』
● 第5番イ長調『神殿のイエス』
● 第6番ハ短調『オリーヴの山で苦しみ』
● 第7番ヘ長調『鞭打ち』
● 第8番変ロ長調『いばらの冠をのせられ』
● 第9番イ短調『十字架を背負う』
● 第10番ト短調『磔刑』

Disc2 (55:33)
● 第11番ト長調『復活』
● 第12番ハ長調『昇天』
● 第13番ニ短調『聖霊降臨』
● 第14番ニ長調『聖母被昇天』
● 第15番ハ長調『聖母の戴冠』
● パッサカリア ト短調

 ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)
 デイヴィット・モロニー(チェンバロ、オルガン)
 スティーヴン・スタッブス(バロック・リュート、リローネ<リラ・ダ・ガンバ>)
 イーリン・ヘッドリー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 アンドリュー・ローレンス=キング(ダブル・ハープ、レガール)

 録音時期:1989年6月
 録音場所:バークシャー、セイント・マーティン教会
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Die Funf Freudenhaften Mysterien
  • 02. Die Funf Schmerzhaften Mysterien

ディスク   2

  • 01. Die Funf Glorreichen Mysterien
  • 02. Passagalia

総合評価

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30年前にVirgin Classicsで出ていたもの...

投稿日:2021/02/10 (水)

30年前にVirgin Classicsで出ていたものを購入し、当時はそれ程感心しなかった。最近Letzborの旧版を入手したので思い出して聞いた。CDプレーヤとアンプを新しくしたせいもあるのか、素晴らしい演奏だと再認識した。Letzborの生気溢れる演奏よりややゆっくりだが、しみじみしていてこれもよい。録音もよい。最後のパッサカリアを聞くと、大バッハもきっと影響を受けたに違いないと思う。ロザリオのソナタは他にもいくつか演奏が出ており試聴してみたが、良い演奏が多い。この曲自体が素晴らしいのだろう。ビーバーは他のバイオリンソナタもあり、これらも佳曲ばかりだ。もっと評価されるべき作曲家だろう。

Dinkelbrot さん | 群馬県 | 不明

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この曲はLPレコード時代から聞いており、...

投稿日:2014/05/02 (金)

この曲はLPレコード時代から聞いており、そのころは今一つ好きではありませんでしたが、ホロウェイの演奏を聞いてその素晴らしさに開眼し大好きになりました。とにかく独特の味があるとても美しい演奏で、ソナタ10番のアリア第3変奏などはアメリカ民謡を聞いているような心地良さです。最後のシャコンヌも素晴らしいですが、バッハのシャコンヌのような名曲を想定するとちょっと期待外れになるかな。この後マンゼやゲーベルのCDも聞いてみましたが、やはりこのCDが一番気に入っています。値段も安いしいいことずくめです。

マッドハッター さん | 栃木県 | 不明

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安い。いい音。それなりに内容もある。買っ...

投稿日:2007/03/19 (月)

安い。いい音。それなりに内容もある。買って損はなかったです。でも、高かったら買わないだろうな。こういうジャンルは。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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