短篇集ダブル サイドB

パク・ミンギュ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480832139
ISBN 10 : 4480832130
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

老境を描いた詩情豊かな作品「昼寝」。息もつかせぬ「ルディ」。兵役を控えた若者たちを描いた「ビーチボーイズ」。奇天烈な宇宙SF「ディルドがわが家を守ってくれました」。暗示的な「膝」。全8篇どこから読んでも傑作!日本の読者へのメッセージも!

【著者紹介】
パクミンギュ : 1968年、韓国・蔚山生まれ。中央大学文芸創作学科卒業。2003年、『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞と『地球英雄伝説』で文学トンネ新人作家賞をダブル受賞して話題になる。05年に『カステラ』で申東曄創作賞、07年に『短篇集ダブル サイドA』所収の「黄色い河に一そうの舟」で李孝石文学賞、09年に「近所」で黄順元文学賞、10年には「朝の門」で韓国で最も権威あるとされる李箱文学賞を受賞

斎藤真理子 : 翻訳家。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アマニョッキ さん

    あー、もう本当にめちゃくちゃ面白かった!なんだろう、思い出すのはフリッパーズだったり筋少だったり音楽のことばかり。ストーリーはサイドAより現実味があるけれど、パンチはこっちの方がきいているかも。お気に入りが決められないほど全部大好きだけど、「ディルドがわが家を守ってくれました」をタイトル勝ちも含めてNo.1にあげておきます。わたしも火星の有閑マダムになってみたいわー。サイドミラーとワイパーね。おっと、肩が!

  • りつこ さん

    Aからあまり間をおけずに読めてよかった。「昼寝」に描かれるどうしようもない絶望と小さな希望にヒリヒリ。子どもがいたっていなくたって行きつく先は不自由な体と死ぬのを待つだけの日々なのだろうか。それでも認知症を患った初恋の人の手を握るシーンは美しい。自分の価値観や善悪が吹き飛ぶような暴力。積み上げてきたつもりのものが失われていく無力感。「アスピリン」は理解も納得もしていないけど慣れるのだけが上手な彼らが他人とは思えなかった。描かれているのは絶望的な状況ばかりなのに少し笑える。このユーモアがたまらなく好きだ。

  • あじ さん

    短篇集【サイドA】→【サイドB】 かつての同級生らと介護施設で会する『昼寝』は、霞みがかった記憶から愛の詩を打つ老いらくの春だ。認知症の彼女と一歩手前の彼が、午睡の潮目を鮮やかに引く余韻がしょっぱい。現実主義で漫談調の短篇たちが印象的なサイドBです。◆茨木のり子さんに導かれ、読了していた尹東柱(ユン・ドンジュ)さんの詩集『空と風と星と詩』が短篇『昼寝』を読む足掛かりになりました。※作中で引用

  • M H さん

    サイドAから時間を置いて読了。すっとぼけながら切実さの入り交じる短編集。老境の描き方がおかしくも切ない「昼寝」、自殺を止める台詞回しがやっぱり面白い「アーチ」を収録したBのほうが好きかな。斎藤真理子さんの軽妙な訳文と巻末解説の丁寧さがすごすぎる。

  • 星落秋風五丈原 さん

    まるで詩みたいな訳し方。

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