THE LONELY CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか

ノリーナ・ハーツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478108635
ISBN 10 : 4478108633
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
380p;19

内容詳細

孤独の世紀は私たちに経済的にも、社会的にも、技術的にもユニークなチャレンジを課している。テクノロジーによって誰かとつながることがこれまでになく簡単になったのに、無数の人たちが一人ぼっちだと感じている。そんな矛盾に満ちた時代だが、希望の時代でもある。私たちは今、これまでと明らかに異なる未来をつくるチャンスを前にしているのだ。

目次 : 第1章 孤独の世紀/ 第2章 孤独は命を奪う/ 第3章 孤独なマウス/ 第4章 都会で一人ぼっち/ 第5章 コンタクトレスの時代/ 第6章 私たちのスクリーン、私たちの自己/ 第7章 職場で一人ぼっち/ 第8章 デジタルの鞭/ 第9章 セックス、愛、そしてロボット/ 第10章 孤独ビジネス/ 第11章 私たちを引き裂く世界で、力を合わせるために

【著者紹介】
ノリーナ・ハーツ : ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン名誉教授。戦略、経済的リスク、地政学的リスク、人工知能(AI)、デジタルトランスフォーメーション、ミレニアル世代とポストミレニアル世代について、多くのビジネスパーソンや政治家に助言している。「世界で最もインスピレーションを与える女性の一人」(ヴォーグ誌)、「世界のリーディングシンカーの一人」(英オブザーバー紙)と評価され、世界のトレンドを見事に予測してきた。19歳で大学を卒業し、ケンブリッジ大学で博士号を、ペンシルベニア大学ウォートンスクールでMBAを取得。ケンブリッジ大学国際ビジネス・経営センターの副所長を10年務め、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くさてる さん

    現代を「孤独の世紀」とし、その孤独の形について様々な側面から解説し、その解消に向かう道筋を述べたもの。孤独の問題点など、言ってることは分かるけれど、それが人々の望んできた生活の集大成でもあるよなあという気分になってしまいました。日本の例もいくつか出ていますが、孤独を避けるために刑務所に入ろうと万引きをする人、というのはあまり一般的な例とは言えないような気もします。多様なコミュニティーの重要さ、資本主義をケアと思いやりに結び付ける、という終章の部分は読み応えありました。

  • Olive さん

    人は孤独になったのか。否、もともと人は孤独なのだ。 孤独は資本主義の下、グローバル化、テクノロジーの進歩、格差の拡大など様々な形で、そしてコロナ禍の今さらに加速化する。 目に見えない孤独は、私達の間の格差を浮き彫りにしその隙に不寛容な政治が入り込む。 解りやすい言葉で「今」を教えてくれる。何が必要か。どうすれば良いのかを指南するが、絵にかいた餅のような印象を持ってしまう。利益になる仕事をしている人の目線から、利益を生みだす人たちの労働をみているからか。

  • スプリント さん

    ネットの普及で疑似インタラクティブな経験をできる機会が増えるから孤独を感じにくい社会になっている。ただ改めて考えるとリアルなつながりはどんどん希薄になっている。

  • 色々甚平 さん

    「孤独」は昨今の小説の題材として特に多く使われている気がして手にとった。色んな物語の水面下に、この本で取り上げられている孤独を作り出す人の思惑がびっしり流れているのだと思うとしばらくは変わることはないのだろう。多くの国の人々が望んだ潮流なのだから当然だろう。他国との意外な共通点は、外で適当に散歩しているのが「うろうろしている」という扱いにされることだ。日本も孤独の事例として取り上げられている。たくさんの若者の自殺も、この本の問題と共通しているのなら何か救いと、知らん顔をしている人を変える衝動が必要だろう。

  • 駒場 さん

    新自由主義による公的サービスやコミュニティの破壊、デジタル化による疎外、そしてお次はコロナウイルス!われわれの時代は孤独の時代である。多くの研究・調査を引きながら、孤独の正体とその影響、そして解決策に迫る。ロボットによるケア、SNSによるコミュニティづくりも一手とはいえ、やはり対面のコミュニティが必要なのではないかという提言。めんどくせ〜という反応をする人間の方が特にZ世代は多いのじゃないかと思うが、実際「孤独」の長期的な影響は軽視されているのかも知れない

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