CD 輸入盤

フランス組曲全曲 バケッティ(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88691965102
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バッハ:フランス組曲全曲(2CD)
アンドレア・バケッティ(ピアノ)


バッハが30代だったケーテン時代は、妻マリア・バルバラの急死という不幸と、翌年のアンナ・マグダレーナとの再婚という幸せな出来事がありましたが、創作面では、ブランデンブルク協奏曲や世俗カンタータ、平均律クラヴィア曲集第1巻といった有名曲にも恵まれていました。
 中でも新妻に贈った「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」には、数多くの傑作が収載され、フランス組曲も第1番から第5番までが含まれています。
 作品本来のタイトルは、単に「クラヴィアのための組曲」というものですが、多くの舞曲から成る組曲がフランス趣味で作曲されていることから、18世紀なかばには「フランス組曲」と呼ばれるようになっていたようです。
 演奏は、イタリアを代表するピアニストのひとり、アンドレア・バケッティによるもの。バッハの作品や、ケルビーニ、ガルッピの録音など、歴史的チェンバロ奏法を研究しそれを応用した自由な発想は、様々な角度から作品の魅力や特徴を捉えています。(HMV)

【収録予定曲】
J.S.バッハ:フランス組曲全曲 BWV.812-817
・第1番ニ短調 BWV.812
・第2番ハ短調 BWV.813
・第3番ロ短調 BWV.814
・第4番変ホ長調 BWV.815
・第5番ト長調 BWV.816
・第6番ホ長調 BWV.817

 アンドレア・バケッティ(ピアノ)

ユーザーレビュー

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ちょっと重みのない表現で恐縮ですが、良い...

投稿日:2012/11/14 (水)

ちょっと重みのない表現で恐縮ですが、良い意味でとても面白い演奏と思います。フランス組曲は、「パルティータ」に次ぐBachの傑作組曲で、演奏もチェンバロ・ピアノ双方に非常に多いですが、意外に名演と言えるものは少ない。A.Bacchettiのこの録音は、面白さという点ではチェンバロによるルセ以来かも知れません。ピアノによる多くのBach演奏は、過去30年近く、表面上Gouldの影響を受けてるけれど、その中味は一皮むけば19世紀を引き摺るロマンティックなものという、「ヒツジの皮を被ったオオカミ」的な演奏が横行しており、特にこのフランス組曲はその傾向が極めて強く、外面上の典雅さに惑わされない本質的な名演は数える程でした。A.BacchettiはGouldが亡くなった時、おそらく4-5歳、ToscaniniやFurtwanglerはもちろん、ひょっとしてKarajanの全盛期すらリアルタイムでは知らないような若さでしょうが、その演奏からは古典派〜ロマン派〜新即物手技に至る、18~20世紀のクラシック演奏伝統の影響がほとんど感じられず、さりとて反対の意味で表面上G.Gouldに引き摺られることも全く無く、全く新しい世代が自分の感性と自分の時代を背景に、まっさらの眼で音楽に相対してその魅力を紡ぎ出す自由さに溢れています。抽象的な性格も強いGoldbergと違って、もろ時代の制約を受ける組曲を多く含んでいるだけに、バロック音楽演奏としては問題もあります。特に傑作と言える5番、6番などは、ルネサンス〜バロック音楽の様々な舞曲とそのリズムが、さながら百花繚乱の如くに聴かれるので、Bacchettiの歴史的背景を(未だ?)充分に踏まえていない演奏では(この点でGouldがあの時代にどれだけ優れた歴史的感性を有していたかは驚くべき)、どうしても充分その魅力を明らかに出来ていない印象が否定できません。ただそれでも、どちらかと言えば地味な前半3曲の多彩で魅力的なことは驚くべきで、この若い奏者のBach音楽に対する適合性の良さと、リズムと声部構築の直感の凄さを感じないではいられません。未完成な部分は多いでしょうが、それでも、これだけ魅力的でBachの本質に迫り得るピアノ演奏は貴重と思います。Bachに傾倒される方なら、ぜひ一聴をお薦めしたいです。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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