チャーム・スクール 下 文春文庫

ネルソン・デミル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167309565
ISBN 10 : 4167309564
フォーマット
出版社
発行年月
1996年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
485p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    下巻に入って、ますます緊迫の度合いを増しスピードも大幅に上昇する。陳腐な表現だが、まさに手に汗握る展開である。次から次へと息もつかせない。結末は予想がつくといえばそうだが、当たったのは半分だけ。後の半分は思いもかけない幕引きであった。その意味では謀略ミステリーとしても読者を翻弄する。ソ連(とりわけKGB)を描いているようで居ながら、究極はアメリカの真の姿を炙り出すのである。終盤はややランボー(詩人ではなくて映画の方)めいてはいるが、まずは許容範囲か。映画化されたのかどうかは知らないが、極めて映像的な手法。

  • みも さん

    下巻に入り、いよいよ「チャーム・スクール」なるものの全貌が明かされる。僕の想像を遥かに超える精妙なシステム。取りも直さず考案したのは著者自身であろうが、その圧倒的な独創性とリアリティには驚嘆するばかり。現代の北朝鮮にもなぞらえる事が出来そうな、かつてのソ連という国家の深遠な闇と冷酷な管理体制を描きつつ、その実、著者が示したのは「西側の腐敗」であり「権利と責任を持つ自由な人間」ではなかろうか。ペンタゴン・CIA・国務省の覇権争いや確執が巨大な波濤となり、結末にもたらされるその大義に悖る殲滅作戦は残酷過ぎる。

  • Tetchy さん

    上巻で抱いた不安に対してデミルは全く私の想像を超えた設定を持ち込む。これには全く以って脱帽。デミルは登場人物一人一人に哲学をしっかりと設定する。そして彼らがその己の規範に従い、時には呪縛を感じながらも行動する。一人一人が脈打つ実在の人間のようだ。この小説は単なるエスピオナージュ、スパイ小説ではない。人生讃歌である。誰一人として単なる主人公の引き立て役の駒で終わっていない。そういっても過言ではないだろう。特に最後の結び方に人生を生きることの難しさとデミルのアイロニーを感じた。

  • 泰月 さん

    フィクションなのにリアル。拉致問題って、こういうことか。

  • tai65 さん

    星5つ

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人物・団体紹介

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ネルソン・デミル

1943年ニューヨーク生まれ。1985年ヴェトナム戦争をテーマにした軍事法廷小説『誓約』で注目を浴びる。その後『ゴールドコースト』『将軍の娘』など話題作を連発、いまやアメリカを代表する国民的作家である

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