CD 輸入盤

フーガの技法 コロリオフ

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TACET13
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD

商品説明

バッハ:フーガの技法 BWV1080
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)

1990年デジタル録音


「もし無人島に何かひとつだけ携えていくことが許されるなら、私はコロリオフのバッハを選ぶ。飢えや渇きによる死を忘れ去るために、私はそれを最後の瞬間まで聴いているだろう。」(ジョルジ・リゲティ)

 1949年モスクワ生まれ。中央音楽学校でアンナ・アルトボレフスカヤに師事し、ハインリヒ・ノイハウス、マリア・ジュディナのレッスンも受けた。その後、チャイコフスキー音楽院に進学してレフ・オボーリンやレフ・ナウモフのもとで研鑽を積んだ。優秀な成績で卒業した後は同音楽院に指導者として迎えられたが、76年には結婚して旧ユーゴスラビアへの移住を決断、それによってロシアでの将来を嘱望された彼の活動は中断を余儀なくされることとなり、2年後にはハンブルクで教授の職に就いた。
 コロリオフは大学在学中および卒業後にいくつもの国際コンクールで輝かしい賞を獲得した。1968年のライプツィヒ・バッハ・コンクールや73年のヴァン・クライバーン・コンクールなどで優秀な成績を収め、77年にはクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝、東西ヨーロッパ、カナダおよびアメリカなどの多くの国で演奏の機会を得た。
 コロリオフのレパートリーは古典派からロマン派、現代音楽にまで及ぶが、とりわけJ.S.バッハの作品には常に強い興味を持ち、17歳の時にモスクワで平均律クラヴィーア曲集の全曲演奏会を行なった。それ以降、特にゴルトベルク変奏曲、フーガの技法、平均律クラヴィーア曲集によるシリーズのリサイタルをたびたび開催した。
 コロリオフはこれまでにルートヴィヒスブルク音楽祭、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、モントルー音楽祭、フィンランド・クフモ音楽祭、国際シュトゥットガルト・バッハターゲ、グロニンゲン・グレン・グールド音楽祭、ドゥシニキ・ショパン音楽祭、「ブダペスト春の音楽祭」、トリノ・セッテンブレ音楽祭などの重要な音楽祭で演奏している。
 またハンブルク・ムジークハレ大ホール、ケルン・フィルハーモニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ベルリン・コンツェルトハウス、ミュンヘン・ヘルクレスザール、ミラノ・ソシエタ・デイ・コンチェルティなどの主要ホールをはじめ、多くの国のさまざまなホールで演奏している。室内楽奏者としてはナターリャ・グートマン、ミッシャ・マイスキーなどとも共演した。
 彼の最初のCDとして1990年にリリースされた「フーガの技法」(TACET)が、重要な録音だと評価されたことは驚くべきことではない。作曲家のジョルジ・リゲティはグラモフォン誌(2000年1月号)で「もし無人島に何かひとつだけ携えていくことが許されるなら、私はコロリオフのバッハを選ぶ。飢えや渇きによる死を忘れ去るために、私はそれを最後の瞬間まで聴いているだろう。」とコメントし、このCDは同誌のエディターズ・チョイスに選ばれた。その後、92年にはチャイコフスキーの「四季」とプロコフィエフのソナタ選集が、95年にはシューベルトの作品集が相次いでリリースされた。
 また99年にはJ.S.バッハの鍵盤作品集2枚と「インヴェンションとシンフォニア」に続いてゴルトベルク変奏曲を、バッハ・イヤーとなった2000年(没後250年)には、平均律クラヴィーア曲集第1巻をリリースした。それらはすべて“シュピーゲル”“ピアノ・ニュース”“ル・モンド・デ・ラ・ムジーク”などの各誌で熱狂的な支持を獲得し、ゴルトベルク変奏曲は1999 年11月のディアパソン・ドールで第1位を獲得した。多くの評論家は、コロリオフが手がけたバッハのCDが、バッハ・イヤーにリリースされたすべてのCDの中でも特に傑出しており最も重要な歴史的名盤に比肩している、と評している。(カメラータ・トウキョウ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Contrapunctus 1 5:11
  • 02. Contrapunctus 2 2:29
  • 03. Contrapunctus 3 3:32
  • 04. Contrapunctus 4 2:29
  • 05. Contrapunctus 5 3:01
  • 06. Contrapunctus 6 5:50
  • 07. Canon alla Ottava 1:41
  • 08. Contrapunctus 7. A 4 per Augment et Diminut 5:06
  • 09. Canon per Augentationem in Contrario Motu 3:15
  • 10. Contrapunctus 8. A 3 5:18
  • 11. Contrapunctus 9. A 4 alla Duodecima 2:09

ディスク   2

  • 01. Contrapunctus 10. A 4 alla Decima 5:06
  • 02. Contrapunctus 11. A 4 5:03
  • 03. Canon alla Decima. Contrapunto alla Terza 4:55
  • 04. Contrapunctus inversus 12. A 4 a rectus 2:42
  • 05. B inversus 3:17
  • 06. Contrapunctus a 3
  • 07. Contrapunctus inversus a 3 2:11
  • 08. Canon alla Duodecima in Contrapunto alla Quinta 1:50
  • 09. Fuga a 3 Soggetti 11:17
  • 10. Fuga a 2 Clav. 2:12
  • 11. Alio modo. Fuga a 2 Clav. 2:07

ユーザーレビュー

総合評価

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凄い。ハイレベル。自分の音楽として再生し...

投稿日:2007/04/30 (月)

凄い。ハイレベル。自分の音楽として再生したソコロフも凄いが、バッハ演奏の基本を見事に押えたコロリオフも凄い。ただし(a2Clav)は確かに賛否両論出るだろう。コロリオフは統一したかったに違いないが、結果超難曲としての姿を現してしまった。専門家もこの曲の解決の困難さを説明しているが、それにしても。この問題は今後も多数の演奏家に難題としてのしかかるだろう。それをどう評価するかだ。それ以外は心底素晴らしい演奏。相変わらず個性的だが、驚異的な超優秀録音で、技巧の高さに唸ってしまう。問題作だが私は押したい。

バッハッハ さん | R66 | 不明

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HMVがどうしてこのコロリオフを積極的に評...

投稿日:2005/05/01 (日)

HMVがどうしてこのコロリオフを積極的に評価しないのか不思議です。彼の演奏は、技術・解釈・スケールの大きさ深さにおいて、群を抜いた大家のそれであるし、この演奏にしても、作曲家のリゲティが絶賛し、故・長岡氏が最優秀録音として推薦してもいるというのに。ああ、不思議だ。

ゆがみごん さん | 東京 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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