CD

ゴルトベルク変奏曲〜室内オーケストラ版 トレヴァー・ピノック&ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル、他(日本語解説付)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NYCX10170
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
ピノックが振る、『ゴルトベルク変奏曲』室内オーケストラ版


今や「ピノックのオケ」の感があるロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブルとの最新盤は、従来のマーラーやブルックナーの交響曲など大編成作品を「凝縮して切り詰める」路線とは逆に、バッハの鍵盤作品を室内オケに「肉付けして拡張した」もの。
 編曲者のユゼフ・コフレル[1896-1944]はストルィー(当時はオーストラリア=ハンガリー帝国領、現在はウクライナ領)に生まれ、ウィーンでワインガルトナーらに学び、後にポーランドで十二音技法の先駆的作曲家として活動しましたが、1941年にナチスに捉えられ、1944年に家族と共にホロコーストの犠牲となったとみられています。この編曲はヘルマン・シェルヘンの遺品の中から1994年になって発見されました。
 チェンバロ奏者としてバッハの原曲を録音しているピノックは、この編曲にコフレルからバッハに対する心からの敬意と愛情を感じたと言います。目指したのは、バロック風ではなく編曲当時の中欧の様式での演奏。合宿とウィグモア・ホールでのコンサートを経て臨んだ若き演奏家たちは、生き生きしたリズムに乗って明晰な対位法の綾を織りあげています。編曲当時の中欧にはナチスの軍靴が響き、コフレルにも悲劇的な運命が訪れるのですが、その予感を感じさせない晴朗な響きは実に楽しい聴きものであり、それと知って聴けば不思議な感慨を残すことでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(コフレルによる室内オーケストラ版、1938)


1. アリア
2-31. 第1-30変奏
32. アリア(リプライズ)
※この編曲版では第6変奏と第7変奏の入れ替えが行われており、第7変奏が「2度のカノン」(通常の第6変奏)となります。
※編成:弦五部(4/4/3/3/1)、フルート、オーボエ、コールアングレ、ファゴット各1

 ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
 トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバー
 トレヴァー・ピノック(指揮)

 録音時期:2019年3月22,23日
 録音場所:スネイプ・モルティングス、ブリテン・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 演奏時間:79分38秒

 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)


内容詳細

編曲者のコフレルはナチスの収容所で亡くなったとされる作曲家で、94年に楽譜が発見された。演奏も編曲当時の20世紀前半の中欧の演奏様式を採用している。ピノックによる新たな時代考証を経た興味深い演奏が展開する。(CDジャーナル データベースより)

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トレヴァー・ピノックがロイヤル・アカデミ...

投稿日:2021/09/13 (月)

トレヴァー・ピノックがロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブルを指揮したバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の室内オケ版である。編曲者のユゼフ・コフレルは、1944年に家族と共にホロコーストの犠牲になったとみられているそうだが、この編曲からは全く暗い影を感じることは出来ない。ひたすらのどかな、明るくて、幸福感に満ちた音楽である。そして、原曲の持つ音楽性の深さに改めて感動するのである。この演奏を聴く喜びは、是非お裾分けしたいと思う。 (追記)この演奏には、トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバーが加わっているが、これはかつてのグールドの演奏に対するリスペクトなのだろう。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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只々美しい、楽しい。眠れない時にお聴きに...

投稿日:2021/02/08 (月)

只々美しい、楽しい。眠れない時にお聴きになるとかえって眠れなくなるほどです。

レオパパ さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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