ハンス・エーリヒ・ノサク

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短篇集 死神とのインタヴュー 岩波文庫

ハンス・エーリヒ・ノサク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003244814
ISBN 10 : 4003244818
フォーマット
出版社
発行年月
1987年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
388p

内容詳細

廃墟と化した戦後の町で、現代の死神が作家の“私”に語ったのは…。ユニークな設定の表題作以下、第2次大戦下の言語に絶する体験を、作者は寓話・神話・SF・ドキュメントなど様々な文学的手法をかり、11篇の物語群としてここに作品化した。戦後西ドイツに興った新しい文学の旗手ノサックの出世作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    戦争は人間の倫理や道徳を剥ぎ取り、本来の自己のみの生存本能がむき出しにする。それをまざまざと見せつけられた人間は人間自身に絶望する。希望も結局は絶望を深める道具に成り下がる。そこには底無しの虚無感と諦めがある。皮肉なことにも宗教の力でさえ実現できない人々の平等を知らしめるのも戦争だという虚しいのに重い事実をSF、ギリシャ神話などに仮託して抉り出しています。生きていてもその事実をじわじわと真綿で絞め殺すように知るのに戦争や災害で目の前にいきなり、その事実を突き付けられることも酷いと思わずにはいられません。

  • おんたま さん

    極限状態における、リアリズム文学とは何か。

  • ふくろう/owlman さん

    ゼーバルトは『空襲と文学』で、ハンブルグの空襲を正面から取り上げた数少ない作品として「滅亡」を挙げている。ゼーバルトが指摘した「集団的記憶喪失」について、ノサックはこう述べる。「この報告を済ませておかないとわたしの口は永遠に閉ざされたままになると感じられる。…当時起こったことを現実のものとして理解し記憶に組み入れることは、通常の理性には絶対不可能となるであろうから、その体験が悪夢のようになってだんだんにぼやけてしまうのではないかとおそれる」事実、多くの記憶はノサックがおそれたとおりになったのだった。

  • おんたま さん

    すごい昔に『滅亡』だけ読んだものをすべて読んだ。『滅亡』はゼーバルトいわく「ドイツにおいて数少ない、空襲体験を言語化するのに成功した作品」らしい。暗おもしろい。他の作品もかなり面白い。神話的イメージやSFなどの技法を用いて、絶望的状況を描き出す。

  • うえ さん

    「何度も、自分で納得するために、自分に向かって言ったものだ。いいさ、本なしでもやって行けるはずだ。ひょっとしたらわれわれは本にたよりすぎていたんだ。なにが本当にわれわれのものであるか、どれだけがわれわれの知識の現在高なのか、こうなってみてはじめてわかるというものだ。結局のところ人々は、まだ読書経験のない若い人たちの手にまた書物をあたえたがっている。それも若い人たちに気晴らしをさせるためではなく…いやらしい人物にもならずに切り抜けた人間もちゃんといたのだということを教えようとするためなのだ」

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