アンドロイドのコッペリアが登場!
スペインの奇才エドゥアルド・ラオによる近未来的コッペリア
高い技術を持つカンパニー、マドリードのヴィクトル・ウリャテ
スペイン、マドリードにあるヴィクトル・ウリャテ・バレエ団。ヴィクトル・ウリャテは、ABTで活躍したアンヘル・コレーラやミュンヘン・バレエ団のルシア・ラッカラ、そして英国ロイヤル・バレエ団で活躍したタマラ・ロホらを輩出したカンパニーです。柔軟性や身体能力に優れたダンサーが多く在籍する技術レベルが高いバレエ団として定評があります。
この映像は、2006年に初演された、ヴィクトル・ウリャテ・バレエ団の芸術監督であるエドゥアルド・ラオが振付を担当した新作『コッペリア』です。『コッペリア』は、E.T.A.ホフマンの物語「砂男」を題材にドリーブが作曲したバレエの名作の一つ。人形作り職人の老人コッペリウス博士が作ったからくり人形の少女コッペリアの物語です。この古典的名作『コッペリア』をスペイン、アンダルシアの奇才エドゥアルド・ラオがネオ・クラシック・バレエを織り交ぜた現代版の作品を見事作り上げています。
ストーリーは、人工頭脳を研究するコッペリウス博士が、人間のような振る舞いのできる女性アンドロイド『コッペリア』を創りあげようと取り組んでいました。コッペリウス博士の研究室で働いていた青年フランツは、このアンドロイドに恋をします。しかしコッペリアは人間の感情を持っていなかったので、スペクトラル・ディーヴァという聖霊の女神が“機械仕掛けの神”により彼女に人間の心を植え付け、青年フランツと一緒に暮らすことを望むようになります。しかし感情を持ったことにより、彼女に金銭的な利益を見出したコッペリウス博士とフランツの間でコッペリアの心は揺れ動くことになり・・・といった展開で、オリジナルにあるスワニルダなどは出てきませんが、コッペリアがアンドロイドであったり、DJが登場したりと現代的なユーモラスな配役を交え、近未来的なセットと衣装、そして人間と機械の動きの違いを鮮やかで巧みな踊りで魅せてくれます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・バレエ『コッペリア』
振付&芸術監督:エドゥアルド・ラオ
総監督:ヴィクトル・ウリャテ
原作:E.T.A.ホフマン「砂男」
音楽:レオ・ドリーブ
出演:
コッペリア:ゾフィー・カッセグレイン
コッペリウス博士:イエスター・ミュレンス
フランツ:クリスティアン・オリヴェーリ
スペクトラル・ディーヴァ:ジェンジャ・ユ
ベティ:レイレ・カストレサーナ
ロージ:アルビア・タピア
アンドレイナ:ザラ・カレロ
D.J.:ドリアン・アコスタ
ヴィクトル・ウリャテ・バレエ団
映像監督:ソニア・パラモ
収録時期:2013年
収録場所:ヴェルサイユ王立オペラ歌劇場(ライヴ)
収録時間:88分
画面:カラー、16:9、HD
音声:PCMステレオ
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