CD 輸入盤

フーガの技法 エマール(p)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4777345
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バッハ:フーガの技法
ピエール=ロラン・エマール

現代音楽の分野でその名を轟かせ、近年はアーノンクールとの共演によるベートーヴェンや弾き振りによるモーツァルトなど、クラシック作品でも確固たる地位を築いているピエール=ロラン・エマールのDG移籍第1弾は、なんとバッハ作品。しかも、1740年代に作曲され、バッハの死後に出版された未完の大作『フーガの技法』です。特殊な調律をほどこしたスタインウェイによる演奏。
 この作品には、バッハの亡くなった直後の1751年と翌1752年に出された2種の出版譜があり、それらにはこれまでにさまざまに研究が重ねられています。その中で、エマールは今回の録音に際し、新バッハ全集の楽譜ではなく、バッハ・アルヒーフ・ライプツィヒ本部事務局所長を務めるクリストフ・ヴォルフが1987年に編集した両版の内から、52年版=後期稿を用いて演奏している点も注目。

「……彼は今日のもっとも見事で際立ったピアニストのひとりで、並外れた精神と驚くべき指を使って生まれたばかりの音楽を演奏するとき、誰よりも幸せそうである。」 ボストン・グローブ2007年3月

1957年リヨンで生まれたピエール=ロラン・エマールは、12歳からパリ音楽院でイヴォンヌ・ロリオに、ロンドンでマリア・クルチョに師事しました。12歳のとき彼はオリヴィエ・メシアンに紹介され、1973年オリヴィエ・メシアン・コンクールの1位となります。これにより、彼はメシアンの主要演奏者としての地位を確立し、国際的キャリアを踏み出しました。
 現代音楽において重要人物として広く認められており、ピエール・ブーレーズ、ジェルジ・クルターク、ジェルジ・リゲティ(全作を録音している)、ジョージ・ベンジャミン、マルコ・ストロッパと緊密に連携してきました。
 彼はまた、伝統的レパートリーの主要演奏者としても有名であり、世界中の主要オーケストラと、ブーレーズ、チェリビダッケ、ドホナーニ、エッシェンバッハ、ハイティンク、アーノンクール、レヴァイン、小澤、ラトル、サロネン、ウェルザー=メストなどの指揮者と世界中で共演しています。エマールはまた、ソロ・リサイタルや室内楽演奏も行っており、大きな音楽祭にも定期的に出演しています。ケルン音楽大学やパリ音楽院で教えており、世界中で特別授業を行っています。(ユニバーサル・ミュージック)

・J.S.バッハ:フーガの技法 BWV 1080
 ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
 録音:2007年9月18-22日、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール

収録曲   

  • 01. J.S.Bach: The Art of Fugue, BWV 1080: Contrapunctus 1 [3:01]
  • 02. Contrapunctus 2 [2:38]
  • 03. Contrapunctus 3 [3:10]
  • 04. Contrapunctus 4 [3:04]
  • 05. Contrapunctus 5 [3:06]
  • 06. Contrapunctus 6. a 4 in Stylo Francese [4:40]
  • 07. Contrapunctus 7. a 4 per Augmentationem et Diminutionem [4:09]
  • 08. Contrapunctus 8. a 3 [7:00]
  • 09. Contrapunctus 9. a 4 alla Duodecima [2:18]
  • 10. Contrapunctus 10. a 4 alla Decima [3:44]
  • 11. Contrapunctus 11. a 4 [7:04]
  • 12. Contrapunctus inversus 12.1 a 4 [3:01]
  • 13. Contrapunctus inversus 12.2 a 4 [3:14]
  • 14. Contrapunctus inversus 13.1 a 3 [2:08]
  • 15. Contrapunctus inversus 13.2 a 3 [2:15]
  • 16. Canon alla Ottava [2:19]
  • 17. Canon alla Decima in Contrapunto alla Terza [4:16]
  • 18. Canon alla Duodecima in Contrapunto alla Quinta [1:58]
  • 19. Canon per augmentationem in Contrario Motu [8:03]
  • 20. Fuga a 3 Soggetti (Contrapunctus 14) [7:18]

総合評価

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映画「ピアノマニア」鑑賞して参りました。...

投稿日:2012/02/24 (金)

映画「ピアノマニア」鑑賞して参りました。 劇中で録音していたフーガの技法はこのディスクかと思います。 繊細なタッチから紡ぎ出される美音で知られるエマールですが、美しい音色を妥協することなく追い求めるエマールその人のほか、この美音を支えるピアノ調律士の存在があるというのが大変興味深く、面白いドキュメンタリー映画でした。 これは映画を楽しまれた方には是非とも聴いて戴きたいお薦めの1枚です。 また、この演奏を愛聴されていて映画未視聴の方がいらっしゃいましたら、この映画もお薦めです。きっとこの演奏を聴く新しい楽しみが見つかることでしょう。

こばやん さん | 東京都 | 不明

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ニュートラルな響きを基調とし、くつろぎあ...

投稿日:2012/02/08 (水)

ニュートラルな響きを基調とし、くつろぎある世界へと誘ってくれる一枚。しっとりとした質感により、多声的なテクスチャーを強調するようなことはしないが、コンクリートに染み渡るような現代性を備えている。エマールの新しさは質感、手触りだと私は感じる。俯瞰的な視点からのアプローチにより、「聴き手」の「バッハ」に対する距離感は、いつになく丁度よく感じられる。

ヴァニタス さん | 千葉県 | 不明

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この曲をはじめて聴く人にぜひ勧めたい。い...

投稿日:2010/05/16 (日)

この曲をはじめて聴く人にぜひ勧めたい。いろいろな編成で録音されているが、私が知る限りもっとも聴きやすく、奥深い、優れた演奏だ。テンポが素晴らしくて聴き始めると最後まで聴いてしまう。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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