CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 『フーガの技法』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&大ドイツ放送国営ブルックナー管弦楽団(1944)

バッハ(1685-1750)

中古情報

新品ジャケット
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AB
特記事項
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帯付,DIGIPAK
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基本情報

ジャンル
カタログNo
MC5005
レーベル
Asia
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

何とカラヤン初の録音レパートリー!
バッハの『フーガの技法』、1944年のスタジオ録音!


melo classicが飛び切りの音源を発掘。第二次世界大戦末期に録音されたカラヤン指揮のバッハの『フーガの技法』です。これは芸術的な点のみならず歴史的にも極めて意義が高いもの。第一に、カラヤンの指揮したバッハの『フーガの技法』の録音はこれが初めて。カラヤンのオフィシャル・サイトで検索しても、カラヤンが『フーガの技法』を演奏した記録はこの録音を含めて見当たりません。第二にリンツの大ドイツ放送国営ブルックナー管弦楽団の演奏録音であること。このオーケストラは第二次世界大戦末期、ブルックナーを熱愛するヒトラーの意向でリンツに1943年に創設され、ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(オイゲンの弟)に指導され、多数の一級指揮者を客演に迎えました。しかし戦局悪化のため1945年3月で活動が停止、解散。政治色が濃かったがゆえにごく短命の幻のオーケストラとなりました。このオーケストラを頻繁に指揮したのがカラヤン。実はカラヤンがこのオーケストラを指揮して『フーガの技法』を録音したことは団員だったゲルハルト・ボッセの証言が残されていたのですが、前述のように存在が確認されていませんでした。幻の録音がついに日の目を見たのです。しかも偶然にもフルトヴェングラーの有名な「ウラニアのエロイカ」の僅か5日前の録音。
 演奏自体もたいへん素晴らしく、響きは厚いものの、流麗でバランスの取れた美的感覚は、後の帝王カラヤンを十分思い起こさせるもの。録音状態はいかにも第二次世界大戦中のドイツ国営放送の磁気テープ録音といった水準で、やや歪っぽいものの弦楽オーケストラであればさほど気にならない程度。なお未完のフーガは未完のまま演奏されています。日本語オビ・解説付き。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080
(弦楽合奏による縮小演奏) [45:19]

 大ドイツ放送国営ブルックナー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1944年12月14日
 録音場所:リンツ
 録音方式:モノラル(国営放送協会による放送用セッション録音)

収録曲   

  • 01. J.S.Bach: Die Kunst der Fuge, BWV.1080: Contrapunctus 1 [03:51]
  • 02. Contrapunctus 3 [03:23]
  • 03. Contrapunctus 2 [03:15]
  • 04. Contrapunctus 4 [04:46]
  • 05. Contrapunctus 9, a 4, alla Duodecima [02:56]
  • 06. Contrapunctus 10, a 4, alla Decima [03:06]
  • 07. Contrapunctus 5 [03:04]
  • 08. Contrapunctus 6 [04:48]
  • 09. Contrapunctus 11 [04:49]
  • 10. Contrapunctus 12, a 4 (rectus) [01:49]
  • 11. Contrapunctus 12, a 4 (inversus) [01:51]
  • 12. Fuga a 3 Soggetti (Fragment, unfinished) [07:25]

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まさかのフーガの技法の録音である。全体で...

投稿日:2023/07/18 (火)

まさかのフーガの技法の録音である。全体で45分程の抜粋ではあるが、モノながら聞きやすくバッハの落ち着いた世界は十分味わえる。1960年代のバッハの一連の録音と通じるものがあるのには驚嘆する。響きが厚く深く、静逸で落ち着いているのである。決して派手ではないカラヤンのバッハの真髄が既に聞けるのは驚異である。同時期のブル8の第四楽章のステレオ録音を聞く限りカラヤンは曲による表現法の区別を既に身に着けている。カラヤンの評論家の批評には、若さが溢れる軽快な演奏とか、録音時期を先に知ってから決まり文句の批評が多い。1944年のブル8の第四楽章のステレオを事前情報なしに聞くと、カラヤンの60代の演奏と言われても納得する老成ぶりである。ここがカラヤンが他の指揮者と一段レベルが違う点であり、曲により若さを前面に出したり、老成や円熟さを感じさせる演奏を、40歳前後から行っていたのである。ちなみにブル8第四楽章の1944年の演奏時間は26分45秒。1975年のDG録音は24分07秒と遥かに速くなっているが、円熟を考えると普通なら逆であろう。このフーガの技法も、演奏は落ち着いて静逸さを感じる名演と思う。勿論バッハの作曲が優れているのだが、36歳のカラヤンがフルベン全盛期に行った録音としても、カラヤンの心境はいかばかりであったろうか。正攻法で正面からバッハに接した演奏として、ぜひ一聴されることをお勧めします。

karayanus さん | UNITED KINGDOM | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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