パトリシア・ハイスミス

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死者と踊るリプリー 河出文庫

パトリシア・ハイスミス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309462370
ISBN 10 : 4309462375
フォーマット
出版社
発行年月
2003年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,536p

内容詳細

映画でも有名な『太陽がいっぱい(リプリー)』から始まるトム・リプリーが主人公のシリーズの第五作目、完結篇。さまざまな後ろ暗い過去があるが、それでも平穏なリプリーの暮らしにある日、プリッチャードというアメリカ人の夫婦がわずかな亀裂を入れる。リプリーが殺害した男の亡霊のようなその夫婦の存在が、彼を不気味に悩ませていく。『贋作』の続篇。

【著者紹介】
パトリシア・ハイスミス : 1921年テキサス州フォートワースに生まれ、ニューヨークで育つ。処女長篇『見知らぬ乗客』と『太陽がいっぱい』の映画化により作家として幸運なスタートをきる。冷徹な筆致で日常と似て非なる残酷な世界を創造し、グレアム・グリーン、ルース・レンデル等を魅了するサスペンスの巨匠。95年没

佐宗鈴夫 : 1940年、静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    『太陽がいっぱい』が好きで読めなかった『贋作』を読んだら面白かったので、続編且つリプリーシリーズ最終作に着手。危ない橋を渡りながらも悠々自適に暮らしているトムの過去をほじくる者が現れる。このプリチャード夫妻が本当に嫌な奴らで読んでいる私も嫌悪感が湧きました。でも真逆のラストに呆然。親友で最初に殺してしまったディッキー・グリーンリーフの事を「彼は本当に素敵な奴だった。殺して後悔したのは彼だけだ」としんみり、回顧している一方、フレディ・マイルズについては「あのマヌケは死んで当然だ」と侮蔑するトムがトムらしい。

  • 井戸端アンジェリか さん

    ページを閉じたあとで泣きたくなった。なぜなら、ハイスミスの死によりもうこの話の続きが読めないから。常に気が抜けない嘘の日々もいいけれど、エロイーズとの優雅な生活が大好きだった。今回も邪魔者は上手く消えた。次は誰? もうトムには逢えない。

  • Mark.jr さん

    実はシリーズものとまったく知らずに読んだのですが(5作目にして完結編らしいです)、真綿でくびられていく感じというか、不安が高まっていくサスペンスは味わいました。

  • ニミッツクラス さん

    リプリーの5作目。前作、前々作では比較的パッシブな状況から宿命の如く深入りしてしまったリプリーだが、対して本作は「贋作」を色濃く反映しており、否応ない対処を求められた。正体不明のストーカー登場、リプリーでなくともムカつく上に、何を知っているのか。読者を煽って来るべき修羅を納得させようという手法かと思った。何しろ奴を殴り倒している。いよいよ来るか・・しかし意外な結末に唖然とさせられる。ハイスミス、続編を考えていたと思うなぁ。しかし4年後の死去で叶わぬ夢となった・・惜。★★★★☆☆

  • Y2K☮ さん

    最後の数十ページが、まるで無意味。私なら、エドやエロイーズが何らかの行動を起こす展開にする。作者は、トム・リプリーに愛着があるゆえに、また続編を書きたいがゆえに、あえてそこまで踏み込まず、結果作品の質を落としてしまった。ただあちこちに揺れる細かい心理描写とか、ちらちら顔を覗かせるトムとエドの同性愛的な仄めかしは上手い。しかも、そのふたりが、共にエロイーズの美しさに見惚れていたり(笑) ちょっと意地悪なユーモアが、大人向けか。

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