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6 Cello Suites : Daniil Shafran (2CD)

Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SMELCD1002535
Number of Discs
:
2
:
International
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description


ロストロポーヴィチと共に旧ソ連を代表する名チェリスト、ダニール・シャフラン
1970年代前半という芸術の円熟期に刻んだバッハ『無伴奏チェロ組曲』の名盤が復刻!


廃盤・入手困難となった「Melodiya」の名盤や貴重な「Melodiya」音源等を復刻する「Melodiya x Obsession」シリーズより、旧ソ連を代表する名チェリスト、ダニール・シャフランによるバッハの無伴奏チェロ組曲が登場。
 若きムスティスラフ・ロストロポーヴィチとコンクールでは度々競い合い、賞を分かち合った旧ソ連のチェロ楽派を代表する偉大なチェリスト、ダニール・シャフラン。シャフランはレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェリストであった父からチェロを学び、11歳の時にはチャイコフスキーの『ロココの主題による変奏曲』でオーケストラと共演。そして14歳の時に全ソ連コンクールに優勝し、1630年製のアマティを贈られ、生涯その楽器を愛用しました。レニングラード音楽院ではアレクサンドル・シトリメルに師事、1943年よりモスクワ・フィルのソリストを務め、1950年にはプラハの国際チェロ・コンクールで優勝、その後、チャイコフスキー・コンクールの審査員も務めました。
 本アルバムは、パブロ・カザルスの演奏に触発され、バッハへの理解を深めたシャフランが、1970年代前半という芸術の円熟期に刻んだ名盤が復刻。チェロの豊かな響きや細やかなボウイング、自然なヴィブラート、舞曲のリズム感を生かし、バッハの音楽を冷たいバロックの遺物ではなく、現代に生きる音楽として蘇らせ、その演奏からは、生き生きとした力強さと躍動感を備えた新鮮なバッハ像が浮かび上がります。時代を越えて人々に愛され続ける不朽の名盤にご注目ください。

※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)、初回生産分完売後は再生産時期未定となります。予めご了承下さい。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲


 第1番ハ長調 BWV.1007
 第2番ニ短調 BWV.1008
 第4番ト長調 BWV.1010
 第3番ヘ長調 BWV.1009
 第5番ニ短調 BWV.1011
 第6番ニ長調 BWV.1012

 ダニール・シャフラン(チェロ)

 録音:1969年(第3番)、1970年(第1番)、1973年(第2番、第5番)、1974年(第4番、第6番)

【許光俊の言いたい放題 第125回「驚異のシャフラン」より】
すごい。他のチェリストがみんな吹っ飛んでしまうくらいの圧倒的な魅力がある。まさかこれほどまでとは想像だにしなかった。とにかく自由自在なこと。繊細にして大胆。雄大にして親密。熱いのに下品ではない。一見すると奔放なのだが、たとえばテンポは意外なほど動いていない。音色や強弱の幅が極度に広いために、テンポまで動いているように聞こえてしまうのだ。しかし、テンポが動かないからこそ、伴奏とのアンサンブルが崩れない。きわめて正直なところ、私はロストロポーヴィチだろうが、フルニエだろうが、カザルスだろうが、シュタルケルだろうが、聴くうちに退屈していた。が、シャフランだけはまったく退屈しない。それどころか夢中になって聴いてしまうのである。聴く者をわしづかみするような歌の力。鮮烈な強弱。すばらしく濃い音色。恍惚とした表情や情熱的な高揚は、デュ・プレも真っ青の陶酔美だ。その一方で、気味の悪い音色。動物的なリズム。変幻自在の呼吸。シュニトケ作品に見られるような驚くほどの遊び。チェロがヴァイオリンのように軽々と踊る。名人、達人というよりも、魔神と呼んだほうがよさそうだ。ラフマニノフだろうが、バッハだろうが、フランクだろうが、ハイドンだろうが、何を弾いても演奏家の個性はあまりにも明白。これを知ってしまうと、他のチェリストはすべて愚鈍に感じられるかもしれない。私は、シャフランの特徴を聞いて、おそらくイヴリー・ギトリスのような演奏家なのだろうと想像していたが、とんでもない、桁違いである。

Customer Reviews

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バッハの作品には宇宙的な遥かな広がりや、...

投稿日:2019/07/16 (火)

バッハの作品には宇宙的な遥かな広がりや、壮大な建造物としてのイメージがあるが、ここでのシャフランの演奏からは、バッハの人間味に溢れた温かな面が音楽にあらわれているように聴こえた。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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