『ミサ・シネ・ノミネ（6声）』　ギャレス・ウィルソン＆ケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団

パレストリーナ：ミサ・シネ・ノミネ

パレストリーナの6声のミサ『ミサ・シネ・ノミネ（無名のミサ）』は彼の生前から高く評価された曲であり、堅固で整然とした様式（＝パレストリーナ様式）と呼ばれるもので書かれているために、J.S.バッハが古典派の様式を研究するために譜面を筆写、編曲した作品として知られています。今回、ケンブリッジのガートン・カレッジ合唱団の演奏はミサ曲本体に、同時代の作曲家インジェニーリの曲と、パレストリーナ自身による別の曲を組み込み、新たなミサ曲として再構成するという試みを行っています。作曲当時、ミサ曲からはあらゆる世俗的要素を退けるようにという風潮の中で生まれた作品に、改めて様々な思想を盛り込んだこのミサ曲は、現代ならではの味わいを持つ作品に生まれ変わっています。（輸入元情報）

【収録情報】
インジェニェーリ[1535-1592]：
1. Super flumina Babylonis

パレストリーナ:
2. Deus qui dedisti
3. ミサ・シネ・ノミネ（6声）〜キリエ
4. Judica me, Deus
5. ミサ・シネ・ノミネ（6声）〜グローリア

インジェニェーリ：
6. Duo Seraphim clamabant

パレストリーナ:
7. ミサ・シネ・ノミネ（6声）〜クレド
8. Ricercar Quarti Toni
9. ミサ・シネ・ノミネ（6声）〜サンクトゥス
10. ミサ・シネ・ノミネ（6声）〜ベネディクトゥス
11. Accepit Jesus Calicem
12. ミサ・シネ・ノミネ（6声）〜アニュス・デイ
13. Ricercar Octavi Toni
14. Unus ex duobus
15. Tu es Petrus

インジェニェーリ：
16. Lauda Sion

　ケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団
　ヒストリック・ブラス・オブ・ザ・ギルドホール・スクール
　ロイヤル・ウェルシュ・カレッジ・オブ・ミュージック・アンド・ドラマ
　ジェームズ・ミッチェル（オルガン：8）
　ルーシー・モレル（オルガン：13）
　ギャレス・ウィルソン（指揮）

　録音時期：2018年7月12-14日
　録音場所：ケンブリッジ、ガートン・カレッジ教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（1,2,4,8,11,13,14,16）
　この版での世界初録音（3,15）