パトリシア・ライトソン

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星に叫ぶ岩ナルガン 児童図書館・文学の部屋

パトリシア・ライトソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566011571
ISBN 10 : 4566011577
フォーマット
出版社
発行年月
1982年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
21cm,267p

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読書メーターレビュー

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  • ワッピー さん

    太古の岩の精ナルガンは、自然にない振動に目覚め、長く住みならした洞窟を離れ、狩りをしながら長い旅に出た。事故で親を亡くしたサイモンは、牧羊を営む遠縁の兄妹チャーリーとイディの家に引き取られ、近くの沼に住むいたずら好きな水の精ポトクーロックと友人になる。近くで森林の開拓工事が進む中、重機が忽然と消えた。サイモンは夜の沼に出かけてナルガンに遭遇し、チャーリー、イディ、そしてポトクーロックとともにナルガンに立ち向かう・・・アボリジニに伝承される土地の精たちと開拓者の共存・共闘、平和なラストにはうれしくなります。

  • ワッピー さん

    白人が来るはるか前からオーストラリアの大地に住んでいる「土の族」を紹介している本は少なくて、ワッピーが読んだのはライトソンの「ウィラン」シリーズ以外は「ドリームタイム」(サンリオ出版)ぐらいです。大地に生じた不均衡を取り除き、正しい姿に戻すという思想、アウトバックの生活など魅力的な本でした。ナルガンの孤独には胸が締めつけられますが、そんな感傷を受けつけるような存在でもなさそうですね。何となくムーミン谷のモランをイメージしてしまうのも、感情移入の理由かもしれません。

  • timeturner さん

    アボリジニの伝承をもとにしているためか、これまで読んだことがないような不思議な雰囲気だった。オーストラリアの精霊はその風土を反映してヨーロッパのものより重々しく荒っぽい。それが魅力でもあり、恐怖も生む。

  • 詩歌 さん

    タイトルからして切ない。日本の八百万信仰、バランスを取ろうとする精神に妙に親和性があります。

  • くもりーな さん

    オーストラリアに息づく太古の精霊をモチーフにした、独特の深いリズムのあるファンタジーでおなじみのライトソン。この作風はきっと好き嫌いはわかれす作家さんだと思いますが、私個人は大好き。こちらも、重厚感ある彼女独特の雰囲気が満喫できます。★★★★☆

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