CD 輸入盤

カンタータ集第14集〜第93、119、163番 ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管弦楽団

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
B347CD
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バッハ:カンタータ集 第14集
ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管弦楽団&合唱団


おなじみルドルフ・ルッツによる「バッハのカンタータ演奏会」録音です。今回は『エルサレムよ、主をたたえよ』と『神はただ万人のためにのみ』、『ただ愛する神の摂理にまかす者』が収録されています。
 祝典的な雰囲気が漲る第119番 は、ドイツの「市参事会交代式」のためのカンタータ。まさにお祭りムード満載の厳粛な作品です。この曲では最後のコラール(先導するレチタティーヴォも含む)が2ヴァージョン収録されており、最初は金管パートなし、次は金管パート付きで演奏されます。第163番は三位一体後第23日曜日のためのカンタータ。イエスが説くのは「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」という内容であり、神は全ての賜物の与え手であり、真実の心を神に捧げることの大切さを歌っています。第93番は三位一体後第5日曜日のためのカンタータで、悲しげな曲調を持つコラールで始まり、やはり「神の意思に身を委ねること」の大切さが厳粛に歌われています。(J.S.Bach-Stiftung)

【収録情報】
J.S.バッハ:
1. カンタータ第119番『エルサレムよ、主をたたえよ』 BWV.119
2. BWV.119〜第8番:レチタティーヴォ
3. BWV.119〜第9番:コラール(トーマス・ライニンガーによる金管パート付き)
4. カンタータ第163番『各々に各々のものを』 BWV.163
5. カンタータ第93番『ただ愛する神の摂理にまかせる者』 BWV.93


 マリア・ウェーバー(ソプラノ:1-3)
 ミリアム・フロイアージンガー(ソプラノ:4,5)
 マーゴット・オイツィンガー(アルト:1-3)
 マルクス・フォルスター(カウンターテノール:4)
 ヤン・ベルナー(カウンターテノール:5)
 ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール:1-3)
 ヨハネス・カレシュケ(テノール:4)
 ユリウス・プファイアー(テノール:5)
 マティアス・ヘルム(バス:1-3)
 マルクス・フォルペルト(バス:4,5)
 バッハ財団合唱団
 バッハ財団管弦楽団
 ルドルフ・ルッツ(指揮)

 録音時期:2014年9月19日(1-3)、2012年11月16日(4)、2010年6月18日(5)
 録音場所:スイス、チューリッヒ、聖ペーター教会(1-3) トロンゲン、福音教会(4,5)
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

収録曲   

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Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallen...

投稿日:2019/08/25 (日)

Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenのカンタータ第14集。今回の3曲はいずれもとびきりの有名曲ではありませんが、演奏の質で言えば、これまでのRudolf Lutzらのカンタータ・シリーズ中でも特に成功した盤ではないでしょうか。まず、J.S.Bachのライプツイヒ一年目に、市参事会式典のために作曲した大規模なBWV119「エルサレムよ、主を誉め称えよ」は、厳密には世俗カンタータとの境界域にある作品ですが、世俗の祝典作品らしく屈託の無い華やかで明るい音楽に満ち溢れており、Rudolf Lutzらの高度な技量をベースにした、生命感のあるリズム・テンポによる新鮮な演奏が、過去のいずれの演奏よりも素晴らしい名演奏を生み出しています。次のBWV163「各々に各々のものを」は、一転して独唱主体にしたどちらかといえば、派手さのない沈痛なヴァイマール・カンタータですが、小規模な作品の集合ながら、一品一品にしみじみとした美しさが溢れており、演奏はそのさりげない美しさを蔑ろにせずじっくりと表現しています。この曲も鈴木雅明やLeusingなど、過去の複数の演奏(すべて聴いたわけではありませんが)を上回る好演と言えそうです。最後のBWV93「ただ神の御心にまかすもの」も、小規模ながらK.Richterの好演があり、それ以上に第4曲の二重唱がオルガン用の「シュプラー・コラール集」に編曲されて親しまれる名曲ですが、これも現在のピリオド楽器による演奏としては技術的・質的にトップクラス、しかも決して独りよがりの再現でない、曲の魅力に寄り添った謙虚な好演です。全体として3曲すべてが、現在この団体がピリオド楽器によるカンタータ・シリーズとしては、質的にトップであることをはっきり示す演奏であり、多くのJ.S.Bachファンにお薦めして差支えない盤と思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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