Blu-spec CD 2

インヴェンションとシンフォニア、イギリス組曲第1番 グールド

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC30038
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
Blu-spec CD 2

商品説明

ベスト・クラシック100
グールド/バッハ:インヴェンションとシンフォニア、イギリス組曲第1番


わずか50年の人生を疾走した孤高の天才グレン・グールドの芸術の精華は、生涯にわたって演奏し続けた大バッハの音楽とされています。このアルバムでグールドは、教育用音楽と考えられていた『インヴェンションとシンフォニア』に新たな生命を与えたといえるでしょう。録音に使用したピアノは第二次世界大戦以前のスタインウェイCD318で、グールドがバッハの演奏に不可欠と考えていたノンレガートの特性が見事に生かされた名演奏となりました。
 カップリングのイギリス組曲はバッハの生きる喜び、音楽の喜びが溢れている軽やかな舞曲集で、グールドはここでは愉悦に満ちた生き生きとした演奏を聴かせます。(SONY)

【収録情報】
J.S.バッハ:
インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
※各調性での曲順はすべて2声(インヴェンション)→3声(シンフォニア)です。

01. 02. 第1番ハ長調 BWV.772, 787
03. 04. 第2番ハ短調 BWV.773, 788
05. 06. 第5番変ホ長調 BWV.776, 791
07. 08. 第14番変ロ長調 BWV.785, 800
09. 10. 第11番ト短調 BWV.782, 797
11. 12. 第10番ト長調 BWV.781, 796
13. 14. 第15番ロ短調 BWV.786, 801
15. 16. 第7番ホ短調 BWV.778, 793
17. 18. 第6番ホ長調 BWV.777, 792
19. 20. 第13番イ短調 BWV.784, 799
21. 22. 第12番イ長調 BWV.783, 798
23. 24. 第3番ニ長調 BWV.774, 789
25. 26. 第4番ニ短調 BWV.775, 790
27. 28. 第8番ヘ長調 BWV.779, 794
29. 30. 第9番ヘ短調 BWV.780, 795

31. イギリス組曲第1番イ長調 BWV.806

 グレン・グールド(ピアノ)

 録音時期:1964年3月(1-30)、 1973年3,11月(31)
 録音場所:ニューヨーク(1-30)、トロント(31)
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 DSDマスタリング
 Blu-spec CD2

内容詳細

グールドの天才ぶりが味わえる一枚。豊饒な物語として作り変えてしまった「インヴェンションとシンフォニア」、新たな命を与えて生きいきとした舞曲を創出した「イギリス組曲第1番」。バッハの、そしてグールドの真髄に触れられる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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過去に何度も再発され、SACD黎明期にはシン...

投稿日:2012/12/17 (月)

過去に何度も再発され、SACD黎明期にはシングルレイヤーまで発売された名盤であるが、これを今更ながら購入する人間はよほど音質にこだわるマニアしかいないと思うし、そのマニアの期待を裏切らないような高品質なマスターサウンドを提供することがメーカーの最大の義務であることは言うまでもない。しかし最近は「待望のSACD化!」といって飛び付くと、不自然なまでに現代的な化粧が施された作為的なリマスターに愕然とするケースも少なく無く、今回のSACDも半信半疑ので購入となったが、幸いにして杞憂に終わった。今回のハイブリッドが正真正銘のセッションマスターからのリミキシングであることは、そのクリアなピアノの音質と、グールドの頭部が見えるかのような鼻声のリアルさを聴けば明らかであるし、シュワーという心地良いヒスノイズや、音にならない超低域ノイズがしっかり再生されるのを聴くにつけて、リマスタリングエンジニアのオリジナルマスターに忠実な良心的な仕事ぶりが伺える。一方、手持ちのシングルレイヤーの方はピアノの音像がふくらみ、細かなディテールも潰れ気味で、恐らくLP用に国内に送られたきたアナログマスターをダイレクトにDSD変換したものと推測される。「ピアニストを自宅に招いて演奏してもらっているよう」と言うと、あまりに月並で却って訝る向きもあろうかとは思うが、辺りを憚ることなくこう断言できるディスクにお目にかかかれる機会はそう多くはない。本SACDはマストバイだ。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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素晴らしい演奏だ。グールドによるバッハの...

投稿日:2012/11/25 (日)

素晴らしい演奏だ。グールドによるバッハのピアノ曲の演奏は、いずれ劣らぬ名演揃いであるが、本盤におさめられたインヴェンションとシンフォニアも実に素晴らしい。収録順も、他の大方のピアニストのように第1番からの順番ではなく、グールドなりに考え抜かれた順番に並び替えられており、こうした点においても、グールドの同曲への並々ならない拘りが感じられるところだ。同曲は、もともとはバッハによる教育用の音楽と考えられていたところであるが、グールドによる個性的な演奏によって、他のピアノ曲と同様の一流の芸術作品として見られるようになったとも言えるだろう。それにしても、演奏は超個性的。グールドの演奏の場合は、次の楽曲においてどのような解釈を施すのか、聴いていて常にワクワクさせてくれるという趣きがあり、聴き手を片時も退屈させないという、いい意味での面白さ、そして斬新さが存在していると言える。もっとも、演奏の態様は個性的でありつつも、あくまでもバッハがスコアに記した音符を丁寧に紐解き、心を込めて弾くという基本的なスタイルがベースになっており、そのベースの上に、いわゆる「グールド節」とも称されるグールドならではの超個性的な解釈が施されていると言えるところだ。そしてその心の込め方が尋常ならざる域に達していることもあり、随所にグールドの歌声が聴かれるのは、ゴルトベルク変奏曲をはじめとしたグールドによるバッハのピアノ曲演奏の特色とも言えるだろう。こうしたスタイルの演奏は、聴きようによっては、聴き手にあざとさを感じさせる危険性もないわけではないが、グールドのバッハのピアノ曲の演奏の場合はそのようなことはなく、超個性的でありつつも豊かな芸術性をいささかも失っていないのが素晴らしいと言える。これは、グールドが前述のように緻密なスコア・リーディングに基づいてバッハのピアノ曲の本質をしっかりと鷲掴みにするとともに、深い愛着を有しているからに他ならないのではないかと考えている。グールドによるバッハのピアノ曲の演奏は、オーソドックスな演奏とは到底言い難い超個性的な演奏と言えるところであるが、多くのクラシック音楽ファンが、バッハのピアノ曲の演奏として第一に掲げるのがグールドの演奏とされているのが凄いと言えるところであり、様々なピアニストによるバッハのピアノ曲の演奏の中でも圧倒的な存在感を有していると言えるだろう。諸説はあると思うが、グールドの演奏によってバッハのピアノ曲の新たな魅力がより一層引き出されることになったということは言えるのではないだろうか。いずれにしても、本盤のインヴェンションとシンフォニアの演奏は、グールドの類稀なる個性と芸術性が十二分に発揮された素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質については、かなり以前にシングルレイヤーによるSACD盤が発売され、それは素晴らしい高音質であったが、ややピアノの音が硬質であるという欠点もあった。数年前にBlu-spec-CD化がなされ、これによってピアノの音に比較的柔らかさが宿ったとも言えるが、総体としては、SACD盤を凌駕するには至っていなかった。そのような中で、今般、ついに新たなDSDマスタリングに基づいたSACD化が行われることにより、さらに見違えるような良好な音質に生まれ変わった。残念ながらシングルレイヤーではないが、音質の鮮明さ、音圧の凄さ、音場の幅広さなど、いずれをとっても一級品の仕上がりであり、グールドのピアノタッチが鮮明に再現されるのは、1964年という録音年代を考えると殆ど驚異的であるとさえ言える。いずれにしても、グールドによる素晴らしい名演をSACDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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グールドの演奏はくせになる。 このCDを...

投稿日:2012/03/08 (木)

グールドの演奏はくせになる。 このCDを聴き込んで他の演奏者のCDと聴きくらべるとグルードの演奏が鼻歌とともにどこからか聴こえてきてその演奏に集中出来なくなる。 危険だが素晴らしい。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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