DVD 輸入盤

『カルメン』全曲 ノーブル演出、ガーディナー&オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク、アントナッチ、A.リチャーズ、他(2009 ステレオ)

ビゼー(1838-1875)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FRA004
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

なんとガーディナーの『カルメン』!
オペラコミークの味を再現した新鮮な上演!


なんとガーディナーが指揮する『カルメン』の映像が登場です。2009年6月、パリのオペラ・コミーク座で上演された大きな話題となった公演のライヴ収録です。ロマン派音楽の主兵、ピリオド楽器を使用したオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークを起用し、従来のゴテゴテッとした『カルメン』から脱却した、たいへんサッパリとした、新鮮かつ細やかな神経の通った『カルメン』を作り出しています。
 ガーディナーは一般的に広まったグランドオペラ風の形態を退け、本来の語りの台詞が混じったオペラコミークの伝統に則った上演形態を採用。また第1幕でからかわれたミカエラが逃げ帰った後にモラレスが歌うアリア「気をつけろ!シッ!」を採用、これは上演で歌われることはほとんどなく、録音でも2種くらいしかない珍しい曲。このようにガーディナーは、1875年3月3日にオペラコミークで初演された時の『カルメン』の姿を強く意識しています。
 アンナ・カテリーナ・アントナッチは、カルメンが当たり役のイタリア人美人メッゾソプラノ。妖艶な魅力を醸しつつ、下品な悪女にならないバランスが見事。ジョゼのアンドルー・リチャーズは、最近売り出し中の米国のテノール。アリゾナ州フェニックス出身。父がチェロキー族の血を引くというだけに、エキゾティックな風貌。軽く柔らかい声の持ち主で、高音のソットヴォーチェを巧みに用いています。ニコラ・カヴァリエはフランスのバス・バリトン。見るからに伊達男風情で、エスカミーリョにはぴったり。ミカエラのアンヌ・カトリーヌ・ジルは1975年生まれというまだ若いソプラノ。たいへんに初々しい声の持ち主で、娘役を得意としています。
 演出は、1991年から2003年までの長きに渡ってロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの芸術監督を務めた英国の重鎮、エイドリアン・ノーブル。比較的伝統的な舞台作りながら、幕切れではジョゼをかなりエキセントリックに仕立るなど、細部へのこだわりがさすがです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ビゼー:歌劇『カルメン』全曲

 アンナ・カテリーナ・アントナッチ(Ms カルメン)
 アンドルー・リチャーズ(T ドン・ジョゼ)
 アンヌ・カトリーヌ・ジル(S ミカエラ)
 ニコラ・カヴァリエ(Br エスカミーリョ)
 フランシス・デュジアク(Br ダンカイロ)
 ヴァンサン・オルドノー(T レメンダード)
 マシュー・ブルック(Bs ズニガ)
 リッカルド・ノヴァロ(Br モラレス)
 ヴィルジニー・ポション(S フラスキータ)
 アニー・ジル(S メルセデス)
 オー・ド・セーヌ聖歌隊
 モンテヴェルディ合唱団
 オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
 ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

 演出:エイドリアン・ノーブル
 装置:マーク・トンプソン
 収録時期:2009年6月
 収録場所:パリ、オペラ・コミーク座(ライヴ)

・ボーナス映像:インタビュー(ガーディナー、ジェローム・デシャン,アニェス・テリエ)

 収録時間:本編170分、ボーナス21分
 画面:カラー、16:9
 音声:Dolby digital 2.0、DTS 5.1
 字幕:仏英独西伊
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
原典回帰風の楽譜と楽器は、それなりに心地...

投稿日:2012/10/06 (土)

原典回帰風の楽譜と楽器は、それなりに心地よく、フランス風のエレガントさも感じられる。カルメンは、人間らしさをかなり前面に出した演技だと思った。ホセとミカエラの歌も美しいが、エスカミーリョは迫力がやや不足に感じられる。演出は大体いいが、4幕で闘牛場への行進を実演せず目線だけで表現していることへの評価は分かれるのではないか。長らく手元に置いておきたい1枚ではある。

47 さん | 京都府 | 不明

1

ビゼー(1838-1875)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品