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Mass In B Minor: Scherchen / Vso Loose Ceska Dermota Poell

Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TAH618
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


シェルヘンのロ短調ミサ 旧録音、
TAHRAから復活!

1950年10月、シェルヘン最初のロ短調ミサです。1950年といえば、快速なマーラーを演奏した年でもありますが、ロ短調ミサでは124分を超えるゆったりしたテンポが選ばれており、シェルヘンがこの作品を敬虔な宗教音楽として再現しようとしていたことが伝わってきます。もっとも9年後の2度目の録音(廃盤)では、テンポはさらに遅くなって134分以上もかかっているので、10分速い1950年盤は、だいぶ聴きやすい状態にあるとも言えるのですが。
 ちなみにウィーン交響楽団は、4ヶ月前の6月15日、ムジークフェラインザールでカラヤン、ウィーン楽友協会合唱団、シュワルツコップ、フェリアー、シェフラーらと、ロ短調ミサのコンサートを開いており、アルフレート・ペルはそこでも歌っていました。カラヤンのトータル・タイムは121分なので、それほどシェルヘンと差があるわけではありませんが、しかし各所で感じられるテンポや表情付けの違いには時間差以上の差異が確かに感じられます。言葉と音楽の関係を重視するシェルヘンは、バッハのカンタータや受難曲の録音などにも積極的で、そのどれもがドラマティックな雰囲気を湛えた個性的な演奏であったことが思い出されますが、このロ短調ミサでも基本姿勢は同じです。ピリオド様式台頭以前の往年のバッハ演奏の中にあって、ひときわ目立つシェルヘンのバッハがTAHRAから復活です。

バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
 エミー・ローゼ(S)
 ヒルデ・ゲスケ(S)
 ゲルトルート・ブルクシュラー=シュースター(A)
 アントン・デルモータ(T)
 アルフレート・ペル(Bs)
 ウィーン・アカデミー室内合唱団
 アントン・ハイラー(Org)
 ウィーン交響楽団
 ヘルマン・シェルヘン(指)
 
 録音:1950年10月、モーツァルトザール

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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 凄い! 泣けてしまった。 バッハと言え...

投稿日:2009/04/13 (月)

 凄い! 泣けてしまった。 バッハと言えば、リヒターか、あるいはクレンペラーと決めていた自分の狭量さを恥ずべきことに気付かせてもらった一枚。 あの荒れ狂うだけのマーラーや、関節の外れたようなベートーヴェンを振るヒトが、どうしてこの様な、正統的な感動を扇情するバッハを演奏できるのだろう? 音の隅々にまで、指揮者の天才がほとばしっている。

芳雄 さん | 静岡県 | 不明

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シェルヘンはある意味で独特なバッハの大家...

投稿日:2007/03/17 (土)

シェルヘンはある意味で独特なバッハの大家なのだが、この「ロ短調ミサ」は実に素晴らしい。彼独特の解釈が絶大な説得力と感動を与えてくれる。リヒターの峻厳さや今流行りの古楽器演奏とは全く異なった視点が新鮮だ。

カバポチ さん | 横浜市 | 不明

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