CD 輸入盤

マタイ受難曲、ヨハネ受難曲[第4版] 鈴木雅明&BCJ(5CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BIS1342
組み枚数
:
5
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
CD

商品説明

鈴木雅明&BCJ/マタイ受難曲、ヨハネ受難曲(5CD) 

『マタイ』が1999年、『ヨハネ』が1998年のデジタル録音。現代におけるバッハ演奏のスペシャリスト団体として、日本にとどまらず世界的な人気と名声を誇る鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による2大受難曲をセット化した5枚組。

  『マタイ』は、時代考証演奏のイメージである「速くて無感動」などといった雰囲気は全く無く、冒頭から非常にエモーショナルなのに驚かされます。もちろん、往年の巨匠達のように力一杯というわけではなく、あくまでも“自然”と捉えうる範囲での情感表出に好感が持てます。全編にわたって、イエスの受難を常に率直に語ってゆく態度が印象的で、あるときは美しくあるときは力強くという起伏の大きさを持ち合わせ、特にイエスの逮捕から処刑にかけて、クライマックスでの畳みかけと、聴く者の嘆きを代弁するコラールとの対比は本当に見事なものがあります。録音状態も非常に優秀であり、緻密な演奏水準とあわせて、聴きどころ満載の内容がたまりません。

 『ヨハネ』は、BCJによる2度目の録音で、新バッハ全集に基づいた旧盤とは異なる第4版(バッハ最晩年の1749年に演奏された版)を使用。さらに、第2版のみで追加、差し替えられていた3曲のアリアが収められていることにも注目です。

 2曲とも神戸松蔭女子学院大学チャペルにおけるレコーディングで、BISレーベルならではの優秀な録音も大きなポイントです。

・『ヨハネ受難曲』 BWV.245(1749年第4版)

 ゲルト・テュルク(T:福音史家)
 浦野智行(B:イエス)
 イングリット・シュミットヒューゼン(S)
 米良美一(C-T)
 桜田亮(T)
 ペーター・コーイ(B)

 録音:1998年4月、神戸松蔭女子学院大学チャペル[デジタル]

・『マタイ受難曲』 BWV.244

 ゲルト・テュルク(T:福音史家)
 ペーター・コーイ(B:イエス)
 ナンシー・アージェンタ(S)
 ロビン・ブレイズ(C-T)
 桜田亮(T)
 浦野智行(B)
 静岡児童合唱団 

 録音:1999年3月、神戸松蔭女子学院大学チャペル[デジタル]

 バッハ・コレギウム・ジャパン
 鈴木雅明(指揮)

ユーザーレビュー

総合評価

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東日本震災後、このような曲が心に沁みます...

投稿日:2011/04/16 (土)

東日本震災後、このような曲が心に沁みます。特ににマタイの影になりがちな、ヨハネ受難曲の方に。その中でも7曲目のアリア、木管の美しくも哀愁ある伴奏で通常アルト独唱ですが、ここではカウンターテナー 米良美一が起用されてます。「もののけ姫」で有名になる直前あたりの演奏でしょうか。私は正直、それまで米良美一には関心はありませんでしたがこの1曲でヨハネ受難全曲を魅了されてしまいました。駆け出しの頃の米良と、歌による主に仕えるひたむきさが、合致し祈りが伝わった名演です。別のアルト独唱のものを聴いてみましたけどやはり印象が変わってしまい、物足りなさが残ってしまいました。この曲と共に震災で多くの尊い命のご冥福をお祈りしつつ・・・

アッキ さん | 茨城県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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