【中古:盤質AB】 バーンスタイン／ショスタコーヴィチ＆ストラヴィンスキーＢＯＸ（６ＣＤ）

バーンスタイン／ショスタコーヴィチ ＆ ストラヴィンスキーＢＯＸ（６ＣＤ）

バーンスタインがドイツ・グラモフォンにおこなったストラヴィンスキーとショスタコーヴィチの録音を集成したボックスセット。
　ショスタコーヴィチの『レニングラード』は、バーンスタインとシカゴ響の数少ない共演を収めた1988年のライヴ録音。バーンスタイン晩年様式というべき巨大なアプローチと、世界最強とうたわれるシカゴ響の圧倒的なパワーが相乗効果をもたらした演奏で、その壮絶をきわめた大音響では右に出るものがないと評される空前の名演。第１楽章の有名な“ドイツ軍侵攻”の場面における洪水のようなサウンドには驚くばかりで、名高いシカゴ響ブラス軍団の威力のほどをまざまざと示してくれています。
　組み合わせの交響曲第1番では、さすがにバーンスタインのアプローチはヘヴィーにすぎるかもしれませんが、シカゴ響の高い機能により、作品に求められる機動性は十分に確保されています。
　第9番は、第7番と同じく戦争交響曲と呼ばれる作品ながらも、ずっとコンパクトでシニカルなイメージの強い作品。バーンスタインはこの第9番を重視しており、ヤング・ピープルズ・コンサートでもとりあげていましたが、ここでのウィーン・フィルとの共演も見事なものです。その語り口のうまさはやはりさすがというべきでしょう。
　セットの半分を占める一連のストラヴィンスキー作品もバーンスタインらしい饒舌さが面白い演奏が多く、特に交響曲の仕上がりは秀逸です。

CD1
ストラヴィンスキー：
・『火の鳥』組曲 [1919年版]、他
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1984年5月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

・『ペトルーシュカ』[1947年版]
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1982年4月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

・『プルチネッラ』組曲[1949年版]
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1984年5月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

CD2
ストラヴィンスキー：
・『春の祭典』[1913年版]
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1982年4月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

・『結婚』
　マルタ・アルゲリッチ（ピアノ）
　クリスティアン・ツィマーマン（ピアノ）
　イギリス・バッハ祝祭合唱団
　イギリス・バッハ祝祭打楽器アンサンブル
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1977年3月（ステレオ）

・ミサ曲
　イギリス・バッハ祝祭合唱団
　イギリス・バッハ祝祭管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1977年3月（ステレオ）

CD3
ストラヴィンスキー：
・交響曲ハ長
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1982年4月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

・３楽章の交響曲
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1984年5月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

・バレエの情景
1984年5月　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：レナード・バーンスタイン
　録音時期：1982年4月（デジタル）
　録音場所：テル・アヴィヴ

CD4＆5
ショスタコーヴィチ
・交響曲第1番作品10
　シカゴ交響楽団
　レナード・バーンスタイン（指揮）
　録音時期：1988年6月（デジタル）
　録音場所：シカゴ、オーケストラ・ホール

・交響曲第7番作品70『レニングラード』
　シカゴ交響楽団
　レナード・バーンスタイン（指揮）
　録音時期：1988年6月（デジタル）
　録音場所：シカゴ、オーケストラ・ホール

CD6
ショスタコーヴィチ
・交響曲第6番作品54
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　レナード・バーンスタイン（指揮）
　録音時期：1986年10月（デジタル）
　録音場所：ウィーン、ムジークフェラインザール

・交響曲第9番作品90
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　レナード・バーンスタイン（指揮）
　録音時期：1985年10月（デジタル）
　録音場所：ウィーン、ムジークフェラインザール