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【中古:盤質A】 ミサ曲ロ短調 ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管弦楽団、バッハ財団合唱団(2CD)

バッハ(1685-1750)

中古情報

新品ジャケット
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:
A
特記事項
:
スリップケース付,2枚組み,ブックレット付き,DIGIPAK
コメント
:
直輸入盤帯・国内ライナー付
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基本情報

ジャンル
カタログNo
B384CD
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

バッハ:ロ短調ミサ(2CD)

バッハ晩年の最高傑作『ロ短調ミサ曲』。1733年の初稿を含め、およそ20年の構想を経て、死の前年に完成されたこの作品は、19世紀初頭、チューリヒの音楽出版者ハンス・ゲオルク・ネーゲリが「すべての時代、すべての国民を通じてもっとも偉大な音楽芸術作品」と呼ぶほどに高く評価されており、現代に至ってもそれは全く変わることなく、数多くの演奏家たちによって演奏され続けています。
 ここで『ロ短調ミサ曲』を演奏している「J.S.バッハ財団合唱団、管弦楽団」は、スイスのザンクト=ガレン・バッハ財団が2006年に創設した少数精鋭のアンサンブル。J.S.バッハの全声楽作品を演奏・録音し、内外に知らしめるという目的のもと活動を行っています。バッハの研究者でもあるルドルフ・ルッツが芸術監督、指揮を務め、創設以来、月1回のカンタータ上演に取り組んでいます。
 このアルバムのブックレットには、バーゼル・スコラ・カントールム研究部門のメンバーで、バッハ研究者として知られるアンゼルム・ハルティンガーの作品についての考察と、ハルティンガーとルッツとの対話を収録。これらの全文を、日本におけるバッハ研究の第一人者である礒山 雅氏の邦訳でお届けいたします。
「ゆるぎない一体性に貫かれた演奏だ。演奏と研究を統合したプロジェクトを実践しているこの団体の『ロ短調ミサ曲』には入念に学習された作品把握があり、それがすべての音楽家たちに共有されている。引き締まった古楽演奏であると同時に、テキストに力を与えつつ作品の深奥に分け入る、信頼性の高い演奏である。」〜礒山 雅〜(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232


 ジュリア・ドイル(ソプラノ)
 アレックス・ポッター(カウンターテナー)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール)
 クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
 J.S.バッハ財団合唱団
 J.S.バッハ財団管弦楽団
 ルドルフ・ルッツ(指揮者、芸術監督)

 録音時期:2016年
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-キリエ
  • 02. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-キリエ
  • 03. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-キリエ
  • 04. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 05. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 06. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 07. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 08. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 09. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 10. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 11. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア
  • 12. ロ短調ミサ曲BWV232 1 ミサ-グローリア

ディスク   2

  • 01. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 02. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 03. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 04. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 05. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 06. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 07. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 08. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 09. ロ短調ミサ曲BWV232 2 ニカイア信条-クレード
  • 10. ロ短調ミサ曲BWV232 3 サンクトゥス
  • 11. ロ短調ミサ曲BWV232 3 サンクトゥス
  • 12. ロ短調ミサ曲BWV232 4 オザンナ,ベネディクトゥス,アニュス・デイ,ドーナ・ノービス・パーチェム
  • 13. ロ短調ミサ曲BWV232 4 オザンナ,ベネディクトゥス,アニュス・デイ,ドーナ・ノービス・パーチェム
  • 14. ロ短調ミサ曲BWV232 4 オザンナ,ベネディクトゥス,アニュス・デイ,ドーナ・ノービス・パーチェム
  • 15. ロ短調ミサ曲BWV232 4 オザンナ,ベネディクトゥス,アニュス・デイ,ドーナ・ノービス・パーチェム
  • 16. ロ短調ミサ曲BWV232 4 オザンナ,ベネディクトゥス,アニュス・デイ,ドーナ・ノービス・パーチェム

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一言で言って、非常に精度が高く、にもかか...

投稿日:2018/04/03 (火)

一言で言って、非常に精度が高く、にもかかわらず現代的な躍動感にも溢れたロ短調ミサです。昨今、若手(といってもR.Lutzは60過ぎ)の優秀な指揮者によるロ短調ミサが立て続けにリリースされていますが、この演奏はその中でも、演奏の質から言えば疑いなくトップクラス、どんな細部をとっても曖昧な部分がなく、Bachの音楽として考え抜かれた回答が与えられており、OVPPでない様式のロ短調ミサ演奏としては、ひょっとしてBrugghenの晩年盤や、Savall盤をも超える完成度を有しているかも知れません。特に凄いのは、実は多くの演奏で躓きの石になってしまう、第2部Credoが、全体から細部に至るまで、構造的に完璧に分析された上で演奏実践されていることで、この部分だけとってみれば、もはや伝説的なLeonnhardt盤に次ぐかも知れません(言い過ぎ?)。自分はR.Lutzの録音を聴くのはこれが2,3回目なので、CD解説以上の情報は知らないのですが、経歴をみると、ながくBach研究家、オルガン・チェンバロの即興演奏の専門家として教育・演奏に地道に携ってこられたようで、その経歴がこのロ短調ミサの分析・演奏実践に、他の多くの指揮者にはない、強固で説得力のある根拠を与えているのが理解できます。演奏者も、独唱者、合唱、管弦楽すべて、決して誰でも知っているような著明演奏家ではないにもかかわらず、その演奏のどこをとっても上質で破綻の無いものであり、こちらも現代のバロック演奏団体として疑いなく現代のトップクラスです。…と書いてきて、客観的には最高評価をつけるべきなのでしょうが、これだけ質の高い演奏でも、不満が無い訳でないのが、この難曲の難曲たる所以でしょうか。正直なところ、最初に聴いた時はかなり鮮やかでインパクトの強い印象だったのですが、いくどか聞き返すうち、どうも、ここかしこに「何かが違う」感を覚えます。それが何なのか、実は当初よく解らなかったのですが、CD解説のR.Lutzのインタビューを読んで、朧げながら見えてくるものがあります。R.Lutzはこの難曲の演奏実践にあたり、当然のことながら、自己の深い音楽史上の知識と長いBach演奏家としての経験から来る、Bach音楽に対する確かな直感で、錯綜とした音楽諸要素の構築に回答を与えており、それはそれだけで大変に見事な成果です。ただ、そういった学識と経験から来る作業を経た上で、最終的な演奏実践の形を決めるに当たって、R.Lutzが拠り所としているものは、自分が考えるにこの大曲が現代の演奏場で鳴り響く時に、いかに効果的に現代的に、演奏者にも聴衆にも聴かれるか、という一点に収束しているようです。従って、紛う事無き歴史的演奏なのですが、最後の最後で優先されるものが、KuijkenやLeonhardtがあくまで拘ったような「それがその当時いかに響いたか」ではなく、「現代の聴衆にいかに訴えかけるか」であるために、時にやや物量的、外面的な演奏に聴こえ、それが幾度も聴いてくると、こちらを疲れさせる原因になっているのではないでしょうか。ともあれ、大編成、大合唱団を使用したロ短調ミサの中で、最上級の演奏であるのは間違いないところで、演奏形態としてあくまでその形態を好まれるBachファンには、疑いなく一番にお薦めできる演奏の一つではないでしょうか。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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