CD 輸入盤

アルトのためのアリア集 ゾルタン・ダラーゴ、クリストフ・ルセ&レ・タラン・リリク

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AP336
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明



敬虔さと官能性の融合!
ルセが新鋭カウンターテナーを迎えた鮮烈なバッハのアリア集!


クリストフ・ルセとレ・タラン・リリクがバッハのカンタータを録音。バッハのカンタータはルセ&レ・タラン・リリクの録音レパートリーでは初となります。と言ってもただのカンタータ・アルバムではありません。数あるカンタータからアルトのためのアリアを抜粋したアルバムとなっています。
 収録曲には、主にバッハのライプツィヒ時代初期の1724年から1727年に初演されたカンタータからアルトのためのアリアが選ばれています。BWV.185のみヴァイマール時代の1715年の作ですが、ライプツィヒ時代初期に再演されていますので、近い時期に演奏されたカンタータからアリアが集められていることになります。有名曲を並べるだけのありがちなアリア集とせずに、バッハの人生にとって大きな転機となったライプツィヒのトマス・カントル就任直後の楽曲に限定して選曲している点、そしてシンフォニアなどの楽曲を加えず、あえてアリアのみ絞っている点に、アーティストたちのこのアルバムのコンセプトへのこだわりが感じられます。
 この録音においてルセ&レ・タラン・リリクと共演する歌手は新鋭カウンターテナー、ゾルタン・ダラーゴ。古楽だけでなく、歌曲やコンテンポラリー・オペラなど幅広いレパートリーを持つハンガリー出身の若き実力派で、2022年フィンランドのオペラ・スカーラでエジプトの王を主人公としたフィリップ・グラスのオペラ『アクナーテン』のタイトルロールを歌い脚光を浴びました。
 ダラーゴはその透明感と色彩感を併せ持つ声と抜群のテクニックで、バッハの宗教的な楽曲から敬虔さだけでなく、イタリア・バロック時代の色鮮やかな宗教画を思わせる官能性まで引き出しています。
 ダラーゴを支えるレ・タラン・リリクは、弦楽器6-5-3-4-1の比較的大きな編成を取っています。ここにフルート、オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ、ホルンが楽曲によって加わります。またオブリガート楽器が活躍する曲ではレ・タラン・リリクの名手たちの妙技も冴え渡り、歌唱の色彩感をさらに輝かしいものにしています。特に、BWV.35ではルセのオルガンとダラーゴの歌唱が甘美な二重唱を歌うような美しさです。
 バッハのカンタータや受難曲のアリアは、イタリア・オペラから、ABAのダ・カーポ・アリアという形式だけでなく旋律や楽器の使用法においても大きな影響を受けていますが、ダラーゴの官能的な歌唱とレ・タラン・リリクの技巧性高い演奏は、バッハのカンタータにおいて宗教的な信仰(カンタータ)が世俗的な甘美さ(オペラ)とも結びついていたことを教えてくれます。ルセが新進気鋭のカウンターテナーと示したバッハのカンタータ演奏の新機軸をお聴き逃しなく!(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:
● カンタータ第20番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』 BWV.20(1724)〜第6曲:アリア『おお、人よ、お前の魂を救うがよい』
● カンタータ第33番『ただあなたのみ、主イエス・キリストよ』 BWV.33(1724)〜第3曲:アリア『我が歩み、なんと怯えつつよろめいたことでしょう』
● カンタータ第34番『おお永遠の炎、おお愛の源よ』 BWV.34(1727)〜第3曲:アリア『幸いなるかな、選ばれたる魂』
● カンタータ第35番『霊と魂は、惑い乱れます』 BWV.35(1726)〜第2曲:アリア『霊と魂は、惑い乱れます』
● カンタータ第35番『霊と魂は、惑い乱れます』 BWV.35(1726)〜第4曲:アリア『神はすべてを麗しく成し遂げてくださいました』
● カンタータ第83番『新しき契約の喜びの時よ』 BWV.83(1724)〜第1曲:アリア『新しき契約の喜びの時よ』
● カンタータ第108番『私が去り行くのは、あなたがたの益となる』 BWV.108(1725)〜第5曲:アリア『我が心があなたに切に求めるもの』
● カンタータ第114番『ああ、愛するキリスト者、慰めを受けよ』 BWV.114(1724)〜第5曲:アリア『死よ、もはやおまえが、私を脅かすことはない』
● カンタータ第115番『備えをなせ、我が心よ』 BWV.115(1724)〜第2曲:アリア『ああ、まどろむ魂よ、何事だ?』
● カンタータ第170番『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ喜びよ!』 BWV.170(1726)〜第1曲:アリア『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ喜びよ!』
● カンタータ第185番『永遠の愛の慈悲深き心よ』 BWV.185(1715)〜第3曲:アリア『この時に努めよ』

 ゾルタン・ダラーゴ
(カウンターテナー)
 レ・タラン・リリク
 クリストフ・ルセ
(指揮、オルガン)

 録音時期:2023年2月14-17日
 録音場所:パリ、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(レバノンの聖母教会)
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 ディジパック仕様


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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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